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行列のできるカレーうどん [ノンジャンル]

こんばんは、gonanaです。
私は幼い頃、水泳教室に通っていました。途中で東京都大田区から同じ都内の清瀬市に引っ越したので、それぞれの家から数駅行ったところにある2箇所のスイミングスクールに通ったのですが、母親に言わせれば私はスイミングに行くのが好きではなかったらしく、結局幼稚園に行っている間に辞めてしまいました。そのせいもあり、小学校に入ってからもほとんど泳げなかったですが・・・
そういうわけで、水泳教室自体にはこれといった思い出はありませんが、なぜかスイミングに行った際に時々食べていた食べ物の記憶は鮮明に覚えています。
それは、大田区に住んでいた頃に大井町駅からバスで少し行ったところにあったスイミングスクールに通っていた時に時折食べていたカレーうどんです。スクールの建物の中にある食堂だったのか近くの店のものだったかは記憶があいまいですが、とにかく私はそこで食べたカレーうどんにかなりハマっていたようです。
これがきっかけになったのかどうか、私は普通のうどん以上にカレーうどんが大好きになり、それは今も変わりません。
といっても、あちこちのカレーうどんを食べ歩いて・・・というほどでもないですが、そんな中でも北陸のとあるお店のカレーうどんは、今でも年に数回は無性に食べたくなるお気に入りの一品です。
そのカレーうどんがいただけるお店は、富山県高岡市にある「吉宗」というお店です。
(このお店には公式HPはないようですが、お店とカレーうどんのレポート記事を見つけましたので、URLを記しておきます)
https://arnon.jp/yoshimune
実は私がこのお店を知ったのはカレーうどんがきっかけというわけではなく、お店のご主人がかつての私のブログの読者の一人でいてくださったことでした。
このご主人は私と同じ鉄道好きで、以前時折月曜日の定休日を利用して、日曜日の閉店後に夜行急行「能登」や高速バスで高岡を出発して関東まで弾丸スケジュールでブルートレインや貨物列車などの撮影に来ることがあり、私も他のブログ仲間の方ともども何度か一緒に撮影を楽しみました。
そんな折、彼から高岡でカレーうどんが名物のお店をやっているので、ぜひ一度食べに来てほしいと誘われました。
先ほども書いたとおり子供のころからのカレーうどん好きなので、そのお誘いに甘えて2007年の3月に初の北陸絵の乗り鉄旅を兼ねて行ってみることにしました。
金沢駅から当時のJR北陸本線の475系の普通列車で高岡駅に向かい、高岡駅前から「万葉線」という路面電車に乗り約10分の市民病院前停留所で下車、3分ほど歩いたところ(高岡市民病院の前)にお店があります。
お店の外観はよくある和食屋さんという感じです。引き戸を開けてお店に入ると、テーブル席と畳敷きの小上がりからなる店内はまだ12時少し前にもかかわらず満員で空席待ちのお客さんもいました。もちろん少しの間空席待ちに加わり、やっと席にありつきました。
席について間もなく、調理で忙しい合間を縫ってご主人自ら注文を取りに来てくださいました。お互いに再会を喜びつつ、もちろん私はカレーうどんを注文します。
5~6分くらいたって運ばれてきたカレーうどんは丼一杯に盛られたカレースープとうどん、それにたっぷりの具という見るからにボリュームがあり、食欲を刺激するスパイスの香りを漂わせていました。
早速待ちに待ったカレーうどんをいただきます。カレースープは家庭で食べるカレーうどんのそれよりも濃厚で少し辛口の味付け、うどんもしっかりした歯ごたえがあり、さらに鶏肉やネギなどの具もたっぷりで、大満足の逸品です。
さらに、具や麺を食べ終わった後、単品メニューの白いご飯を丼の中に入れて鍋料理の「締め」のように楽しむこともできます。
運ばれてきたときには食べきれるかどうか不安なほどのボリュームに感じましたが、食べ始めてみるとあまりのおいしさのためか、しっかりと完食してしまいました。おかげでお腹も満足、心も大いに満たされた至福の一杯でした。
この時は知りませんでしたが、この「吉宗」のカレーうどんは、かつて映画監督の篠田正浩氏や作家の五木寛之氏が絶賛したことがきっかけとなり、地元はもちろん北陸地方、さらにはそれ以外の地域からもファンが訪れるというお店を象徴する超人気メニューとなりました。それを裏付けるように、お店にはカレーうどん以外にも他の種類のうどんや定食類などのメニューもあるのですが、ご主人によればほぼ9割5分ほどのお客さんがカレーうどんを注文し、一日ほぼ満席の状態で営業して一人もカレーうどん以外を注文しない日もあるそうです。
そんな状況も、あのうまいカレーうどんを一度食べれば納得といったところでしょう。
すっかり「吉宗」のカレーうどんにハマった私は、その後何度もカレーうどんを味わいに(もちろん鉄道ファンとしては北陸本線や城端線、氷見線、万葉線なども忘れてはいませんでしたが)高岡を訪れました。いつ行ってもお店は行列のできる賑わいぶりでした。そんな状況なのでお店に行ってもご主人となかなかゆっくり話す時間はありませんでしたが、それでも短い時間とはいえ仕事の手を休めて再訪を喜んでくれるのがうれしく、また食べに来たいという思いがさらに強くなったのを思い出します。
今のところ最後にあのカレーうどんを食べてから5年ほどになり、すっかりご無沙汰しているお店にも久しぶりに行きたくなってきました。北陸新幹線も未乗車ですし、今年こそぜひ「吉宗」のカレーうどんをまた食べたいと思っています。
そして、もし時間が取れるなら、ご主人と久しぶりに鉄道談議に花を咲かせたいとも思います。
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