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忘れられない夢の話 [いろんな思い出]

こんばんは、gonanaです。
皆さんには、かつて見た夢で今でも忘れられないものはありますか?
私はそれほど夢を覚えているほうではありませんが、それでもいくつかは今でも覚えている夢があります。今回はその中から、今でも思い出すと冷や汗ものの夢をご紹介します。
これは大学1年生の秋頃に見た夢の話です。
とある大学の社会福祉関連の学部に通っていた当時の私は、おぼろげながら教師になるという将来の目標が見え始め、教職課程に進むことを考えていた時期でした。
そんなある夜、夢の中の私は母校と思われる小学校での教育実習に臨んでいました。
実習で教える教科は社会科で、これは実際に私のいた学部で教職課程の規定の単位を取得すると、小中学校の社会科の教員採用試験の受験資格が得られることからきているのでしょう。
夢の中の私は、担当になったクラスの30~40人くらいの生徒(何年生だったかは忘れましたが)を前に授業の実習をしています。生徒たちの背後には、指導に当たってくれているこのクラスの担任の先生が立っていて、私の授業の進行を見守っています。
何についての授業をしていたのかは覚えていませんが、45分間の授業の中盤あたりまでは非常に緊張しながらも概ね順調に授業を進めていました。監督役の担任の先生も「よし、この調子で」といった表情でこちらを見つめています。
・・・と、生徒たちに向かって話していた私の頭の中が、何の前触れもなく突然真っ白になり、言葉が出なくなってしまいました。
何が自分に起こったのかわからないまま、なんとかこのピンチを乗り切ろうと黒板に向かって板書しようとするのですが、次に書くべきことが何なのか全く思い出せません。
そのうちに私の異変に気づいた生徒たちから「○○(私の苗字)先生、どうしたの?」「○○先生、大丈夫?」などの質問が飛んできました。担任の先生も「○○どうした?、大丈夫か?」と声をかけてきます。それに対して私は、「ごめんなさい」と答えるのがやっとで、もうどうしたらいいのか分からなくなっています。
さらにそのうち生徒たちは騒ぎ始め、もはや収拾のつかないカオスな状態に陥っていきます。担任の先生も完全に頭を抱えてしまい、騒ぎを聞きつけた他のクラスの先生も教室にやってきます。
そして、もはや完全に自分で自分をコントロールできないほどのパニック状態に陥ってしまった私は、何やら意味不明な絶叫をあげ…

・・・と、そこで目が覚めました。体は汗びっしょりで、下着はもちろんパジャマ代わりに着ていたスウェットも濡れていました。
本当に、夢であってよかったとホッとした瞬間でした。
こんな夢を見たから、だけではありませんが、その後自分が教師になるということについてかなり不安を感じるようになり、結局教職課程に進むのは諦めることに決めました。
今にして思えば、あの夢は「教師になるということを甘い考えで進路として選ぶものではない。自分にとって教職が本当に目指すべき道なのかよく考え直せ」という忠告のようなものだったのかもしれません。
今でも、人に何かを教えることにはあまり自信はありませんし、最近の校の教師の勤務の過酷さを思うと、自分が教師にならなかったのは間違った選択ではなかったようにも思えます。
ただ、たまに自分が教師になったらどんなクラスにしたいか、どんな事を生徒たちに教えていきたいかなどといった自分なりの理想の教師像を頭の中で思い描くのは、それはそれで楽しいのもまた事実なのです。

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