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ブロガー仲間さんと和歌山市内ミニ鉄ちゃんツアー [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
私がかつて別の場所でやっていたブログの読者の方が、富山県高岡市のカレーうどんで有名なお店のご主人だという話を以前させていただきましたが(その時の記事はhttps://gonana57.blog.so-net.ne.jp/2019-05-11)、今回もそのかつてのブログの別の読者の方との思い出話です。

そのブログ仲間の方はMさんといい、当時和歌山市内に住んでおられました。
当時の私のブログの内容はほぼ9割は鉄道関連のネタだったので(今も大して変わりありませんが)、読者の方も鉄道好きな人たちが中心だった中、Mさんは特に鉄道には関心のない釣り好きのオッチャンで、Mさんからいただくコメントも記事の内容についてのかなり素朴な質問をぶつけてくださったりして、釣りのレポートやご家族のことなどが中心のMさんの記事も含め、なかなか楽しませてくださる方でした。
そのMさんが、「もし和歌山に来ることがあれば市内だけやけど案内してあげるから声をかけて」と言ってくださっていたので、そのお言葉に甘えさせていただき、2008年のGWに関西へ行った時にある日ご一緒させていただくことになりました。
その日は宿泊していた大阪市内のホテルを朝に出てJR阪和線で和歌山へ向かいました。
Mさんのスケジュールの都合でご一緒できるのが夕方の2時間ほどだけということだったので、それまでは私一人で乗り鉄を楽しみました。
まずは和歌山駅から113系の紀勢本線普通列車に乗って御坊駅まで往復し、続いてはあの「たま駅長」でゆうめいな和歌山電銕に乗車しました。
JR和歌山駅に間借りしたような配置の和歌山電銕ホームから乗車し、まずは交通センター前駅で途中下車。ここでは駅前にある和歌山交通公園に保存されている元南海大阪軌道線(現在の阪堺電軌)のモ217号電車を見学しました。
その後再び電車に乗って終点の貴志駅へ。
当時もたま駅長は人気でしたが、この日は連休の谷間の平日だったせいもあるのか観光客はまばらでした。たま駅長もお昼寝タイムなのかケージの中でおとなしくしていましたが、それでも地元の子らしい子供が何人かケージの周りに集まって駅長に声をかけたりしていました。
たま駅長との対面を終えて再び和歌山駅に戻り、いよいよMさんとのミニ鉄ちゃんツアーに出発です。
Mさんのワンボックスカーに乗せていただいてまず向かったのは、2002年に南海和歌山港線和歌山港―水軒間廃止に伴って廃駅となった水軒駅の跡でした。
ここは廃止区間がまだ営業していた時代に2回ほど来たことがありましたが、駅は駅舎もない1線1ホームだけの無人駅で、港に近いからか人家もあまりなく、何だか最果てのローカル線の終端駅のような雰囲気が漂っていたのを思い出します。
Mさんに案内していただいた時にはもうすでに廃止から6年ほど経過していましたが、道路の端から柵越しに眺めると生い茂った雑草に邪魔されてホームなどの遺構はあまりよく見えませんでしたが、それでもホームらしきものがまだ残っていたのは何とか確認できました。
Mさんによれば、当時廃止区間の線路や水軒駅などの撤去費用がかさむというので、まだそれらが撤去されずに残っているのだと教えてくださいました。(現在は廃線跡や水軒駅の跡がどうなっているのかは不明ですが・・・)
つい6年前まで一日わずか2往復のみとはいえ電車が発着していた駅の廃止後の寂しい姿に胸が痛くなりましたが、鉄道好きの私のためにわざわざ案内してくださったMさんには今も感謝です。
水軒駅跡をあとにして再びMさんの車に乗り、次に向かったのが和歌山城のすぐ近くにある岡公園という公園でした。
ここには、国鉄のSL C57 119号機と、昭和46年まで国鉄和歌山駅や南海和歌山市駅と、観光地の和歌浦や国鉄海南駅前を結んでいた路面電車である南海和歌山市内線の電車321号が保存されています。
現在の保存状況はわかりませんが、当時C57はかつて紀勢本線で運転されていた準急「くまの」のヘッドマークを掲げた状態で置かれていて、特に柵などもありませんでしたが比較的良い状態で保存されていました。
一方の和歌山市内線321号は、フェンスに囲まれて保存されていて、写真撮影には苦労しました。見たところ車体に破損などは見当たらないものの、塗装もやや色あせが目立ち、少々哀れな姿でした。でも、本やビデオでしか見たことのない和歌山の路面電車の車両を見ることができたのは大きな収穫でした。
SLも和歌山市内線もMさんの子供の頃の記憶には残っているそうで、少しですが思い出話も聞かせてくれました。
ここも、ただ列車に乗っているだけではなかなか訪れる機会のない場所だけに、Mさんにはよい物を見せていただいたと今も思います。
岡公園から再び和歌山駅に戻り、Mさんとのミニ鉄ちゃんツアーも終了しました。Mさんとお会いしたのはこの時が最初で最後になってしまいましたが、車の中でいろいろお話させていただいた時のMさんの和歌山弁(多分)と、優しい釣り好きのオッチャンという感じの風貌は、今でも心の中に残っています。
Mさんが今どうしているのかはわかりませんが、今も和歌山や周辺の海で釣りを楽しんでおられるのでしょうか。もし機会があるのならまたいろいろな話を聞かせていただきたいものです。

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