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これは今どき珍しい [鉄道ニュース]

こんばんは、gonanaです。
2011年の東日本大震災と原発事故のため、現在も富岡ー浪江間が不通になっているJR常磐線ですが、2019年度中にはこの区間も運転再開する見込みとなっているようです。
そして、この常磐線全線運転再開に合わせて、東京都区内(上野または品川)と仙台を常磐線経由で結ぶ特急列車が復活するという発表がありました。
詳しくは下記のリンクからどうぞ。

常磐線特急、東京都区内~仙台間で再開へ 全線再開にあわせE657系で直通運転 JR東日本 | 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/87604

これって、臨時列車とか全通記念のイベント列車とかではなく定期列車での復活ということですよね。
そうだとすると、すっかり「長距離特急」と呼べるだけの距離を走る在来線特急が少なくなった中で、今どき珍しい事例になるかもしれませんね。
記事中にもある通り、震災前は「スーパーひたち」に上野ー仙台間直通列車(他に下りのみいわき駅か原ノ町始発の仙台行き列車もあり)が運転されていましたが、2011年(何月だったかは覚えていませんが)に予定されていたダイヤ改正で常磐線特急の運転系統はいわきで分割され、いわき以南はE657系、以北はE653系による運転に変更される予定になっていました。それが震災と原発事故によるいわき以北の区間の長期普通でこの系統分割は幻となりました。
そして今回、常磐線全通に伴い、消滅するはずだった都区内ー仙台間特急が復活することになろうとは、大いなる運命のいたずらといってもよいかもしれません。
一度は消える運命にあった都区内ー仙台間直通特急が復活する背景には、おそらくいわき以北の被災地と東京が直通列車で結ばれていることで、少しでも復興の後押しになればという思いもあるのかもしれませんね。
鉄道ファン的な目で見ると、この都区内ー仙台間特急の愛称がどうなるのか気になります。いわき始発・終着の列車と同じ「ひたち」のまま運転区間のみ延長という形になることも考えられますが、やはり被災地の復興の後押しにもなる列車だけに、それにふさわしい別の列車名が命名されることも考えられます。
私は震災前の仙台直通「スーパーひたち」に乗車する機会はありませんでした。かつての上野発の東北特急の面影の感じられる上野ー仙台間特急に乗る機会を逸して残念に思っていましたが、思わぬ形で再び乗車のチャンスができたのは、「乗り鉄」的にはうれしい話題です。
視覚障碍者となった今では被災地の状況を目に焼き付けるということはできませんが、せめてこの都区内ー仙台間特急には乗ってみたいと思っています。


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