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こんなところにも原点が? [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:子供のころ、何度も読み返した絵本のタイトル教えて

母親が言うには、私は幼い頃昔話などの絵本にはあまり興味がなかったらしく、読むのは乗り物が出てくるものばかりだったようです。
もちろんその中でも圧倒的に多かったのが鉄道ものの絵本でした。
何冊くらいの鉄道ものの絵本を持っていたかはもう記憶にありませんが、その中でも一番好きだったのは、タイトルは忘れてしまいましたがブルトレ「さくら」の東京から長崎までの行程を同乗ルポ風に綴ったものでした。
確かお母さんと一緒に「さくら」に乗った女の子が長崎のおじいちゃんおばあちゃんに会いに行くというようなストーリーだった覚えがありますが、発車前の東京駅12・13番線ホームの様子から始まり、寝台セット前のB寝台車の車内、食堂車での夕食・朝食風景、寝台のセット作業、深夜の上り「さくら」とのすれ違い、下関・門司での機関車交代作業など、ブルートレインの旅のポイントになる出来事がしっかりと描かれていて、自分も「さくら」に乗っている気分になって楽しむことができました。そして、当時(1975~77年頃?)「さくら」を牽引していたEF65P・EF81-300番台・ED73が14系を引く姿にもかなりハマったのをいまでも覚えています。
今でも私がブルートレイン好きでいることの原点の一つが多分この絵本にあるのかもしれません。

そして、もう一冊挙げるとすれば「けんちゃんでんしゃ」という絵本になるでしょうか。
この絵本の主人公の「けんちゃん」はちんちん電車(当時の東京市電、のちの都電)が大好きで、大きくなったらチンチン電車の運転手になりたいと思いながら成長します。戦争を挟んで、戦後に都電になった憧れのチンチン電車の運転手になったものの、やがて都電は次々に廃止されていき、ケンちゃんの運転する路線(実はそれが今も健在の荒川線なんですが)にも及びそうになります。しかし結局ケンちゃんの運転する系統は残ることになり、けんちゃんは今も運転手として頑張っています・・・というストーリーだったと思います。
この絵本も、ケンちゃんと電車との関わりを通して戦前から荒川線存続決定くらいまでの都電の歴史の大きな流れを知ることができ、また表紙や裏表紙をめくったところにはやはり戦前から都電全盛期までに登場した歴代の市電・都電車両のイラストが載っているなど、路面電車好きになった今読んでも十分楽しめる一冊ではないかと思います。

近年は、40年前に出版された「でんしゃがはしる」という絵本が、作者の山本忠敬さんの生誕100年を記念して限定復刊されて話題になりました。山手線を品川駅から外回りで一周する間の、様々な車両との出会いを描いた作品です。私はこの絵本が出版された時にはもうそろそろ絵本を卒業する年齢になっていたこともあり、この絵本を読んだことはありませんが、山手線の103系をはじめ登場する車両たちのほとんどが過去帳入りした今となっては非常に懐かしさを感じる絵本になっているそうです。私ももし目が見えていれば、子供にあげるふりして絶対に買っていたでしょう(笑)
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