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アナログなバイト探し [いろんな思い出]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:バイトはどうやって探す(探した)?

今では、バイトを探すのも応募するのも、ネットでバイト情報のサイトにアクセスしたり、直接バイト希望の会社などのバイト応募フォームに入力してメール送信したりするのが当たり前なんだろうと思いますが、私が大学時代にいくつかバイトをやった30年弱前はまだネットも携帯もなく、当然バイト情報サイトなどというものもありませんでした。
だから、当時のバイト探しは「デイリーan」とか「From A」などの紙のバイト情報誌や新聞折込の求人チラシで探し、希望するものが見つかればそれぞれの会社へ電話を掛けて面接のアポを取る、といういたってアナログなやり方が普通でした。
最新の募集情報がすぐに更新されるネットや携帯の求人サイトと違って、紙媒体の宿命というべきか、せっかく「これは」と思うバイトを見つけてもそのバイト先に電話を掛けた時にはタッチの差で募集が終わってしまったりすることもよくありました。
そんな私なので、少し前にネットに出ていたこんなニュースには、時代の流れを感じずにはいられませんでした。

バイト求人の「an」、11月末に終了へ 紙からWebへの転換に苦戦 52年の歴史に幕 (ITmedia NEWS)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1908/01/news141.html

私もバイト探しで雑誌の「an」はよく利用していたので、時代の流れとはいえ少々寂しいニュースでした。
それにしても、一昨年まで紙媒体の「an」が生き残っていたとは正直驚きです。これだけ就業形態を問わず求人も求職もネット経由でするのが当たり前のこの時代にも少ないとはいえ紙媒体のニーズはあったということなんでしょうか。

バイト探しといえば、私はバイト情報誌以外にも東京都新宿区下落合にあった「東京学生会館」という施設を利用したこともあります。
この東京学生会館は、西武新宿線下落合駅のすぐ近くにあり、正面入り口も西武線の線路沿いにあったので、電車の車窓からも建物がよく見えました。
「東京学生会館」は文部省(当時)の外郭団体の運営する施設で、かなりの低額で入居することのできる学生寮があるほか、やはり学生向けのアパートや下宿の紹介などいろいろな事業を行っていたそうですが、建物の1階にアルバイトの紹介を行う部屋もありました。
部屋の中には高校・大学の就職課やハローワークのようにバイト募集の求人票が、壁に張り出されたりテーブルの上に置かれたファイルに綴じられて公開されていて、利用者はそれらの求人票を見て希望に合うバイトを探します。
部屋の一角には公衆電話が数台置かれ、希望のバイト先が見つかった人はその公衆電話から応募や面接のアポ取りをしていました。
私が利用したのは夏休みや春休み前の数回でしたが、部屋の中はいつもバイト探しをする同じ年代の人たちがたくさん来書していて、時には講習電話がなかなか空かず、何分も待たされたり会館の外の公衆電話からアポ取りの電話をすることもありました。
東京学生会館も今はなく、跡地もマンションになったそうで、こんなところにも時代の流れを感じます。

おそらくバイト探しの方法としては、ほとんどの手順をPCやスマホから行う今のやり方の方が便利で簡単なのかもしれませんね。
紙のバイト情報媒体や求人票を使ったバイトの紹介事業が消えるというのも、こういう時代の必然なんでしょうか。
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