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ちょっとうらやましい(?)話 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:電車を寝過ごした思い出

思い出に残るような派手な寝過ごし経験というのがほとんどない私。
6~7年くらい前に、なぜだったかかなりの寝不足が続いていた時期に、新宿駅から御茶ノ水まで行こうと中央・総武線各駅停車に乗ったところ新宿駅を出てすぐに爆睡モードに突入し、御茶ノ水を過ぎて津田沼で折り返し、さらに吉祥寺まで来たところでやっと目を覚ますといったことはありますが、あとは寝落ちしてふと目覚めると今まさに降りるべき駅を発車したところだった・・・というような事が時々あった程度です。

私の経験だけではお題の回答としてあまりにもつまらないので、ちょっと前の「終電を逃した」エピソードの時と同じになってしまいますが、代わりにかつて父親から聞いた乗り過ごし経験の話でも・・・

それは、父が社会人1年目か2年目の夏休みに北海道旅行に出かけた時の話だそうです。
北海道へ出発する日の夜、父は上野駅に早めに着き、駅近くの居酒屋で痛飲し、さらに駅の売店で寝酒を買い込んで青森行急行「十和田」のB寝台に乗り込んだそうです。
乗り込んでしまったら後は寝るだけなので、寝酒を飲んでほどなく爆睡…
誰かに激しく体を揺さぶられて目が覚めると、列車はどこかに停まっていました。
その「どこか」というのが、青森駅近くの車両基地(青森運転所)だったというのです。
起こしてくれた運転所の職員(おそらく車内整備の作業員)に聞くと、青森駅に着いたところで車掌がいくら起こしても起きず、仕方なく父を乗せたまま運転所まで快走することになってしまったようです。
その後父は、たまたますぐに運転所から青森駅への回送列車があったため、それに便乗させてもらって青森駅へ向かったものの、乗り継ぎ予定だった青函連絡船には当然間に合わず、その後の行程も大幅に変えざるを得なくなり、散々な旅になってしまったとか。

ただ、私が小学生の頃、父がこの話をしてくれた時には、「普段入れない所に行けて逆に面白かった」と自慢げに話していたのを今でも覚えています。
車両基地に言った経験のない(当時は車両基地や工場の一般公開イベントもあまり行われていなかった)私にとっては、経緯はどうあれかなりうらやましい経験であるのは間違いありません。
もっとも、そういう父は鉄道にはあまり興味がない飛行機好きなんですけどね(笑)

かつては、例えば湘南方面へ帰ろうと「大垣夜行」に乗って爆睡し、気付いたら名古屋の近くだったとか、熊谷あたりへ帰ろうと急行「能登」に乗ったら爆睡して富山あたりで目を覚ましてびっくり、などといった話が時々あったようですが、夜行列車自体が絶滅危惧な状況ではこんな話も昔語りになりそうですね。
その分、湘南新宿ラインや上野東京ラインに代表されるような長距離の直通運転が増加しているので、今までにないパターンの乗り過ごし経験というのも結構あるんでしょうね。

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