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あらかわ遊園 [いろんな思い出]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:遊園地の思い出

4歳からの西武沿線民の私にとって身近だった遊園地といえば、豊島園に西武園遊園地、それに今はなきユネスコ村といったところですかね。
その中でも、豊島園は夏のプールと合わせて、年に2~3回は行っていた記憶があります。
逆に言うと、かつてはあちこちにあった印象のある他の遊園地は、ほぼ行った記憶がありません。
幼い頃から千代田区内の某大学病院に定期通院していた関係で、地下鉄丸ノ内線の車窓からジェットコースターはじめいくつかのアトラクションが見える幸楽苑遊園地(今は東京ドームシティっていうんでしたっけ?)をよく見ていたので、後楽園遊園地にも一度行きたかったのですが、今に至るまで一度も行けていません。

遊園地が大好きだった私ですが、さすがに高校生になったあたりを境に足は遠のいてしまいました。自分に子供がいないことや遊園地の数自体がかつてと比べだいぶ減ってしまったこともあり、遊園地にも長いこと縁がなくなってしまいました。
そんな私ですが、今から15年ほど前にある事をきっかけに、今まで行った事のない遊園地に足を運ぶことになりました。
その遊園地とは、東京都荒川区にある「あらかわ遊園」です。
この「あらかわ遊園」に、戦後間もない時期に製造されて都電全盛期に様々な路線で活躍し、1978年春の荒川線ワンマン化で一度営業車としては引退したものの、その後事業用車としての使用を経て再びイベント用として2000年まで活躍した6000形6152号が展示されるようになったことを知り、見学に行ってみることにしました。

あらかわ遊園は、都電荒川線の「荒川遊園地前」という電停(遊園地名は「あらかわ遊園」ですが、電停名はこのようになっています)から歩いて3~4分のところにあります。東京都内でも唯一の区営の遊園地ということで入園料金も安く(昨年の段階では大人200円、小中学生と高齢者は100円でした)、これだけでも親しみやすさの感じられる遊園地といえます。
目的の6152号は、入口のすぐ近くに展示されていて、きれいに整備された外観はもちろん、その日は車内の公開もされており、都電好きにとっては楽しい展示になっていました。(遊園地の前の道路の歩道からでも柵越しにではあるものの外観を見学することができました)

さて、目的の都電はじっくり見学できましたが、せっかく久しぶりの遊園地、それもまだ未開拓だった「あらかわ遊園」に来たのだからと、園内を一回りしてみることにしました。
この日は確か日曜日だったと思いますが、園内は家族連れを中心に結構賑わっていました。でも、某大型テーマパークのように一つの乗り物に乗るのに長時間並ばなければならないということもなく、実にのんびりしたのどかな空気が園内全体に流れていました。
園内の乗り物は、「日本一遅い」ともいわれたジェットコースターや観覧車、メリーゴーランドなど、昭和時代の遊園地のような親しみやすさがありました。
乗り物だけでなく、園内には動物とふれあったり、水遊びをしたり、芝生でお弁当を広げたりしてくつろげる広場など、いろいろな楽しい施設がありました。それに、私は回りそびれてしまいましたが、Nゲージ(だったかな?)鉄道模型のジオラマが設置された施設もあったようで、大型テーマパークのような派手さや話題性はないものの、特に家族連れにとってはおそらく一日いても飽きることのない楽しい空間だと感じました。
当時すでに30歳代になっていた私にとっては、さすがに一人で子供たちに混じって乗り物に乗るのは恥ずかしくてできませんでしたが、それでも園内をゆっくり歩いているだけで、子供の頃に豊島園や西武園遊園地に連れて行ってもらった思い出がよみがえり、懐かしい気分に浸ることができました。

その後も懐かしい昭和の遊園地の雰囲気を味わいたくて2~3回あらかわ遊園に足を運びましたが、視覚障害者になってからはご無沙汰になってしまっています。
そんな中、昨年夏頃だったと思いますが、あらかわ遊園が昨年11月末をもって一時休園というニュースを聞き、驚かされました。
1990年代以降、大型テーマパークノ盛況の陰で、昔ながらのスタイルの遊園地はいくつも閉園に追い込まれてしまいましたが、とうとうあらかわ遊園もこうした流れに勝てなかったのかと思いましたが、実際にはリニューアルのための一時休園で、昨年の段階では2020年度後半に再オープンする予定ということが発表され、ひとまずホッとしました。
観覧車やメリーゴーランドなどの施設を更新するなどして、魅力を維持するためのようです。
施設が新しくなり魅力が増すのは喜ばしいことですが、これまでのあらかわ遊園の持つ良い意味での昭和っぽさや親しみやすさ、園内のゆったりした雰囲気は失われることのないように願いたいものです。
そして鉄道ファン、都電好きとしては、リニューアル後も都電6152号を何らかの形で保存・活用してほしいものです。

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