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私鉄カラーのクハ103? [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:子供の頃よく遊んだおもちゃ

このブログでも何度か書いた通り、私は3~4歳くらいから鉄道に興味を持ち始めました。そしてその頃の私の好きなおもちゃといえばほとんどが電車のおもちゃでした。
もちろん、ミニカーや乗って遊べる車のおもちゃなども少しは持っていましたが、数的には電車のおもちゃの法が圧倒的に多かった記憶があります。
一口に電車のおもちゃといってもいろいろなものがありますが、例えば床やカーペットなどの上で転がして遊べるブリキ製の電車のおもちゃは数台持っていました。ブリキ製のボディーに車体の外装、台車、床下や屋根上の機器が描かれているほか、窓から見える乗客の姿も描かれているものでした。車種も私の記憶に残っているだけでもクハ111や80系気動車、営団地下鉄3000系などがありました。
その他、木製のレールの上をやはり木製のSLや貨車などのおもちゃを転がして遊ぶものや、もちろん今でも発売されている「ぷらレール」でもたくさん遊びました。

これらの中でも、比較的多数親に買ってもらったのが、ダイキャストという金属でできた電車(バスも少数ながら持っていました)のおもちゃでした。
このダイキャスト製の電車のおもちゃの多くは、「ダイカスケール」というシリーズのものでした。この「ダイカスケール」は、おもちゃ屋さんだけでなく駅の売店でも売られていて、1両あたりの価格も500円程度と手頃だったからか、頻繁に買ってもらえました。
おもちゃ屋さんではミニカーなどと同様にシリーズの全ラインナップを展示用のケースに入れて展示していたので、「あれも欲しい、これも欲しい」と駄々をこねたのか(?)、結果的には「ダイカスケール」の電車のおもちゃのほとんどのラインナップが揃ってしまったように記憶しています。
この「ダイカスケール」のおもちゃは、当時の国鉄型電車や(ほとんどが関東地方のですが)私鉄電車などのカラーバリエーションが揃っていて、子供心にとても楽しかった思い出があります。
当時の国電カラー5色(ウグイス、スカイブルー、オレンジ、カナリア、エメラルドグリーン)や近郊型電車の塗装(湘南色、スカ色、阪和線色、関西線色)がすべて揃った時はとてもうれしかった記憶があります。
一方、特急型を除くとボディーを多くの種類の車両で共用部品として利用しているため、実車ではありえないボディーと塗装の組み合わせが多くあり、これも模型だけでなくおもちゃでもディティールや塗装の再現が忠実になった今ではなかなか見られない特徴と言えそうです。
具体的に言うと、通勤電車はほとんどがクハ103(低運転台・ヘッドライト1灯の初期型)のボディーにそれぞれの路線や会社のカラーを塗装して表現し、国鉄近郊型・急行型電車もクハ111(通風機がすべてグローブ型の初期車)のボディーを強要部品として使っていました。
このため、例えば実物の世界では現在に至るまで20m4扉車が存在したことのない京急や京成のカラーに塗られたクハ103や、ローズピンクとクリームの国鉄交直流急行型塗装に塗られたクハ111、クリームと赤の国鉄特急型塗装の581系(もちろんクリームと青の正調塗装のものも発売されていました)など、実車ではありえないボディーと塗装の組み合わせがみられました。
実物をよく知っている目からはいろいろ突込みどころも多かったですが、今となってはこれはこれでおもしろく懐かしい思い出です。何よりも、成長するにつれて私が電車好きになっていく中で、大きな役割を果たしたのは確かだと思っています。
この「ダイカスケール」、もう消えてしまったのかと思いきや、今も発売されているようです。私が遊んでいた40数年前にあったラインナップには消えてしまったモデルもあるようですが、一方でその当時はなかった最近の車両もラインナップに加わるなど、時代の変化も感じられます。取り扱いのある店舗は減少傾向にあるようですが、価格も昔より100円程度高いだけの安い価格で売られているので非常に親しみやすい印象です。
ダイキャスト製のおもちゃは、外形の細かい凹凸の表現がシャープにできているので、視覚障害があっても触って車両のディティールや外形を把握して楽しむにはかなり向いているかもしれません。今後機会があれば、久しぶりに「ダイカスケール」を購入して幼いころを思い出してみようかな、などとも思っています。
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