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こんな時だからこその交流の場 [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんにちは、gonanaです。
私はとある視覚障害者団体に所属しています。
この団体は主に視覚障害者の就労や仕事に関する相談事業などを行っているほか、月1回土曜日の午後に会員同士の情報交換などを目的にした月例会を、東京四ツ谷の日本視覚障害者職能開発センターという施設で行っています。
しかしこのご時世、ご多分に漏れずこの月例会も、昨日行われるはずだった今月は中止となったため、それならばと昨日月例会を開く予定だった時間に、「ZOOM」(ズーム)というビデオ会議システムを使った交流会が開かれることになり、私も参加しました。
もともとこの団体では、昨年から地方に住んでいるなどして東京での月例会に参加することが難しい会員のために、ZOOMを使った交流会を行っていましたが、今回はまさにこの開催方法が生かされたというわけです。

昨日のZOOMによる交流会は13:00から始まりましたが、私は都合で30分ほど遅れての参加となりました。
私はZOOM初心者のため、iPhoneにZOOMのアプリはダウンロードしたものの、うまく交流会への参加ができるかどうか不安もありました。でも実際に会話に参加するための操作を行ってみると、案外すんなりと接続することができ一安心でした。

交流会での話題の中心は、やはり時節柄というか、テレワークに関する話題でした。
テレワークは、通勤の負担や危険防止などで視覚障害者にとってもメリットがある半面、会社からテレワーク用に貸与されたパソコンを使用したり会社のネットワークにログインしたりする際に必要になるIDやパスワード等が視覚障害者でも入力しやすいものになっているかや、やるべき業務がパソコンに組み込んだスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)を使って遂行することができるのか、またそもそもテレワーク用のパソコンにスクリーンリーダーを組み込むことを会社側に許可してもらえるのかどうかなどいろいろな問題もあり、交流会でもこのことについて多くの経験談や情報を知ることができました。
私自身は例の騒動に関係なく、視覚障害者になった後の約3年半前に今の会社に入社して以来テレワークをしているため、こうした問題を身近に感じることはあまりありませんでしたが、いろいろな方の発言を聞いていると確かにその通りだと感じることが多く、視覚障害者にとってのテレワークのメリット・デメリットを考える良いきっかけになりました。

ZOOM交流会は、最大時で20数名が参加して16:00まで行われました。
実際に参加してみると、他の参加者の方の発言も非常にクリアに聞こえ、まるで実際に同じ空間で会話をしているかのように感じました。また、団体がそもそもこのような交流会を始めた狙いの通り、関東だけでなく北海道や関西などから参加している方もおり、幅広い地域に住む人々が交流しやすくなるという意味では、今回のようなオンラインでの交流の場というのも、これからもっと注目されていくのかもしれません。
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