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【過去の乗り鉄】震災前の常磐線に乗り、ED75に会いに行く その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
ED75を追いかけた10年前の仙台遠征の振り返り、その4です。

東北本線松島駅でED75牽引貨物2本を撮影した後、719系の1554Mで岩切駅へ。
そして、岩切からは東北本線利府支線に乗車して終点の利府駅へ向かいます。
当時、日中の利府支線は、701系による約40分間隔での岩切―利府間の折り返し運転でした。(朝夕には仙台方面への直通もあり)
本数や運転系統だけ見ればやや閑散としたローカル線をイメージさせますが、乗車した列車は上下とも平日の昼頃としてはそこそこの乗車率でした。
利府行が岩切を発車してしばらくすると、進行方向左手に仙台新幹線車両センターが見えてきます。
電車の窓から見える車両センターの構内には、まだ登場間もなかった頃のE5系の姿もありました。
そして、その付近の留置線には、何ともうとっくに姿を消したと思っていた、国鉄型電車417系の姿が!
この鉄道旅の時点では詳細はわかりませんでしたが、どうやらこの417系、仙台都市圏での活躍を終えて廃車された後も、ほぼそのままの姿でいわゆる「訓練車」として活用されていたようです。
せっかく残しておくなら、何らかの形で復活や保存をしてほしかったですが、昨年あたりについに郡山車両センターに運ばれて姿を消してしまったようです。
鉄道ファン的には興奮ものの車窓を眺めながら、岩切から5分ほどで利府駅に到着。
ホームは1面1線だけの規模ですが、駅や周辺は都市近郊の新興住宅地のような雰囲気で、駅もニュータウンに開業した新駅のような雰囲気でした。

利府から岩切に戻り、ここで本日3本目のED75牽引貨物撮影になる93列車を待ちましたが、通過時刻を過ぎても現れず撮影断念。
次に撮影予定のED75貨物までの間に少々時間があるので、それまでの間にこれも未踏破だった、名取ー仙台空港間の仙台空港アクセス線の踏破に向かうことにしました。
岩切から仙台駅まで出て、仙台からは仙台空港アクセス線専用のE721系500番台に乗車します。
列車自体はこれから向かう仙台空港行ですが、名取―仙台空港間は第三セクターの仙台空港鉄道の路線のため18きっぷが利用できないので、名取までの乗車となります。
しかし・・・、これが思わぬ収穫につながります。

名取で一旦改札を出て仙台空港までの乗車券を購入し(ちなみに当時、名取―仙台空港間7.1㎞の片道運賃は何と400円!でした)、再びホームへ降りて次の仙台空港行を待っていると、まだ次の普通列車には間があるのに上りホーム(仙台空港アクセス線方面と東北線福島方面行が同一ホームに発着)に接近放送が流れました。
自動放送では行先や列車種別の案内はなくただ「列車が通過します」とだけ案内されたので、どんな列車が来るのか判然とせず、とりあえず仙台方へカメラを向けて待っていると・・・
何と先ほど小牛田駅構内で留置されているのを見かけた、「リゾートみのり」中間車の故障修理のための郡山車両センターへの入場回送を、JR東日本仙台車両センターのED75758号機が牽引して通過!
その時私がいたのが橋上駅舎の増したという状況だったので、そうと分かっていればもっといい位置で撮影したかったけれど、定期運用がないため出会っただけでもラッキーな仙台車両センター所属のED75を撮影できて満足でした。

名取駅で思わぬ収穫をゲットした後、いよいよ仙台空港アクセス線の踏破に向かいます。
ここから乗車した仙台空港行1342Mは仙台空港鉄道所属のSAT721系での運転。
同形式はJRのE721系とは共通設計ですが、車体色の違いでかなり印象が違います。
正面から見ると南海1000系や2000系にも似ている気がします。
乗車したSAT721系SAT01編成には、マイカーから電車への乗換えを促すメッセージとともに、側面のいたる所に動物などのイラストのラッピングが施されていました。
名取駅から10分ほどで仙台空港駅に到着。仙台空港の飛行機発着のピークなのかどうかはわかりませんでしたが、空港までの利用客は昼間にしては多かった印象があります。
仙台空港駅の改札付近には、記念撮影用のSAT721系の顔はめ看板が設置されていましたが、隣には何気にSuicaペンギンも鎮座していたのはちょっとほほえましい光景でした。

仙台空港駅からはさらに空港へ行く・・・こともなく、先ほどの1342Mの折返しとなる仙台行1343Mで仙台駅へ戻りました。
1343Mに乗ったあたりまでは、仙台市内やその郊外の空は晴れていたのですが・・・
前日と同じように16・17時台に長町駅を通過するED75牽引貨物の撮影のため仙台から長町へ移動した16時前頃から雲行きが怪しくなり、やがて激しい雷と風雨が仙台の街を襲いました。
しかし、そんな中でも16時台の下りED75貨物2本はほぼ定時でやってきました。
まずは1004号機牽引の名取からの853列車、続いては岩沼からの1016号機牽引の855列車と通過。
ちなみに、ED75牽引貨物列車が長町駅を通過した16時台後半頃、仙台市内中心部ではたった10分間の雨量が24ミリにもなったとか。
そんなとんでもない雷雨も17時を過ぎると収まり始め、3本目のED75貨物の94列車の通過時刻になると再び晴れ間ものぞきました。
しかし94列車は雷雨の影響なのかどうか、通過時刻を過ぎても現れず・・・
結局この日の撮影は、仙台まで乗り入れる阿武隈急行AR8000系の2985Mを撮影して終了しました。

次回、仙台遠征の振り返り、最終回です。
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