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やはりここにも「合併された路線」の悲哀が? [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
西武線沿線に私が住むようになって、もう早いもので40年あまり。
その西武の二大幹線である池袋線と新宿線は私もそれぞれ非常に身近な足になっています。
で、最近そのうちの新宿線についてのこんな記事がネットに出ていました。

西武新宿線が「格差」に悩む歴史的な理由 - 鉄道コム
https://www.tetsudo.com/report/237/

池袋線も新宿線も、どちらも事情をよく知っている者としては、確かに新宿線には、池袋線に対してなかなか越えられない格差があるのではないかということは、小さい頃から感じていました。
まずわかりやすいところで、池袋線では特急「レッドアロー」がほぼ終日にわたって30分または1時間間隔で走っているのに対し、新宿線には1993年の「小江戸」運転開始まで、休日の数本しか特急が運転されていなかったし、新車の投入にしても、どこかで読んだ話では、かつては池袋線が優先され、新宿線にはなかなか新車が入らなかったという話もあるようです。
最近では車両面での格差は小さくなったように感じますが、ダイヤ面ではやはり高架複々線を有効に生かして以前と比べぐっとダイヤが充実してきた池袋線に対し、地下急行線建設によるスピードアップや増発が叶わなくなってしまった新宿線のダイヤは、本川越方面と拝島方面をどちらも重視しなければならないこともあって何だか苦心の跡が感じられるダイヤになっている感じがします。
最近も新型特急車「Laview」投入では完全に池袋線に先を越された感があり、やはり新宿線が池袋線を超える日というのはまだまだ来ないのでしょうか。
それなりに路線数や規模の大きい鉄道会社には、やはり優先的に車両や設備の改良が進む路線と、それらに取り残されがちな路線というのがえてして存在し、そういった路線の中には合併によって大きな会社に編入された路線も多いようです。
西武の新宿線系統の路線も、リンクを張った記事の中でも触れられている歴史を背負った路線でもあり、そう考えると新宿線も「合併によって編入された路線」の悲哀が垣間見られるといっては言いすぎでしょうか。
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