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10年前の広島遠征 その6 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
10年前の広島への鉄道旅の振り返り、第6回です。

天神川駅での撮影を終えて、山陽線白市行1550Mで向かったのは瀬野駅。
瀬野といえば、かつて瀬野ー八本松間の急勾配「セノハチ」用の補機の配置区としてEF59やEF61 200番台が配置され、EF67 1号機も改造当初はここに配置されていた瀬の機関区を思い出しますが、機関区は1984年2月のダイヤ改正で機関車無配置となり、それ以来26年経ったこの旅の時点でも、すでに機関区建屋などの面影は全くと言ってよいほど残っていませんでした。
そんな瀬野駅にやって来たのは、駅の北側の丘陵地にある住宅地へのアクセス手段として造られた「スカイレール」という新交通システムに乗り鉄(?)するためでした。
「スカイレール」は、「ロープ駆動式懸垂型交通システム」という、ロープウェイのようでもありモノレールのようでもある不思議なゴンドラタイプの乗り物です。

スカイレールの始発駅「みどり口」は、瀬野駅とは短い通路ですぐ連絡しているのになぜか駅名は別になっています。
現在の状況はわかりませんが、当時スカイレールには運賃の支払いができるプリペイドカードなどのシステムがなかったので、券売機で終点のみどり中央駅まで150円の紙の切符を購入し、ホームへ上がります。
ここまでは普通の鉄道の駅と変わりませんが、スカイレールの場合は乗車駅で自動改札機に投入した切符はそのまま回収されてしまうので、下車駅では車両から降りたら改札を通らずにそのまま駅の出口から外へ出てしまうことになります。
ホームへ上がると、間もなく次に出発するゴンドラがやってきました。
ホームにはガラス張りのホームドアが設置されていて、安全度は高い反面、ホームからゴンドラを撮影するのはかなり苦労します。
ゴンドラはブルー地に白のラインの入った塗装のものの他、ブルー地に黄色と緑のラインが入ったものも見かけました。
ゴンドラの内外には見た範囲ではナンバーらしきものは見当たらず、ゴンドラの形式や台数は分かりませんでした。
ゴンドラの内部には、前後の窓に背を向けた形で4人ずつが座れるシートがあり、こんなところもロープウェイそっくりです。
また、スカイレールは1999年度の鉄道友の会ローレル賞を受賞していて、受賞記念プレートが車内に貼られているゴンドラもあります。

そうこうしているうちに12~3人が乗車してみどり口駅を出発。
出発後は、やはり何となくロープウェイに乗っている気分で前方展望に釘付け。窓が大きいのと当日の晴天のおかげもあり、下界の住宅地や造成中の宅地などを眺めながら高度を上げていきました。

みどり口から約5分で終点のみどり中央駅に到着。
スカイレールは元が住宅地へのアクセス手段なだけに、終点まで来ても私のような「よそ者」が楽しめるような施設やお店があるわけでもないので、すぐに逆方向のゴンドラに乗ってみどり口駅へとんぼ返りします。
帰りのゴンドラは、恐らく私と同じようにスカイレールに乗りに来たと思われる男性との二人旅(笑)
先ほどと同じように前方のパノラマを楽しみながら乗っているうちに、急勾配を下る地点では「ヘタな遊園地のアトラクションより面白いですよね」などと会話を交わす場面もありました。

あっという間にスカイレールの試乗を終えて、再び瀬野駅へ。
この時点で確か14時を回るかどうかの時間でしたが、まだ昼食を食べていなかったので、瀬の駅のホームのベンチで広島駅の駅弁「夫婦あなごめし」で遅めの昼食。
その後広島駅へ戻ったものの、この後特に予定を立てていなかったので、可部線の(この当時の終点)可部駅まで105系に乗って往復したり、前日同様広島駅で撮影を楽しんだりしてこの日は終了となりました。

次回からは、一日中広電(広島電鉄)の電車に乗りまくった1月10日編です。
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