SSブログ

大糸線キハ52お別れ乗車&撮影の思い出 その5 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
大糸線キハ52のお別れ乗車と撮影の思い出、最終回です。

糸魚川10:43発の428Dとして南小谷へ向かったキハ52 115+キハ52 156と、駅構内の仮設車庫に入庫するキハ52 125がともに糸魚川駅のホームから去った後は、428Dのコンビが南小谷から427Dで折り返してくる12:43まで糸魚川駅構内でのキハ52絡みの動きはなくなります。
しかし、当日の糸魚川は冷たい小雨の降る天候で、こんな天気ではその2時間のブランクにホームで北陸線列車を撮影したり、駅周辺をぶらついたりする気も進まず、ひとまず一旦改札を出て待合室で427D到着まで時間をつぶしました。
待合室内にはコンビニスタイルの売店もあり、糸魚川駅の駅弁やキハ52関連のグッズも販売されていました。
キハ52グッズは何種類か商品があり、私は3両それぞれのデザインのチョロQのセットと、糸魚川駅構内のレンガ造りの機関庫内に並ぶ3両のキハ52のイラストが描かれたマグカップを購入しました。

12時半を過ぎ、再びホームへ出ました。
12:43、427Dは糸魚川に定刻到着。
折り返しとなる13:12発の南小谷行430Dもこのコンビで運転ということになりました。
大糸線を利用して自宅に当日中に戻るための最終列車は、430Dの1本後の432D(糸魚川発14:49)で、その列車なら未乗車のキハ52 125に乗ることができるのですが、この後ちょっと寄り道をする予定にしていたため、少々早めながら430Dで糸魚川を離れました。
結局、キハ52 125に大糸線で乗車することは叶いませんでしたが、同車にはのちのまさかのいすみ鉄道譲渡により、何度も乗車することになります。
430Dの南小谷までの約1時間の乗車は、小雨や小雪の降る中、朝同様の雪景色を眺めながら、最後(になると、当時は思っていた)のキハ52の乗り心地を楽しんでいるうちにあっという間に過ぎてしまいました。

14:13に430Dが南小谷駅2番線に着いた後は、もう一度キハ52の姿を目に焼き付けてから、朝に渡った跨線橋を渡りました。
ここからはJR東日本のエリアに戻りますが、18きっぷの旅ながらここで一度改札を出て、松本までの乗車券と特急券を別概して接続する「あずさ26号」に乗車しました。
「あずさ」の車内では、糸魚川で購入した駅弁「白馬弁当」で昼食。
幕の内風の弁当でしたが、結構ボリュームがあり、食後はここまでほぼ一睡もしていなかったこともあり眠気が…

「あずさ26号」は15:43、松本に到着。
もちろんこのまま乗車していれば自宅へは早く戻れますが、それではあまりにもつまらないので、ここで少々寄り道をしてから帰路につきました。
その目的は、未乗車だったアルピコ交通(当時は松本電鉄)の乗り鉄を楽しむことでした。
の乗り鉄を楽しみます。
松本駅の松本電鉄用のホームは、主に大糸線列車が発着する6番線の反対側の7番線。
両者の間には中間改札はおろか柵などもないため、松本電鉄のワンマン電車内で松本停車中に流れる自動放送の中には、JRとの誤乗への注意を促す文言も入っていました。
松本電鉄(現在のアルピコ交通も)の現役の電車は、元京王井の頭線3000系の3000形。
3000形は、車体全体が白ベースの「アルピコカラー」に彩られ、各所に入ったロゴとも相まって側面下半分に残るコルゲート板の凹凸を見なければステンレス車であることを忘れそうな派手な外観になっています。
そんな3000形に乗車して、終点の新島々を目指しました。
道中のほぼ中間にある新村駅に隣接した車庫には、3000形入線まで松本電鉄で活躍していた5000形(元東急初代5000系)の姿を見ることもできました。
この旅の時点でも廃車されてから10年ほどの年月がたっていましたが、地元のボランティアの方々による再塗装も行われているようで、車内から見える範囲では結構きれいな姿をとどめていました。
現在の状況はわかりませんが、今もその当時の姿をとどめていることを期待したいものです。
松本から30分ほどで終点の新島々に到着。
また一つ完乗路線を増やしたところで、折り返しの電車で松本へとんぼ返り。
松本駅に戻り、駅周辺で時間を潰した後、甲府行448Mで帰路につきました。
甲府駅に20:25に到着すると、側線には、この人翌日に小海線で運転された「リゾート八ヶ岳」号で使用されていた「リゾートしらかみブナ編成」の初代編成と、同編成の改装区間の牽引を担当したEF6439の編成が停車中!

この後、甲府からは高尾行566M、さらに中央・武蔵野・西武線を乗り継いで、ギリギ日付が変わる前に自宅に到着しました。

大糸線の3両のキハ52たちは、この旅の直後の2010年3月13日限りで現在も活躍するキハ120形に置き換えられて引退し、その後の動向が気になっていましたが、115号は岡山県の「津山まなびの鉄道館」で静態保存され、125号はいすみ鉄道に譲渡されて現在も活躍しています。
残る156号はしばらく動静がつかめませんでしたが、現在は糸魚川駅高架下にある商業施設「ジオステーションジオパル」にある「キハ52待合室に保存されています。
ひとまず3両とも引退後の落ち着き先が決まり、156号については地元糸魚川での保存となったのは幸いと言えるでしょう。
125号はいすみ鉄道譲渡後何度も乗車する機会がありましたが、残る2両にはまだ再会できていないので、機会があればそれぞれ現地に行って再会を果たしたいものです。
nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。