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「富士はやぶさ」お別れ乗車&北九州遠征の思い出 その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
11年前の「富士はやぶさ」お別れ乗車と北九州遠征の思い出、その2です。

自宅を出て一旦大船駅に立ち寄り、同駅に掲出された感動的なブルートレイン惜別ポスターを見た後、東海道線で東京駅へ。
といっても、東京駅に着いても乗車する「富士はやぶさ」の入線まではあと1時間ほど間があるので、一旦改札外へ出て(ここまではPASMO利用だったので)、八重洲口の大丸東京店で時間をつぶした後にこの遠征で使用する周遊きっぷ「福岡ゾーン」の「ゆき券」で再入場し、「富士はやぶさ」が発車する10番宣ホームに上がります。
9・10番ホームの屋根に掲出されていた案内板には、かつては「○○方面」の「○○」の部分に列挙されている地名に、ブルトレ・夜行の行先がいくつも含まれていたのですが、この旅の時点になると「富士はやぶさ」も「サンライズ瀬戸・出雲」も「寝台列車」の一言で片づけられていて、こんなところからも夜行列車の存在感が希薄になっていく現実を痛感したものでした。
やがて、10番線の発車案内表示に、「富士はやぶさ」の案内が表示されました。
東京駅在来線ホームに「富士」「はやぶさ」という伝統ある列車名と「熊本」「大分」の駅名表示が輝くひとときが、あと2か月で消えてしまうと考えると、改めて寂しさを感じました。
また10番線ほーむ頭上に下がっていたブルートレイン用の乗車位置案内表示のプレートもあと2か月で見られなくなるわけで、このような普段は気にも留めないような物にも役目を終えようとするものに対する哀愁が感じられました。

徐々に私と同じように列車に乗り込もうとする人や撮影する人たちがホームに増えていく中、17:21、定刻通りに「富士はやぶさ」の品川からの回送が、下関まで「富士はやぶさ」を牽引するEF66 43号機を先頭に入線。
入線後ほどなくして、EF66は一旦客車から切り離されて神田方の引上線へ移動し、その後17:34頃、有楽町方への機回しのため9番線をEF66が通過しました。
一方ホームに残った客車の方は入線後もしばらくはドアが開かないので、その間に私はホーム上からこの日の編成各車のナンバーや最後部12号車のスハネフ14、さらにはホームの様子などを撮影しました。

17:45頃になってやっと客車のドアが開き乗車が開始され、さっそく私も車内に入り、指定された「はやぶさ」の5号車オハネ15 1246の14番下段の寝台へ向かいました。
私が寝台に荷物を置くのとほぼ同時に、向かいの13番下段の住人(?)も現れ、お互い挨拶を交わして着席します。
この頃の私はすでに個室寝台の魅力を十分感じてはいましたが、やはり開放型の寝台でこそ味わえる、このような同じ乗客との出会いを経験すると、開放寝台もやはりいいものだと再認識したものです。

次回、いよいよ「富士はやぶさ」東京駅を発車します。
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