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「富士はやぶさ」お別れ乗車&北九州遠征の思い出 その10 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
11年前の「富士はやぶさ」お別れ乗車と北九州遠征の思い出、その10です。

門司駅5番ホームの「富士はやぶさ」併結シーン撮影の雑踏から脱出し、隣の6番線から19:11に発車する415系の下関行5576Mで関門海峡を渡り、下関へ向かいます。
この列車に乗ったのは、下関駅へ「富士はやぶさ」より先回りし、下関に到着する「富士はやぶさ」と、下関から同列車を牽引するEF66を撮影するためでした。
門司駅から下関方面へ向かう交直流電車は、門司駅発車直後の架線電流の交直転換に備え、門司駅停車中に交直切り替えの試験を行います。
これから乗車する5576Mもそれは例外ではなく、門司に到着するとしばらくして車内灯が消え非常灯がまばらにともるだけの暗い車内になりました。
そんな中、近くにいたカップルは、隣のホームに停車中の「富士はやぶさ」を見て、ブルトレの話題でちょっとだけ盛り上がっていました。
終焉が迫っていたとはいえ、ホームで多くの人に囲まれているブルトレに漂う独特のオーラはまだ消えていなかったということでしょうね。

交直転換も無事終わり、関門トンネルを抜けた5576Mは19:17、下関駅に到着。
すぐに「富士はやぶさ」が発車する9番線に移動しました。
その9番線には当時、すでにLED方式の発車案内表示機が主流となっていた中で貴重な存在になっていた幕方式の発車案内表示機が健在で、列車名部分が経年からか列車名の部分がやや読み取りずらい物のしっかりと「はやぶさ・富士」の列車名と行先・発車時刻が表示されていました。
この表示を見ていると、日本初の特急列車が発着したこの駅からも「富士はやぶさ」廃止により「特急列車」も「東京行列車」も間もなく消えていこうとしていることに、改めて寂しさを感じてしまいました。

19:23、定刻に「富士はやぶさ」は下関に到着。
すぐに関門間のワンポイントリリーフを務めたEF81 410は切り離され、代わって東京までの牽引機EF66 51号機が登場。
到着後すぐに、ホーム東京寄りの立ち入り可能なエリアの限度いっぱいの先頭12号車と機関車の連結部付近(上りの機関車先頭部付近は立ち入り禁止)の狭いスペースは大混雑状態になりましたが、先回りしたおかげで他の撮影者にさえぎられることなく撮影することができました。

定刻より2分ほど遅れて発車した「富士はやぶさ」を見送り、一旦改札を出入りして再びホームへ戻りました。(下関―門司間は周遊きっぷの自由周遊区間から外れるため、小倉ー下関間の乗車券は往復とも別買い)
そして415系1500番台の19:42発の日豊線中津行5579Mで宿泊地の小倉へ戻り、前日の午後から始まった乗り鉄・撮り鉄はひとまず休憩となりました。

次回より、2009年1月11日撮影編です。
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