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【2009年夏の鉄道旅 Part1】佐久間レールパークへ その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
2009年の鉄道旅の振り返り、Part1の続きです。

名古屋駅から117系臨時快速「佐久間レールパーク1号」に乗車し、飯田線中部天竜駅にやってきました。
そして、この駅の留置線に停車中の119系国鉄色(飯田線色)を同駅のホームや開いている構内踏切から撮影した後、いよいよこの鉄道旅の最初の目的地である、中部天竜駅すぐそばの「佐久間レールパーク」に入園します。
この佐久間レールパーク(以降、「レールパーク」と略すことがあります)、JR東海が過去の貴重な鉄道車両の保存と飯田線の活性化を目指し、1991年に開設したものでしたが、現在名古屋市内にある「リニア・鉄道館」がオープンすることに伴い、2009年11月1日に閉園となりました。
レールパークには私もそれまでに2回ほど行ったことはありましたが、閉園になるとあってはやはり最後にもう一回行ってみたくなり、この鉄道旅の行程に組み込むことにしました。もっとも、実際にはその2週間後に短時間ながら再度訪れることになりますが。
佐久間レールパークの特徴は、かつて小規模ながら電車区が設けられていた場所に建設されたことを生かし、展示されていた実物車両は基本的にどれも屋外での展示となっていたことと、蒸気機関車やディーゼル機関車の展示はなかったものの、電車・気動車・客車の幅広い形式が展示されていたことでした。
入園後早速、展示されている各車両をあれこれ見て回りました。
ここから、その時に見て回った(一部、2週間後の再訪の時も含みます)レールパークの保存車両たちをご紹介していきます。(相変わらず、写真を掲載できないのが残念ですが)
●クハ111-1
111・113系の制御車クハ111形のトップナンバー。
同車は、少し前の、新幹線浜松工場の「新幹線なるほど発見デー」の2009年開催の時の振り返り記事の中でも取り上げたモハ111-1+モハ110-1とともに、東海道線に縁の深い111系の貴重なトップナンバーということで国鉄時代末期の廃車後も浜松工場で保管されていましたが、この時代には1両だけレールパークに移って保存されていました。
8月の鉄道旅の際に訪れた時には、展示車両の中でこの車両のみ整備中らしく姿がありませんでしたが、2週間後の再訪時には再び展示が再開されていました。
再訪時には、9月の特別公開車両として社内の公開も行われていて、薄緑色の化粧板に青いモケットの座席という、これぞ国鉄近郊型電車という感じの車内風景を堪能することができました。
この車両はレールパーク閉園後はリニア・鉄道館に移り、現在も保存されています。全国的にも国鉄近郊型電車の保存例は少ないので、その意味でもかなり貴重な存在です。
●クモハ12054
かつての鶴見線で、武蔵白石ー大川間の折り返し運用を中心に用いられていたクモハ12052・12053とほぼ同型の車輛で、こちらは国鉄時代の静岡運転所(現 静岡車両区)で牽引車や入換車として使用されていた車両でした。
8月の訪問時には、同車が特別公開車両に選ばれていて、この車両も車内に入ることができました。
車内に入ると、私自身は鶴見線でクモハ12に乗った時の思い出が甦ってきて懐かしい気分になりましたが、一方でこのような車両など一度も見たことがないに違いない子供がえらくカルチャーショックを受けたような表情をしていたのが印象的でした。
同車は残念ながらリニア・鉄道館の保存車リストからは漏れてしまいました。
同じクモハ12でも、JR発足時に飯田線のイベント用として牽引車クモヤ22からの改番で登場したクモハ12041はリニア・鉄道館入りを果たしているんですがね…
●クヤ165-1
153系急行型電車の半室ビュッフェ車サハシ153形から改造された、乗務員訓練用の「教習者」。
紺色のボディーに、黄色の警戒色や細帯を配したとそうでしたが、車体側面には種車の窓配置が残っていました。
この車両もレールパーク閉園とともに姿を消してしまいましたが、できることならこの車両もサハシ時代の外観と内装に復元してリニア・鉄道館で保存し、車内を同館の軽食スペースとして開放してくれたらよかったと思いますが…

レールパークの展示車両たち、次回以降もまだまだ続きます。
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