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【2009年夏の鉄道旅 Part1】佐久間レールパークへ その3 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
2009年の鉄道旅の振り返り、Part1の続きです。

佐久間レールパークの展示車両たち、今回は電車がもう1両と気動車2両です。
ちなみに今回ご紹介する3両は、いずれもリニア・鉄道館で今でも保存展示されています。

●モハ52004
戦前の京阪神間で、急行電車(現在の新快速に相当)として活躍し、戦後に阪和線を経て飯田線で現役を終えた、製造当時の鉄道車両デザインのトレンドだった流線形のボディーが美しい車両。
昭和50年代の活躍末期に人気となった飯田線の旧型国電の(おそらく)唯一の保存者です。
レールパークでの展示開始からしばらくは飯田線での活躍当時のままの姿で展示されていましたが、その後製造当初の、クリーム色と茶色の塗装や床下機器を覆うスカートなどが再現された姿に復元され、この鉄道旅の時点でもそれは変わっていませんでした。
塗装やスカートだけでなく、車体の車番や所属区などの表記、果ては正面窓に赤文字で書かれた「急行」の表示までもが再現されていました。
●キハ181-1
キハ82系をパワーアップした、特急型気動車キハ181系の運転台付き車、キハ181形のトップナンバー。
この形式が初めて投入されたのが中央西線の特急「しなの」で、同車も中部地方に縁のある車両ということで、JR四国での廃車後に中部地方への里帰りを果たし、国鉄特急色の姿に復元されてレールパークに保存されていました。
●キハ48036
国鉄の液体式気動車の先駆けと言える形式で、のちに形式がキハ10に改められています。
同車は長らく国鉄真岡線(現 真岡鐵道)で活躍後、茨城交通湊線(現 ひたちなか海浜鉄道)での活躍を経て、レールパーク開園に当たってJR東海に引き取られました。
同車の外観は、側面窓の上部約1/3がHゴム支持による固定窓、残り2/3が上昇四季の開閉可能な窓という、当時製造の気動車やバスによく見られた通称「バス窓」と呼ばれたデザインが残る貴重なもので、車体の塗装も紺色とベージュの昭和30年代前半頃のものが再現されています。

次回も続きます。
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