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SLふくしま復興号&ELSLふくしま復興号 追っかけ撮影の思い出 その3 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。
今回も引き続き、2012年に運転された「SLふくしま復興号」「ELSLふくしま復興号」撮影のための福島プチ遠征の振り返りです。

福島駅に到着した「SLふくしま復興号」の編成が折り返し整備を受ける東福島駅へ引き上げるのを見送ると、午後の「ELSLふくしま復興号」が福島駅を発車するまで3時間少々の空き時間ができます。
このやや中途半端ともいえる空き時間に何をするか考えた末、この福島駅を起点にし、有名な飯坂温泉の玄関駅である飯坂温泉駅に至るローカル私鉄であり、私自身未乗車だった福島交通飯坂線(以下、飯坂線)に乗車することにしました。

「復興号」の回送発車を見送って飯坂線に乗り換えるべく跨線橋に上がると、そこでは「復興号」運転の関連イベントとして、福島周辺にゆかりのあるイベント列車のものを中心としたヘッドマークの展示や、売り上げが復興支援に充てられる鉄道部品の入札販売、「復興号」のヘッドマークデザイン公募の応募作品の展示などが行われていて、駅を利用するついでにちょっと覗くだけでもなかなか楽しめそうな催し物になっていました。
展示を楽しんだ後、駅ビルを通って飯坂線の乗り場へ向かうと、改札の向こうに見えるホームに停車していたのは、飯坂線の車両ではなく、同じく福島駅に発着する第三セクター鉄道阿武隈急行の8100形電車でした。
一瞬、飯坂線と阿武急の乗り場を間違えたのかと焦りましたが、実は福島交通と阿武隈急行は福島駅では同一ホームを片側1線ずつ使用し、改札(2012年当時は有人)も共用するという、変わった体制になっていました。
ともかく飯坂温泉駅までの乗車券を購入して改札を入り、阿武急8100形を撮影しながら少し待つと、やがて本命の飯坂線の電車が到着しました。
現在は元東急1000系の譲受者である1000系が使用されている飯坂線ですが、2012年当時運転されていたのは、同じく元東急の初代7000系の譲受者である7000系でした。
先頭車は全編成とも中間車からの改造車で、東急1000系などと類似した非対称3枚窓の前面形状(ただし東急と異なり非貫通)になっていました。
数分間の折り返し時間で福島駅を出発した7000系は、比較的短い駅間距離でこまめに停車しながら23分で終点の飯坂温泉駅に到着。
飯坂温泉駅の駅舎は、有名温泉地の玄関駅にふさわしくきれいで立派な建物で、小さいながらもベンチなどが置かれた駅前広場もありました。
時間も13時を回ったので、駅前広場のベンチに座り郡山駅で購入した駅弁「相馬野馬追弁当」で昼食。
ちょうどこの日から、これも有名な福島県浜通りの伝統行事「相馬野馬追い」が開催され、地元のラジオではこの野馬追いと「復興号」の運転が大きな話題になっていたので、これも何かの縁とチョイスしてみました。
掛け紙には野馬追についての簡単な解説も載っていて、知識が広がります。
中身は茶飯の上に焼鮭やイクラの醤油漬け、うにみそ、イカ焼き、メヒカリの唐揚げなどが載り、具だくさんで満足のいく美味しい弁当です。

さて、せっかく有名な温泉地の玄関駅に来たのだから、どこかに立ち寄り湯でもあれば、ひと風呂浴びていきたいところでしたが、そのあたりの情報をチェックしてくるのを忘れてしまった上、飯坂温泉駅での折返しの時間の長さが中途半端で余裕があまりなく、断念。
かといって温泉街の雰囲気だけでも味わおうと駅周辺を少し歩いてみるものの、あまりの暑さでこれも断念…
結局、温泉の「お」の字も味わうことなく飯坂温泉駅を離れることになってしまいました。
このリベンジはいつか果たしたいものです。
温泉を楽しめなかった代わりというわけでもありませんが、飯坂温泉駅の窓口には2種類の記念スタンプが置かれていたので、飯坂線踏破のあかしとして2つとも押印しました。

飯坂温泉駅滞在1時間弱で、再び飯坂線に乗車して福島駅へ戻ります。
先ほどの飯坂温泉行も、この福島行も、全線にわたり土曜日の昼過ぎとしてはそこそこの数の利用がありました。
飯坂線は、運転本数も日中25分間隔と比較的多く、いわば「福島市内電車」として、地元の足としてしっかり根付いていることが感じられ、ローカル私鉄としてはなかなか頼もしい印象を受けました。

次回、「ELSLふくしま復興号」の追っかけ撮影に入ります。
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