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東海道線 乗り得普通列車の思い出 その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も、かつて東海道線東京口に存在した、「乗り得」な普通列車の話題です。

前回は、185系を使った東海道線の普通列車と、その中でも私が何度も利用した東京発伊東行521Mについて書きましたが、今回は前回も紹介したネット記事(https://trafficnews.jp/post/105160)の後半でも紹介のあった、JR東海の373系特急型電車を使用した東京ー静岡間の321M・338Mについてです。
この2本の列車は、記事にもある通り「ムーンライトながら」、さらに東京ー静岡間で運転されていた特急「東海」と一体になった運用が組まれており、それは「ながら」が無名の夜行普通列車(通称 大垣夜行)、「東海」も急行として運転され、車両も165系急行型電車を使用していた時代から基本的に変わりがありませんでした(上りの列車番号は変化あり)。
そして、東海道線東京口の普通電車の運転系統が、朝夕の数往復が沼津まで乗り入れる他は熱海や伊東より東側での折り返し運転になっていった後も、この2本のみは静岡への乗り入れを続けていました。
私はこの2本のうち、上りの338Mには、165系で運転されていた当時から、青春18きっぷを使った時もそうでない時も、名古屋や関西あたりから西への鉄道旅の帰りに何度もお世話になりました。
この列車を利用することを前提に旅程を組めば、鉄道旅の目的地に滞在する時間が少しでも長くでき、それでいて22時半過ぎに到着する東京駅からでも自宅のある埼玉へ帰る西武線の終電には余裕をもって間に合うのはありがたかったし、熱海や沼津での乗り換えが不要になるのも楽でした。。
そして何より、青春18きっぷや乗車券だけで最新の特急型車両に乗車できるのは魅力的でした。
338Mの静岡駅発車は19:30なので、静岡や浜松で購入した駅弁をもって乗車し、373系の一部車両の車端部に設置されているセミコンパートメント席で大型テーブルに駅弁を広げ、食堂車気分を味わいながら夕食をとるのも楽しみでした。
一方、下りの321Mの方は、東京駅発車が5:20とあまりにも早く、埼玉からでは東京駅近くに前泊しないと乗車できないため、この列車を鉄道旅の旅程に組み込むことはなかなかできずにいましたが、それでも一度だけ、鉄道旅の岐路に上り「ムーンライトながら」を利用した後にそのまま折り返す形で乗車するという方法で乗車したことがあります。
ただしこの時は、もともと東京ー静岡間の全区間ではなく大船までの乗車で、しかも前日大垣から乗車した「ながら」が静岡県内や川崎付近での人身事故のために若干遅延したため東京駅での折り返しが難しくなり、そのため品川で「ながら」から321Mに乗り換えるという形にはなりましたが…
この321Mを振り出しに東海道・山陽本線を普通・快速列車のみを乗り継いで西へ向かうと、最終的には関門トンネルを超えて九州に入った小倉駅まで当日中(小倉到着時点では0時をわずかに回ってはいますが)に到達できるのはよく知られており、私も一度このような乗り継ぎ旅にチャレンジしたかったですが、ついにその機会は訪れませんでした。

前回と今回とで取り上げた2つの「乗り得」普通列車が健在だったころは、鉄道旅をするのにも今より選択肢が多く、旅程を組んだり実際に旅をしたりする場面でも自由度が高く楽しかった気がします。
今後、そういった楽しみのある鉄道旅をどの程度楽しめるのか、気になるところです。
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