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2012年GW名古屋遠征の思い出 その14 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も2012年GWに名古屋へ鉄道旅に出かけた時の振り返りです。
前回に引き続き、リニア・鉄道館(鉄道館)を訪れた時のことを振り返ります。

今回も、「収蔵車両ゾーン」と呼ばれるエリアに展示されている車両たち編です。
ちなみに今回取り上げるのはすべて客車、そして佐久間レールパークからの引っ越し組です。
●オロネ10形オロネ10 27
10系軽量客車の1等寝台車(後のA寝台車)として登場した車両。
その後、鉄道工事の現場での作業員の移動宿泊車(工事車)オヤ10 1に改造され、国鉄時代末期に廃車されました。
佐久間レールパーク開園に際して同署で保存されることになり、車内は工事者時代のまま、外観の塗装(ぶどう色に青帯)や各種標記類だけをオロネ10としての製造直後の仕様に復元した車両です。
●マイネ40形マイネ40 7
戦後間もない時期に製造された1等寝台車。
その後寝台車の等級変更によりマロネ40形に形式を変更、さらにオロネ10改造のオヤ10形同様の工事車オヤ41形となって国鉄時代末期に廃車された後、やはり前項のオロネ10同様、外観の塗装と標記のみ、マイネ40としての製造当初の仕様に復元したものです。
復元された標記類の中には、国鉄発足前の「鉄道省」を表すアルファベット略称の「JGR」の文字もあり、これも貴重な存在ですが、やはり横並びの保存形態ではそれも通常は見ることが困難です。
●オハ35形オハ35 206
戦前から戦後にかけて大量に製造された一般型客車で、同系列の車輛は今でも大井川鉄道で保存運転されているほか、各地で保存展示されている車両も多い形式です。
同車は標記類が戦前の仕様のものに復元されています。
●スニ30形スニ30 95
スニ30は、日本初の鋼製客車であるオハ31系列の荷物車。
屋根はダブルルーフ構造ですが、線路レベルからではなかなかそれがわかりにくいのが少々残念です。
スニ30 95は、荷物者としての活躍の後に救援車スエ30 8に改造されていたものを、佐久間レールパークへの保存に当たって復元したものだそうです。
●オヤ31形オヤ31 12
この車両は、新線開通や電化開業時など、線路周辺の駅舎などの建造物に大きな変化が生じた場合に、建造物が建築限界(車両に障害物が触れないようにするための限界線)内に収まっているか測定する「建築限界測定試験」に使用される車両で、建造物が建築限界に支障しているかどうかを測定するための矢羽根を車体から出していることから、通称「オイラン車」とも呼ばれます。
収蔵車両ゾーンに展示されている客車は、いずれも他の客車との連結麺を見せているだけなので、妻面を見ているだけではそれぞれの形式の区別がつきにくいのが残念ですが、オヤ31は「矢羽根」の存在のおかげですぐ見分けがつきます。

次回、屋外の展示車両編、そして名古屋遠征の思い出の振り返りは最終回となります。
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