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2012年夏 北海道遠征の思い出 その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
前回に引き続き、2012年夏に北海道で鉄道旅をした時の思い出を振り返ります。

19:03、北海道への旅の足となる「北斗星」は定刻通り上野駅13番線を発車。
北海道への鉄道旅、そして結果的に最後となった「北斗星」の旅の始まりでした。
最初の停車駅大宮までは、並走したりすれ違う各線のE231系やE233系をささやかな優越感を感じながら眺めつつ進みます。

この「北斗星」の旅で利用したのは、1号車のオハネフ25 8の「Bコンパート」。
オーソドックスな開放形2段式B寝台の通路側にガラス製の扉と仕切を設け、1区画を4人グループで利用する場合は、仕切扉の開閉やテンキーによる施錠もできる簡易個室になるというものでした。
ただ、この日の私の寝台(下段)のように、仕切扉を全開にした状態でロックし、普通の開放B寝台と同じように利用する場合は、通路との境のガラス仕切がかえって邪魔に感じることも多いのが難点でした。

上野駅発車後19:30頃からは、7号車の食堂車「グランシャリオ」では運転開始から終焉まで一貫して「北斗星」の目玉の一つであり続けた、予約制のフランス料理のフルコースディナーの時間となります。
もっとも、以前に乗車した時同様、この時も料金的になかなか手が出ず、ディナー終了後21:30頃からのパブタイムまで、上野駅のコンビニで購入したサンドイッチでつなぐことにします。
「次回こそはぜひディナータイムも予約しよう!」と心に決めたものの、ついにその機会を逃してしまったことは非常に悔やまれます。

宇都宮駅を発車したところで、食堂車でのパブタイムに備えて(パブタイムの利用は予約不要のため)、食堂車の隣6号車に連結されたスハネ25 502の半室ロビーへ移動します。
ロビーへ行ってみると、もともと定員の多くないソファーはすでに満席で、グループ客が飲み会を始めているのを横目に通路に発つことに。
しかも時間を追うごとに、同じようにパブタイム待ちの人達が少しずつ増えていき、狭いロビーは混雑してきました。
この日は列車自体も満席で、ディナー利用客も定員一杯だったようで、ディナータイムの終了も遅れ、結局1時間ちょっとロビー前の通路で立ったまま待ち、22:00頃になってようやくパブタイム開始となり、「グランシャリオ」の中へ。
やっと席に座り、ビーフシチューセットと白ワインをオーダーしてホッと一息。
運ばれてきたビーフシチューセットは、前妻の「リヨン風サラダ」とメインディッシュのビーフシチュー、ライスかパン(私はパンを選択)、コーヒーか紅茶(私はコーヒー)のセットでした。
ビーフシチューは肉の柔らかさもちょうどよく、デミグラスソースもコクがあってとても美味でした。
普段はワインなど飲むことのない(当時も今も)私ですが、せっかく「北斗星」に乗るならと、北斗星のオリジナルワインを注文。
ボトルには「北斗星」のイラストが描かれたラベルが貼られていて、これだけでも乗車記念に飲む価値の高いものでした。
しかもイラストに描かれている北斗星の牽引機がEF510ではなくEF81のままというのが個人的にはなんだか嬉しかったです。
料理はおいしいし、室内のムードも最高で、翌朝の朝食も含めてブルートレインの食堂車の魅力を改めてたっぷりと感じることのできたひとときでした。
お会計は普段外食するときの数倍の高額だったけれど、十分それに見合う満足感を味わって、遅いディナータイムは終了。
1号車の自分の寝台に戻り、定刻通り23:30に仙台駅を発車したのを見届けたところで、この日はひとまず就寝しました。

次回、北海道に上陸します。
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