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2012年夏 北海道遠征の思い出 その5 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も2012年夏に北海道で鉄道旅をした時の思い出を振り返ります。

北海道に上陸した「北斗星」は函館駅を発車し、終着札幌駅を目指します。
函館駅では朝食前に思わぬハードな運動をすることになりましたが、何はともあれ「北斗星」のヘッドマークを掲げたED79とDD51の姿をとらえることができて一安心です。
ホームでの撮影後飛び乗った11号車から自分の寝台のある1号車に戻るには、途中で7号車の食堂車「グランシャリオ」を通ることになります。
食堂車では函館到着直前の6:30から朝食営業が始まっていたので、寝台に戻る前に食堂車で朝食をとることにします。
前夜の「パブタイム」同様、朝食時も事前の予約は不要なので気軽にドアを開けると、やはり少しでも早く朝食にありつきたい人は多いようで、テーブルはすべて埋まっていました。
スタッフに隣の車両のロビーで名前を呼ばれるまで待機するよう案内されたので、前夜同様ロビーで順番を待つことになりました。
前夜のパブタイム開始前は満員だったロビーも、この時間は私と同じような朝食待ちの人が3~4人いるだけで、車窓を眺めながらソファに腰掛けてゆったり待ちます。
大沼国定公園の風景がバッチリ望めるあたりにくると、タイミングよく青森から乗務しているJR北海道の車掌さんによる車窓案内が流れ、北海道にやって来た感慨が盛り上がります。
車掌さんの車窓案内はこの後もいくつかの名所を通過するたびにあり、そのたびに目が車窓にくぎ付けになりました。

7:30頃になってやっとスタッフからお呼びがかかり、改めてグランシャリオに入店。
重厚な大人のムードにあふれた夜とは全く違う、明るく開放的な朝の雰囲気もまた、グランシャリオの魅力でした。
朝食のメニューは和食または養殖の定食のいずれかを選ぶシステムで、私は洋定食を選択しました。
洋定食の内容は、ジュース(確かおれんじまたはアップル)、サラダ、クロワッサンと(確か)ロールパン、卵料理(確かスクランブルエッグ)、ソーセージとポテトフライ、巨峰入りのヨーグルト、夕張メロンゼリー、コーヒーまたは紅茶(私はコーヒー)という、普段の朝食とは比較するだけ野暮というくらい豪華、かつボリューム満点のものでした。
価格は1,600円(和定食も同じ)と、朝食に欠ける値段としてはかなり高額ではありましたが、雄大な北海道の海と緑を堪能しながら豪華なメニューをいただき、明るい気持ちのよい朝を感じられるグランシャリオの雰囲気も込みでのこの値段と考えるなら十分納得、というか安くすら感じるほどでした。

満足度120%の朝食を終えて、1号車の自分の寝台に戻ってくると、もう早いもので「北斗星」の旅もあと3時間ほどを残すだけになりました。
このあとは札幌到着まで車窓を眺めながらのんびり過ごします。
その頃車内では、青森ー札幌間で乗務するJR北海道函館運輸所の車掌さんによる北斗星グッズの車内販売も行われ、私は2枚組のオリジナルオレンジカードを購入。
JR発足前後から数年ほどの間に各地の列車で盛んにおこなわれていた担当者章句オリジナルのオレンジカードの車内販売も、この時が私にとっては数年ぶり、かつ最後の遭遇となりました。

11:18、定刻より3分ほど遅れて「北斗星」は札幌駅に到着しました。
11年ぶりの「北斗星」の旅は非常に楽しく充実したもので、「もっと乗っていたい」「また乗りたい」という強い思いにさせてくれる16時間あまりの旅でした。
乗客を降ろし折り返し整備を受ける札幌運転所へ引き上げる北斗星編成を見送り、私はここから乗り継ぐ12:00発の特急「スーパーカムイ17号」の発車ホームへ向かいました。

次回に続きます。
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