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年末年始といえば… [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:バイトの思い出

過去、このお題では何度も記事を書いていますが、今回は年末年始ならではのバイトの話です。

それは、私が大学1年の年の12月初め頃だったと思います。
ある日、大学へ向かう電車の中で、高校時代の部活の2つ年下の後輩に偶然出会いました。
その日はお互い予定があったのであいさつを交わしたぐらいでしたが、後日某所で食事をしながら久しぶりにあれこれ話をする中でバイトの話になり、その流れで荒廃から「新宿郵便局で年賀状の仕分けのバイトをやろうと思ってるんですけど、先輩もやりますか?」という誘いを受けました。
私は当初、年末年始はバイトはしないつもりでいましたが、高校時代仲良くしていた後輩に声をかけられたということもありこのバイトをすることにしました。

そして年も押し詰まった12月20日過ぎ(正確に何日だったかは忘れましたが)、初めてバイト先の新宿郵便局に出勤しました。
私が配属されたのは、主に宛先の郵便番号を読み取って自動で配達先の仕分けを行う機会での仕分けから漏れた(郵便番号などが読み取れなかった)年賀状を人手で仕分けする部門でした。
郵便局のビルの中にある相当に大きな部屋の中に宛先の都道府県や市区町村別に年賀状を仕分けするためのたくさんの区分棚が設置され、郵便局の職員の方や私たちバイトがその前に立って次々に部屋に運び込まれてくる年賀状の束の中のハガキを次から次へと仕分けしていきます。
私が主に仕分けを担当したのは、関東各地へ向けた年賀状でした。
区分棚にはハガキを入れる口ごとに郵便番号や市区町村名の書かれたシールが貼られていて、それとはがきに書かれている郵便番号や住所を突き合わせて区分棚へ入れていき、棚が一杯になったら郵便番号ごとにまとめて発送準備をする部門へ回すというやり方でした。
郵便番号や宛先の住所を頼りに仕分けをすると言っても、それらが読みやすくわかりやすく書かれている年賀状ばかりが相手ではありません。
宛先の住所は書かれていても郵便番号が書かれていないものはかなりあり、郵便番号と市区町村との対照が頭に入るまではそういったハガキの仕分けにはかなり苦労しました。
また、ハガキの文字が達筆すぎるなどして機械どころか人間でも読み取れないこともあり、ベテランの局員さんに助けを借りることもあるなど、一口に年賀状の仕分けといってもただ住所や郵便番号を見て区分棚にはがきを入れていけばよいだけの簡単な仕事というわけでもありませんでした。

バイトの期間はおおむねクリスマス頃から1月7日頃まででした。
勤務はたしか4~5日勤務して1日休み、といった体制で、具体的な勤務時間は忘れてしまいましたが午前出勤、昼前後出勤、夕方少し前の出勤という3つのシフトが勤務日ごとに設定され、その中で一日5時間くらいの勤務時間(他に休憩が合計80分くらい)で働いていました。
区分棚のある場所には椅子はほぼないので、作業中はずっと棚の前に立ちっぱなしになるのが辛かったですが、慣れればうまく合間を見つけて区分棚の前のテーブル上の出っ張りに腰を掛けて休むことも覚えました。

一緒にバイトやりませんかと誘ってくれた後輩とは勤務シフトが合わなかったりして一緒に作業をするということはありませんでしたが、それでもたまたま郵便局内で顔を合わせたりするとお互いのしている作業の話などでひととき盛り上がる場面もありました。
後輩はその後就職したため、私とともに郵便局のバイトをしたのは1シーズンだけでしたが、私の方はその後大学2・3年の時にも経験者として新宿郵便局からバイトのお声がかかり、3年連続で働きました。
2年目の元旦には、当時の郵政大臣も出席して行われた年賀郵便の配達出発式を遠目ながら見学する機会もあったりと、郵便局という場所でバイトしたからこその体験もあり、なかなか興味深い体験ができました。
今はほぼ年賀状とも縁がなくなってしまいましたが、やはり年末年始になると昔年賀状をもらった時の嬉しさはもちろん、大学時代のこの年賀状仕分けのバイトのことも思い出してしまいます。
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