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生まれて初めて立ち会う「歴史的瞬間」 [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:○何してた?

マスコミなどでもあまり大きく取り上げられていない気がしますが、実は35年前の1987年(昭和62年)の今日(3月31日)は国鉄が公共企業体としての歴史に幕を下ろした日であり、同時に35年前の明日(4月1日)は現在のJR各車が発足した日となり、つまり明日はJR発足35周年という節目に当たります。
35年前の3月から4月にかけては、私にとっても中学を卒業し高校へと進学する節目の時でした。
そんな時に起こった鉄道界の一大転換は、鉄道ファンであるということを差し引いても私にとっては生まれて初めて立ち会うことになる「歴史的瞬間」でした。
そんな、35年前の今日から明日にかけて、私はどのように過ごしていたかというと…

3月31日。
中学の卒業式以来、特にこれといったこともせずに家にいる時間の多かった春休みでしたが、鉄道ファンとしては国鉄最後の日となるこの日にどこへも出かけないというのも何だか落ち着かなくて、とりあえずどこかへ乗り鉄&撮り鉄をしに行くことにしました。
といっても具体的にどこへ行くかをそれほど細かくは決めていなかったこともあり、まずは何となく東京駅へ向かいました。
朝9時半ごろ着いた東京駅はもともと春休みな上、この日限定で国鉄全線が乗り放題となるフリー切符「謝恩フリーきっぷ」を利用して鉄道旅に出かける人たちでかなり混雑していました。
ちょうどこの時間の東京駅は九州からのブルートレインが続々と到着する時間帯なので、それらの写真を撮影しようと早速ブルトレの着く9・10番ホームへ上がるとそこにもたくさんの人が。やはり同じことを考える人は結構いるものだと思いながら「あさかぜ4号」から「さくら」まで2時間少々にわたってホームを前に後ろにと歩いて撮影を楽しみました。
そうしている最中に、たまたま中学時代の後輩と遭遇。
彼はこの日の大垣行夜行普通列車に乗って三重県の親戚の家へ行くそうで、青春18きっぷ利用期間でもあるので大垣行の大混雑を予想してもうこの時間から東京駅にいるとのこと。
彼も鉄道好きなのでしばらくの間一緒にホームや駅構内をぶらぶらして楽しみました。

後輩と別れた後は、国鉄最後の日のイベントの一つとして展示されていたSL C56160を見に旧汐留駅へ。
さすがにSLが展示されるとあって訪れている人は多かったものの、それほど混雑している感じはなく写真を撮るのも比較的楽だった記憶があります。展示中には何度か汽笛の吹鳴も行われ、私も聞くことができました。
汐留を後にしてからどこへ行ったかの記憶はあいまいですが、おそらくは当時神田に会った交通博物館あたりにでも行ったか、適当にどこかの路線に乗り鉄に行ったかのいずれかだったと思います。

この日は大田区にあった祖父母の家に泊まることにしていたので、夕方には祖父母の家へ。
夕方のテレビのニュースではどこの局でも今日が国鉄最後の日であることを取り上げていて、いよいよ「その時」が近づいていることを実感しました。
21時になると日本テレビとTBSでは国鉄からJRへの移行に関する特別番組が始まり、私は徳光さんがMCの日テレの特番を見ていました。
日本各地からの中継など鉄道好きとしてみてもなかなか楽しい番組が続くうち、いよいよ4月1日午前0時のJR発足の瞬間が近づいてきました。
そしてとうとう0時となりJRが発足した瞬間、テレビに映る各地の映像を見ながら、鉄道ファンとして鉄道史の大きな節目に立ち会ったことの感慨を噛みしめていました。
その夜は歴史的瞬間に初めて立ち会った興奮からかなかなか眠れませんでした。

明けて4月1日。朝になってテレビを見ると、やはりどの局も数時間前のJR発足の瞬間を大きく取り上げていました。この日は特にどこかへ出かけるでもなく、昼過ぎまで祖父母の家で過ごしてから自宅へと帰りました。
途中蒲田駅からは初めての「JR」利用となりました。
もっとも、蒲田駅から乗車した京浜東北線の103系も品川駅で乗り継いだ山手線の205系も、JRのロゴマークステッカーこそ貼られている者のそれ以外は前日までと何ら変わることなく走っていて、時間帯のせいもあるのか駅や車内のアナウンスでもことさらにJR誕生をアピールするような文言は聞かなかったように記憶しています。

思い出してみると、35年前の国鉄からJRへの移り変わりの2日間は、当時の時代背景もあったのか何だかちょっとしたお祭りのようにも感じられる大きなものでした。
それは、一つの新しい時代の始まりという明るいイメージを感じさせる出来事に感じられたからなのかもしれません。
あれから35年の月日が流れ、JR東海からは先日のダイヤ改正でついに国鉄型車両が姿を消すなど「国鉄」の名残も薄くなる一方で、「国鉄」が当たり前のように存在していた時代を知る者にとっては時代の流れを感じてしまいます。
その一方で、国鉄型車両やいわゆる「国鉄色」の人気が今も根強く続いているという35年前には想像もしなかった現象も起きているのが面白いところだと思います。
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