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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅21 成東→新秋津 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

銚子駅の1駅手前の松岸駅から総武本線に乗り、9:00ちょうどに東金線との接続駅成東に到着します。
このまま総武本線を進むと佐倉駅で最長片道切符で前日に乗車したルートとぶつかってしまうため、ここで東金線に乗り換えます。
成東で乗り継ぐのは、9:02発の千葉行。松岸から乗車してきた(佐倉経由)千葉行からの接続時間はわずかなので、のんびりと乗り換えている余裕はありません。
東金線はここ成東駅と外房線との接続駅大網との間を結ぶ路線です。東金線内だけの折り返し運転の他に大網から外房線に乗り入れて千葉へ、あるいは蘇我駅から皿に京葉線に乗り入れて東京駅へ直通する列車もあり、成東から乗車するのも外房線直通列車です。
また東金線は、総武本線と外房線をつなぐ短絡線の役割も果たしており、銚子方面も安房鴨川方面も路線網が千葉駅や蘇我駅を扇のかなめにして袋小路状態になっている房総半島のJR各線を最長片道切符や首都圏の「大回り乗車」のルートに組み込むためには重要な路線になっています。
そんな東金線の沿線にはこれといった名所や観光地はないようですが、線内には「求名」(ぐみょう)という難読駅があったり、「福俵」(ふくだわら)という縁起の良い名前の駅があったりと、短い路線ながら注目ポイントのある路線です。
大網駅には9:19に到着。最長片道切符のルートはこの後、外房線と内房線を乗り継いで南房総をぐるっと一周することになります。ここまで乗って来たのも外房線直通列車ですが、このあと進む方向とは逆方向に向かうため、ここで安房鴨川方面へと向かう列車に乗り換えます。
大網駅は、東金線のホームと外房線のホームとが駅の千葉寄りの構内はずれを扇のかなめとしてハの字に開いた形に設置されており、両線を乗り換えるには
少し離れたホーム同士を歩く必要があります。
そんな大網駅から乗車するのは、9:47発の特急「わかしお3号」。総武快速線東京地下駅が完成した1972年7月に内房線の「さざなみ」とともに登場した特急列車で、リアルの「わかしお」「さざなみ」には両特急の50周年を記念したラッピング者も登場しています。
前日の千葉駅からずっと209系ばかりを乗り継いできたので決して長い区間とは言い難いまでも特急に乗車するのは快適ですし、また現在の外房線の普通・快速列車は上総一ノ宮駅で運転系統が分かれていることがほとんどのため、乗り換えなしで安房鴨川まで行けるのは楽でもあります。
255系またはE257系の快適なシートに揺られ、外房の海の眺めも楽しみながら走ること1時間あまり、10:53に「わかしお3号」は終着の安房鴨川駅に到着。
ここから先は引き続き内房線で千葉方面へ進むことになっており、「わかしお3号」からもわずか5分の好接続で木更津行普通列車の接続がありますが、朝の成田駅からここまで効率の良い乗り継ぎで早く着きすぎた感があるので、ここで1本遅らせて12:02発のやはり木更津行の普通列車に乗り継ぎます。
内房線も木更津・君津の両駅を境に千葉・東京方面と安房鴨川方面とで運転系統が分かれる列車が多い一方、日中を中心に安房鴨川駅を跨いでの外房線上総一ノ宮ー内房線木更津間の直通運転となっている列車もあり、乗車する木更津行も始発駅は上総一ノ宮です。
この外房・内房線房総半島南部エリアの普通列車には、従来の209系に代わって新形式のE131系が投入されており、乗車する木更津行もおそらくこの車両と思われます。
安房鴨川を発車してからもしばらくは外房の海が車窓に広がり、一旦内陸部に入ったのち館山付近から今度は東京湾の景色を眺めながら走ることになります。
そして、13:46には木更津の1駅手前の君津駅に到着。ここまで乗車してきたE131系は木更津行ですが、君津駅で10分停車してその間に13:50発の当駅始発の総武快速・横須賀線直通の快速久里浜行を先発させるので、ここでその久里浜行に乗り換えます。
2両または4両編成の
E131系から11両または15両編成のE217・235系に乗り換えると、やはり東京へ近づいてきたことを実感させられます。
君津から先は、快速とはいっても通過駅はわずかで、内房線内はある意味東京方面への快速が普通列車の代わりとして機能しているといってもよい状態になっています。
久里浜行は外房線・京葉線との接続駅蘇我には14:30に到着。このまま千葉駅まで乗ってしまうとやはり最長片道切符のすでに乗車したルートとぶつかってしまうため、ここで京葉線へ乗り換えます。
蘇我から乗車するのは、14:35発の普通電車東京行。いよいよこの電車で、日本の鉄道の中心、東京駅へ向かいます。
高架線の続く京葉線を走り、左手の車窓に「夢の国」のシンデレラ城を眺めたりしながら進み、やがて地下区間に入って15:24に地下深くの東京駅京葉線ホームへ到着します。
日本を縦断する乗り継ぎ旅の重要な節目となる東京駅で、少し時間をとってここまで来た感慨にふけるのもいいでしょうが、この日の妄想乗り継ぎ旅はもう少し先へ進みます。
京葉線ホームからの長い通路を歩いて向かうのは、東京駅では最も高い場所にある中央快速線の1・2番線。ここから乗車するのは、15:51発の中央特快高尾行。
E233系に乗車して都心や複々線区間を走り抜け、国分寺駅に16:26に到着。最長片道切符のルートはこの後1駅先の西国分寺で武蔵野線に乗り換えて武蔵浦和方面へと向かいますが、西国分寺には特快が停車しないので国分寺で快速(国分寺の時点では各駅停車になっていますが)高尾行に乗り換えます。
国分寺駅を発車してからわずか1~2分で西国分寺駅に到着。ここで乗り継ぐ武蔵野線へはこれまた2分ほどの接続がありますが、乗り換え時間に余裕がないので1本見送り、次の16:46発の西船橋行に乗車します。
西国分寺を発車して2つの長大トンネルをくぐって16:54に西武池袋線との乗り換え駅新秋津に到着。
上記の通り最長片道切符のコースではこのまま武蔵野線で武蔵浦和駅まで向かうことになっていますが、新秋津駅はこの最長片道切符のルート上にある駅の中で最も自宅に近い駅ということもあり、自宅に戻って宿泊費を少しでも節約する狙いもあり、この日の行程はここで終了となります。
続きはまた次回です。
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