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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅33 敦賀→西明石 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

北陸新幹線「はくたか」と北陸本線の特急「サンダーバード」で慌ただしく北陸地方を横断し、2023年度内には北陸新幹線のとりあえずの終着駅になろうとしている敦賀駅に到着します。
この日は最終的に再び関西地方に戻ることになりますが、敦賀から関西方面へ向かう基幹ルートの湖西線や北陸本線米原方面はすでに前日に乗ってしまっているので、敦賀駅に発着するもう一つの路線である小浜線で東舞鶴駅へ向かうことになります。
乗車するのは15:48発の東舞鶴行。車両はこの小浜線の他には兵庫県の加古川線デノミ運用されている125系電車。小浜線のようなローカル線の普通列車でも転換クロスシート付きの車両が投入されるあたりはJR西日本らしいといったところでしょうか。
敦賀駅を出た列車は、はじめのうちは山間部も走りますが、やがて海沿いを走るようになり、時間帯からしてうまくすると日本海に沈む夕日が見られるかもしれません。こんな時にはやはりクロスシート車はありがたいものです。
再び山間部に入ってしばらく走ると、やがて終着の東舞鶴駅に17:41に到着。
ここからはわずか5分の好接続で舞鶴線の福知山行普通列車に乗り換えます。
もうすっかり日も暮れた中を再び関西に戻ってきたことを実感させる223系に揺られて進み、山陰本線との接続駅綾部駅に18:15に到着します。
列車はここからその山陰本線に乗り入れて福知山駅へ向かいますが、最長片道切符のルートとしては逆の京都方面へ向かうため、ここで下車します。
綾部駅で1時間弱待って乗り継ぐのは、19:10発の京都行き特急「はしだて8号」。
この列車の始発駅は豊岡駅ですが、豊岡ー福知山間は山陰本線経由ではなく第三セクター鉄道の京都丹後鉄道を経由し、列車名の由来でもある天橋立への観光客をターゲットにした列車です。
そして車両は京都丹後鉄道の観光車両「丹後の海」車両KTR8000形。
「丹後の海」は、京都丹後鉄道の走る京都府北部の海沿いのエリアをさす「海の京都」をコンセプトにしたメタリックブルーの外装と、木材を多用した温かな空間の車内が特徴の車両で、かつてはジョイフルトレイン的な特急「タンゴディスカバリー」号として活躍した車両だそうです。
ちなみにこの列車のデザインを担当したのはあの水戸岡鋭治氏。この妄想旅で水戸岡デザインの車両に乗るのもこれが初めてと思われます。
「はしだて8号」は綾部で同じ特急「まいづる14号」との併結作業を行い、長編成になって京都駅を目指します。「まいづる14号」は舞鶴線東舞鶴発なので、これに乗れば綾部駅での乗り換えを省略できるメリットはありますが、東舞鶴駅での乗り継ぎ時間がやや長くなるのと、せっかくJRの切符で第三セクター鉄道の観光車両に乗れるという絶好のチャンスを無駄にしないためにも、「はしだて8号」の方に乗車します。
車内では座席でくつろいだりフリースペースのソファーに座ったりしながら観光列車の旅を楽しみます。車窓が完全に夜の闇に包まれていて車窓を楽しめないのは残念ですが、その分普通列車で同じ区間を行くのとは段違いに豪華な1時間あまりの乗車時間となります。
車窓に都会の明かりが目立ち始めてきたころ、「はしだて8号」「まいづる14号」は20:21に京都駅に到着します。
時間帯的にはもう乗り継ぎを切り上げてもいい時間ですが、この日はもう少し頑張ります。
京都駅からは、JR京都線こと東海道本線で新大阪駅まで移動します。
「丹後の海」車両乗車の余韻に浸る間もなく20:30発の特急「はるか59号」に乗り継いで新大阪駅へ向かいます。
京都から新大阪までの短い区間なら特別料金不要の新快速が便利で新大阪にも先着しますが、もう関西圏の新快速には妄想旅の行程中で何度も乗車している上(翌日も乗車する行程になっています)、この時間の新快速は帰宅客で混雑も激しそうなので、快適さをお金で買うのと乗車する列車にバラエティーを持たせるため「はるか」にちょい乗りします。
やはり短区間でも新快速の混雑を避けて特急の座席でくつろぐのはいいもので、いっそのこと新大阪駅でこの日の乗り継ぎを切り上げて運賃・料金を別払いして終点の関西空港駅まで行ってしまいたいところですが、そういうわけにもいかないので行程通り20:57着の新大阪駅で下車します。
新大阪から乗り継ぐこの日最後の乗車列車は、21:29発の山陽新幹線「こだま873号」広島行。2つ先の西明石駅までの間に在来線への連絡が全くない新神戸駅があるために、最長片道切符のルート上ではこれから乗車する山陽新幹線と明日乗車する東海道・山陽本線とは別路線として扱われます。
「こだま873号」は700系「ひかりレールスター」車両。今や貴重な700系の生き残りですが、現在では500系などとともに「山陽こだま」で活躍するのが主な運用になっています。
西明石駅まではわずか22分という短さですが、ゆとりある2列ー2列の配置となっている指定席車両はぜひ今のうちに乗っておきたいところです。
新神戸駅をはさんで2つのトンネルをくぐり、あの新快速の半分の時間で21:51、あっという間に西明石駅に到着。
この日の乗り継ぎはここで終了となります。

続きはまた次回です。
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