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先輩風吹かせたいわけじゃないけど [ノンジャンル]

こんばんは、gonanaです。
今日は最長片道切符の妄想旅日記はお休みして、「本日のお題」やります。

本日のお題:一度は言ってみたいあのセリフ

ドラマや映画に出てくるようなカッコつけたセリフを言うのは自分には全くに会っていないと思うけれど、それでも一度は口にしてみたいとずっと思っている言葉、それは…
「今日は俺がおごるよ!」です。
もうかれこれ30年以上、その機会を待っているんですが、いまだに一度も実際に言ったことがありません。
なかなか恋人と呼べるような人ができず、異性とデートや食事に出かけるなんて経験もほぼなかった私だったからというのもありますが、それ以外の場面でもそういう機会が到来することがないんですよね。

このセリフを一度言ってみたいと思っている背景には、大学時代の先輩の存在があります。
以前から何度も書いている通り、大学に入ってから「おもちゃ図書館」のボランティア活動をするサークルに入り、その活動の中で出会った同じ大学の先輩(男性)と仲良くさせていただきました。
その先輩とは、毎週土曜日の午後の活動の後、よく活動場所の最寄り駅の近くのファストフード店でおしゃべりをしてから帰るのが定番になっていました。
おしゃべりの内容はボランティア活動に関する事やお互いの身の回りのことなどのたわいもない話から、ちょっとした悩みや今思うことなど多岐にわたりましたが、いつも話がかなり盛り上がり、気がついたら入店後2時間以上ずっと会話し続けていたなんてこともありました。
2人揃ってボランティアに参加した日にはほぼ必ずあったこのファストフードでのおしゃべりの時、先輩はいつも自分の分だけでなく私の分までも支払いをしてくださいました。
いくら当時の私が学生の身で財布の中身にそうそう余裕があるわけでもないとはいえ、ファストフードで支払うくらいのお金は持っているので、何度もそれを遠慮しようとするのですが、先輩は毎回頑として「いやいや、俺がおごるから」と譲りませんでした。
先輩が言うには、「俺はここから20分もかからない場所に下宿してるから少しぐらい帰りが遅くなったって何の問題もないけど、○○君(私)は遠くから通っているのにこうして付き合ってもらってるんだから、そのお礼の気持ち」というのがその理由でした。
そして、「○○君が今後誰かの先輩になった時に、後輩におごってあげてそれでよい関係ができるのなら、僕はそれで嬉しいから」と言ってくれました。
私としては、先輩に毎回毎回おごってもらうのは何とも心苦しい気持ちもあったのですが、先輩にそんな風に言ってもらえてうれしかったのを今でも思い出します。
以来、先輩のこの言葉を実践する機会がいつか来ればと思っていますが、その後大学時代のサークルでも社会人になっても自分の直属の後輩というのがなかなかできず、先輩への30年越しの「借り」をお返しすることができていません。

「俺がおごるよ!」
いつかそんなセリフを先輩への感謝の気持ちも込めて行ってみたい!
決して先輩風を吹かせたいわけではないけれど、ずっとそんな気持ちでいます。
タグ:先輩 おごる
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