【妄想旅】阿波海南発佐古行 四国最長片道切符の旅01 [その他鉄道ネタいろいろ]
こんにちは、gonanaです。
前回の記事にも書いた通り今回から、四国島内のJR線を最長距離の片道切符を使って乗り継いでいく乗り鉄旅の妄想旅日記をつづっていきます。
なお、記事中に出てくる列車の時刻や行き先、列車名などは「Yahoo!路線検索」で検索した2022年11月下旬のデータをもとに記載しています。
四国島内の最長片道切符の妄想旅のスタートは、徳島県の牟岐線阿波海南駅。
そこで、まずはその阿波海南駅へ向かうことになりますが、同駅周辺にはおそらく出発前日に「前乗り」できそうな宿泊施設などはなさそうなので、乗り継ぎ初日の朝に徳島駅から阿波海南駅まで向かうことにします。
ただし、牟岐線の終点でもある阿波海南駅まで到達する列車は少ないため、徳島駅から乗車するのは朝一番の5:31に発車する阿波海南行普通列車です。この列車を逃してしまうと、その後の行程を組み変える必要が生じてしまうため、頑張って早起きすることになります。
そして、この阿波海南までの乗車は、あくまでも四国最長片道切符の妄想旅のスタート地点への移動のためなので、正式な最長片道切符の旅の行程には含めず、徳島から阿波海南への運賃も最長片道切符とは別に支払うことになります。
徳島駅を発車した阿波海南行は、まだ完全に夜が明けきらない牟岐線を下っていきます。とにかく朝が早いので、車内では「二度寝」に徹することになるのでしょうか。
そして終着の阿波海南駅には8:03に到着。牟岐線の終点は今でこそこの阿波海南駅ですが、2020年11月までは1駅先の海部駅が終点で、四国最長片道切符の旅の始発駅も同駅でした。さらにその先へは阿佐海岸鉄道という第三セクター鉄道が2駅先の甲浦駅まで延びていました。
さて、四国最長片道切符のスタート駅までやって来たので、後はいよいよ乗り継ぎをスタートするばかり…となってもよいのですが、せっかくここ阿波海南駅までやって来たのにあの乗り物に乗らないわけにはいきません。
そう、JR四国から移管された阿波海南ー海部間を含む阿佐海岸鉄道線で走り始めて間もなく1年になるDMV(デュアル・モード・ビークル)です。
DMVとは、簡単に言えばレール上と一般の道路上の両方を走ることのできる乗り物で、一応「鉄道車両」のカテゴリーに入る車両です。
そして、その線路上も道路上も走れる特徴を生かし、もともと鉄道区間だった阿波海南ー甲浦間に加え、その前後の道路区間を含めた阿波海南文化村ー道の駅宍喰温泉間で運転されているのがこの阿佐東線DMVです。
DMVのメカニズムなどの詳細は長くなってしまうので割愛し、阿波海南駅からDMVに妄想乗車します。
阿波海南駅に牟岐線の列車で到着してしばらく待っていると、始発の阿波海南文化村停留所を出発して国道55線を「バスモード」で走って来たDMVが、駅舎横に建設された駅前からのアプローチ道路を通って駅舎に隣接した下り「列車」用の乗り場に入ってきます。これが、これから乗車する阿波海南8:20発の道の駅宍喰温泉行となります。
早速マイクロバスを改造したDMV車両に乗車しドアが閉まると、少し進んでここまでの「バスモード」から「鉄道車両モード」へと切り替わるために設けられた「モードインターチェンジ」に侵入します。
「モードインターチェンジ」でのDMVの動きなどについては詳しい記事を検索していただきたいと思いますが、ここで行われる「モードチェンジ」は、ざっくり言えば「バスモード」で使用するタイヤを格納し、代わりに「鉄道車両モード」で使用する鉄車輪を出す(あるいはその逆)をする作業です。ちなみにモードチェンジを行っている最中には、車内には徳島らしく(?)阿波踊りのメロディーが流れているとか。
さて、モードチェンジを終えて鉄道車両モードへと切り替わったDMVは、レールの上を走りだします。
阿波海南の次の海部駅までは、JR四国から阿佐海岸鉄道へと経営が引き継がれた路線で、そこから先は阿佐海岸鉄道が開通させた区間に入ります。
海部駅の次の宍喰駅との間は6.1kmと最も駅間が長い区間で、この間には厳しい地形を克服するために15本ものトンネルがありますが、その合間には車窓から海を眺められる区間もあり、DMV乗車中の一番の見どころといってよいかもしれません。
宍喰駅を出た後、徳島県と高知県の県境を超えると鉄道区間の終点甲浦駅に到着します。
同駅構内に設けられた「モードインターチェンジ」で先ほどの阿波海南駅とは逆に鉄道車両モードからバスモードへの変換を行い、高架上の駅からアプローチ道路を通って一般道に降ります。
バスモードに切り替わったDMVは、既存の鉄道線の先にある観光スポットへと向かいます。
甲浦駅の次は「海の駅東洋町」停留所に停車します。ここは停留所から海が望めるほか、同盟の「道の駅」の海沿い版のような施設の最寄り停留所となっています。
海の駅「では、」地元でとれた海産物や農産物、お土産物などが購入できるようです。
その次の停留所が、終点の道の駅宍喰温泉停留所となります。
ここも同盟の「道の駅」の最寄り停留所になっています。「道の駅宍喰温泉」は国道55線沿線でも規模の大きな道の駅のようで、観光案内所や地元の物産売店などのほか、その名の通り温泉施設もあるようです。ホテルもあるそうなので、ここに宿泊すれば徳島駅を早朝に出発して乗り継ぎスタート地点の阿波海南駅まで向かわなくてもよいということになりますが、いずれにしてもここにたどり着くまでにかなりの時間を要するのは間違いありません。
時間調整を兼ねて1時間20分ほど道の駅で過ごし、10:12発の阿波海南文化村行のDMVでもと来た道を戻ります。
そして、阿波海南駅から先の未乗区間である阿波海南文化村までの間を乗車して、現在DMVが毎日運航されている区間には全区間乗車したことになります。
阿波海南文化村停留所に到着した後は、DMVに乗るか国道55号線を歩いて阿波海南駅まで戻ります。
いよいよというかやっと、四国党内最長片道切符の妄想旅が始まりますが、続きはまた次回です。
前回の記事にも書いた通り今回から、四国島内のJR線を最長距離の片道切符を使って乗り継いでいく乗り鉄旅の妄想旅日記をつづっていきます。
なお、記事中に出てくる列車の時刻や行き先、列車名などは「Yahoo!路線検索」で検索した2022年11月下旬のデータをもとに記載しています。
四国島内の最長片道切符の妄想旅のスタートは、徳島県の牟岐線阿波海南駅。
そこで、まずはその阿波海南駅へ向かうことになりますが、同駅周辺にはおそらく出発前日に「前乗り」できそうな宿泊施設などはなさそうなので、乗り継ぎ初日の朝に徳島駅から阿波海南駅まで向かうことにします。
ただし、牟岐線の終点でもある阿波海南駅まで到達する列車は少ないため、徳島駅から乗車するのは朝一番の5:31に発車する阿波海南行普通列車です。この列車を逃してしまうと、その後の行程を組み変える必要が生じてしまうため、頑張って早起きすることになります。
そして、この阿波海南までの乗車は、あくまでも四国最長片道切符の妄想旅のスタート地点への移動のためなので、正式な最長片道切符の旅の行程には含めず、徳島から阿波海南への運賃も最長片道切符とは別に支払うことになります。
徳島駅を発車した阿波海南行は、まだ完全に夜が明けきらない牟岐線を下っていきます。とにかく朝が早いので、車内では「二度寝」に徹することになるのでしょうか。
そして終着の阿波海南駅には8:03に到着。牟岐線の終点は今でこそこの阿波海南駅ですが、2020年11月までは1駅先の海部駅が終点で、四国最長片道切符の旅の始発駅も同駅でした。さらにその先へは阿佐海岸鉄道という第三セクター鉄道が2駅先の甲浦駅まで延びていました。
さて、四国最長片道切符のスタート駅までやって来たので、後はいよいよ乗り継ぎをスタートするばかり…となってもよいのですが、せっかくここ阿波海南駅までやって来たのにあの乗り物に乗らないわけにはいきません。
そう、JR四国から移管された阿波海南ー海部間を含む阿佐海岸鉄道線で走り始めて間もなく1年になるDMV(デュアル・モード・ビークル)です。
DMVとは、簡単に言えばレール上と一般の道路上の両方を走ることのできる乗り物で、一応「鉄道車両」のカテゴリーに入る車両です。
そして、その線路上も道路上も走れる特徴を生かし、もともと鉄道区間だった阿波海南ー甲浦間に加え、その前後の道路区間を含めた阿波海南文化村ー道の駅宍喰温泉間で運転されているのがこの阿佐東線DMVです。
DMVのメカニズムなどの詳細は長くなってしまうので割愛し、阿波海南駅からDMVに妄想乗車します。
阿波海南駅に牟岐線の列車で到着してしばらく待っていると、始発の阿波海南文化村停留所を出発して国道55線を「バスモード」で走って来たDMVが、駅舎横に建設された駅前からのアプローチ道路を通って駅舎に隣接した下り「列車」用の乗り場に入ってきます。これが、これから乗車する阿波海南8:20発の道の駅宍喰温泉行となります。
早速マイクロバスを改造したDMV車両に乗車しドアが閉まると、少し進んでここまでの「バスモード」から「鉄道車両モード」へと切り替わるために設けられた「モードインターチェンジ」に侵入します。
「モードインターチェンジ」でのDMVの動きなどについては詳しい記事を検索していただきたいと思いますが、ここで行われる「モードチェンジ」は、ざっくり言えば「バスモード」で使用するタイヤを格納し、代わりに「鉄道車両モード」で使用する鉄車輪を出す(あるいはその逆)をする作業です。ちなみにモードチェンジを行っている最中には、車内には徳島らしく(?)阿波踊りのメロディーが流れているとか。
さて、モードチェンジを終えて鉄道車両モードへと切り替わったDMVは、レールの上を走りだします。
阿波海南の次の海部駅までは、JR四国から阿佐海岸鉄道へと経営が引き継がれた路線で、そこから先は阿佐海岸鉄道が開通させた区間に入ります。
海部駅の次の宍喰駅との間は6.1kmと最も駅間が長い区間で、この間には厳しい地形を克服するために15本ものトンネルがありますが、その合間には車窓から海を眺められる区間もあり、DMV乗車中の一番の見どころといってよいかもしれません。
宍喰駅を出た後、徳島県と高知県の県境を超えると鉄道区間の終点甲浦駅に到着します。
同駅構内に設けられた「モードインターチェンジ」で先ほどの阿波海南駅とは逆に鉄道車両モードからバスモードへの変換を行い、高架上の駅からアプローチ道路を通って一般道に降ります。
バスモードに切り替わったDMVは、既存の鉄道線の先にある観光スポットへと向かいます。
甲浦駅の次は「海の駅東洋町」停留所に停車します。ここは停留所から海が望めるほか、同盟の「道の駅」の海沿い版のような施設の最寄り停留所となっています。
海の駅「では、」地元でとれた海産物や農産物、お土産物などが購入できるようです。
その次の停留所が、終点の道の駅宍喰温泉停留所となります。
ここも同盟の「道の駅」の最寄り停留所になっています。「道の駅宍喰温泉」は国道55線沿線でも規模の大きな道の駅のようで、観光案内所や地元の物産売店などのほか、その名の通り温泉施設もあるようです。ホテルもあるそうなので、ここに宿泊すれば徳島駅を早朝に出発して乗り継ぎスタート地点の阿波海南駅まで向かわなくてもよいということになりますが、いずれにしてもここにたどり着くまでにかなりの時間を要するのは間違いありません。
時間調整を兼ねて1時間20分ほど道の駅で過ごし、10:12発の阿波海南文化村行のDMVでもと来た道を戻ります。
そして、阿波海南駅から先の未乗区間である阿波海南文化村までの間を乗車して、現在DMVが毎日運航されている区間には全区間乗車したことになります。
阿波海南文化村停留所に到着した後は、DMVに乗るか国道55号線を歩いて阿波海南駅まで戻ります。
いよいよというかやっと、四国党内最長片道切符の妄想旅が始まりますが、続きはまた次回です。
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