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結果それでよかった…のかな [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:これまでの人生でこれは「賭け」だったと思う出来事

振り返ってみると、私の人生で一か八かの重大な決断を迫られた場面というのに立たされた記憶がほぼないことに気づきました。
流れに任せて何も考えずに生きているというつもりもないけれど、何かを決断しなければならないことからくるストレスを他人ほどは感じずに生きてきたような気がするのは事実です。
そんな中でもあえて人生の中で賭けだったのかもと思う場面をあげるとすれば、大学を卒業して新卒で入社した会社を辞める時のことですかね。
就職氷河期などともいわれ、実際に数えきれないくらい多くの会社に履歴書を送っても面接までたどり着ければまだましというような状況で、就職浪人決定間近の3月末になってやっと私を拾ってくれたある金融関係の会社。
金融関係は私の志望とは大きく方向の違う業種だけど、とにかくどうにか新卒で入社することができたということができました。
最初に配属されたのは営業部門でした。私は自他ともに認める営業職に向かない人間だと今も思っているので、この配属には心の中で「それはちょっと…」という思いもあったものの、実際に担当することになったのはいわゆる営業事務がほとんどでした。
ただ、やはり営業部門の部署の雰囲気が私には合わず、入社後2か月ほどで早くも経理部、さらに総務部といった管理部門へ異動することになりました。
これで以前よりも働きやすい雰囲気の職場に移れたようにも感じましたが、やはりどこかに私の得意な分野の業種の企業ではないという思いが残っていたことと、部署内の人間関係のことなどでどうにもこの会社には長くはいられないなというように感じるようになりました。
ただ、先ほども書いたような就職難は私が就職して数年経った頃もあまり変わらず、せっかくこんな自分を拾ってくれた会社への恩義もあり、会社を辞めようという踏ん切りはなかなかつきませんでした。
それでも、この会社にそのままい続けても自分にとっての働きやすい環境がどこまで得られるかわからず、それならば一度会社を辞めてどこか自分の能力の範囲でしっかり働ける職場を探そうという気持ちになり、2002年8月末で新卒入社した会社を辞めることにしました。
会社を辞めたことでそれまでの何となくもやもやした気持ちはひとまず解消されましたが、予想通りいざ会社を飛び出したはいいもののその後の再就職先はなかなか見つからず、そのまま元の会社にとどまった方がよかったかも、などと考えたこともありました。
結局、最初の会社を辞めてから8か月経ってようやく再就職先が決まりました。幸いこの会社の業種や担当する仕事も私には合っているもので、視覚障がい者となって働き続けるのが難しくなって不本意ながら退職するまで、11年あまり、人間関係的にも働き方的にもよい環境で仕事をすることができました。
こうして振り返ると、就職浪人寸前の自分を救ってくれた恩義のある会社を辞めるのは多少なりとも葛藤はあったものの、結果的にはその後自分にとって働きやすい会社に出会えたという点では、この「賭け」はひとまず成功、ということになるんでしょうか。
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