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もう少し早く計画が動き出していれば・・・ [鉄道ニュース]

こんばんは、gonanaです。
ほぼ四半世紀前に計画が凍結された西武新宿線西武新宿ー上石神井間の地下急行線を使った複々線化計画。今となっては、そのような計画があったことも忘れられていたのかもしれませんが、このたび、凍結されていた計画が正式に中止されることになったようです。
詳しくは、下記のリンクにある記事をご覧ください。

西武新宿線「幻の複々線化」正式に中止へ 「無期限延期」から四半世紀 | 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/86309

確かに高騰する建設費(一説には、地下に急行線を建設することに伴う防災設備に想定以上の費用がかかることが判明したという話もあるようです)と、ピーク時から約40%も低下したラッシュ時の混雑率を考えれば、高額の事業費をかけて複々線化を進めるほどの必要性はないという結論に達したということなんでしょう。
でも、西武新宿線を頻繁に利用する身としては、もし複々線化が実現していたら、西武新宿線はもっと利用しやすいダイヤになったのではないかと今も思います。
構想の通り高田馬場ー上石神井間をノンストップで結ぶ急行線があれば、現在運転されている特急「小江戸」や拝島線へ直通する座席指定列車「拝島ライナー」などは複々線区間で先行の各駅停車の影響を受けないダイヤにすることができ、それによるスピードアップも実現できたでしょう。また現在急行・準急の停車駅となっている鷺ノ宮駅や、徒歩での連絡は必要なものの一応都営地下鉄大江戸線との乗換駅である中井駅にも急行線にホームを設ければ、複々線区間では各駅停車とそれ以外の優等列車の走行線路を完全に分離しながら現在の利便性も確保できたでしょう。
これによって、都内から川越方面への東武東上線やJR埼京・川越線との競争や、同じく都内から拝島へのJR中央・青梅線との競争にもそれなりにプラスの影響が出たかもしれないと思うとちょっと残念な気もします。
同じ西武の池袋線では練馬ー石神井公園間の複々線化が完成し、東京メトロ有楽町・副都心線との直通運転と合わせ、以前と比べて池袋線が便利で速くなったのを感じている者にとってはなおさら惜しい気がします。
複々線化計画が正式に中止されることが決まった今となっては、これらの想像ももはや鉄道好きの妄想にすぎなくなってしまうでしょうね。
私が思うに、歴史に「もしも」は禁物といいますが、この複々線計画があと10年くらい早く持ち上がっていたら、また違った展開になっていたと思うのですが・・・
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