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【自立訓練の日々 その4】歩行訓練① [視覚障碍者としてのあれこれ]

こんばんは、gonanaです。
「自立訓練の日々」第4回です。ちなみに第3回は
https://gonana57.blog.so-net.ne.jp/2019-06-10
です。

今回から、国立障害者リハビリテーションセンターでのいろいろな訓練メニューについて書いていきたいと思います。
まずは、白杖(はくじょう)を使っての単独歩行の訓練についてです。
白杖を使った歩行は体験も含めて全く経験がないので、歩行訓練の第一歩はまず自分にあった長さや操作感の白杖を選ぶことから始まります。センターに備品として保管されている何本かの白杖を実際に持って、持ちやすさなどを確認し、これからお世話になる白杖の種類を決めました。
どのような白杖を使うかが決まったところで、室内で白杖を操作しながら歩く練習に入ります(当初はまだ自前の白杖が届いていないのでセンターの白杖を借りていました)。
練習はセンターの訓練棟内の長い廊下を使って行いました。まずは白杖の持ち方の練習を兼ねて白杖で壁を叩きながらまっすぐに歩く感覚をつかむ練習から始まり、その後廊下の真ん中を白杖を左右に振りながら歩く練習に入りました。
どちらの練習でも、私の担当のケースワーカーさんであるWさんが手を叩く合図で白杖を振るリズムを取りながら歩くのですが、壁を叩きながらの歩行では早い段階でそこそこスムーズに歩けるようになりましたが、廊下の真ん中を歩く練習ではなかなかうまくリズムをつかみながら歩けず、また歩行のガイドになる壁がないのでまっすぐに歩くのもなかなか難しく、Wさんが決めたスタートとゴールの間をどうにかあまり左右にぶれずに歩けるようになるまで、何日か室内での歩行練習は続きました。
さらに、廊下での訓練と並行して、やはりセンターの建物内の階段を使って、階段の上り下りの際の白杖の使い方の訓練も受けました。
そして、どうにか白杖を使っての単独歩行の基本がつかめたところで、いよいよ「実践編」ともいうべき屋外での歩行訓練に入ることになります。これについては次回(第5回)で書くことにします。

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