SSブログ

真っ赤なあいつ [鉄道ニュース]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:名古屋のイメージは?

もともと名古屋周辺に親戚や知り合いもなく、またかつては今のように名古屋グルメや名古屋独特の文化がメディアで取り上げられることもなかったため、子供の頃の私にとって名古屋はほぼ未知の街でした。
そんな中で、私に初めて名古屋という土地のイメージを印象付けたともいえる存在が、真っ赤な名鉄電車、中でもその名鉄のイメージリーダー的存在だった「パノラマカー」7000・7500系でした。
パノラマカーは、私の子供の頃の鉄道ものの絵本や図鑑などにも多く登場し、またかつてフジテレビ系で放映されていた名鉄がスポンサーの番組(おそらくフジ系列の東海テレビ制作の番組だったと思います)でも、当時の新名古屋駅(現在の名鉄名古屋駅)のトンネルの豊橋川出口を出てくるパノラマカーの姿をとらえたCMが流れていたのを見ていた影響もあり、まだ名古屋という街のことを全く知らない幼い私にとっても親しみを感じる電車でしたし、小田急NSE車と同じ展望室付きの車両ということで一度乗ってみたい車両でもありました。
そしてこのパノラマカーを入り口にして私の中では「名古屋といえば名鉄の赤い電車」というイメージが出来上がっていきました。
そのため、高校生の時に修学旅行へ向かう途中の新幹線の車窓から、名古屋到着直前で初めて赤い名鉄電車、そしてパノラマカーを生で見た時には「名古屋に来たんだ!」という感慨が湧いたものでした。
そんな名鉄電車、そしてパノラマカーに初めて乗車したのは、確か1993年頃だったと思います。
このころにはパノラマカーはすでに名古屋本線の特急運用はほぼなくなっていたかと思いますが、それでもまだまだ存在感は失われていない感じでした。
初めてのパノラマカー乗車は、知多新線内海駅から犬山線犬山駅へ向かう急行でした。もちろん乗車したのは先頭車展望室の最前列の座席。子供の頃からの夢だったパノラマカーに乗れたことでテンションは最高潮。犬山駅に到着するまで興奮しっ放しだったのを今でも覚えています。
その後も何度か名鉄、そしてパノラマカーには乗車する機会はありましたが、やがてパノラマカーも引退し、青と白のボディーの「ミュースカイ」2000系やステンレス車など、「赤くない名鉄電車」が登場するなど名鉄のイメージもかなり変わりましたが、やはり私にとってはいまだに「名古屋といえば真っ赤な名鉄電車」というイメージは変わりません。

ところで昨日、下の記事のような話題がネットニュースに出ていました。

「赤い電車」名鉄にツートンカラー登場 「コレジャナイ感」あるファンもいるが... : J-CASTニュース
https://www.j-cast.com/2019/06/18360132.html

残念ながら、今の私はこの3100系塗装変更車の新塗装がどのようなものか確認することはできませんが、やはり赤一色のイメージが今も強い名鉄の一般型車両としては、白色が目立つ外観はやはり斬新というか「名鉄じゃない感」を感じてしまうものかもしれません。
最近では、京阪が特急車・一般車それぞれに長年受け継がれてきた塗装を大きく変更したり、阪神も近年の新車はかつての赤胴車・青胴車のイメージから脱皮しつつあります。
名鉄も、赤一色塗装が定着するまでには過去いろいろな塗装の車両が登場してきたそうですから、今回の3100系の塗装もそういった名鉄電車の塗装の歴史の一コマなのかもしれません。
でも、もし「名鉄=赤」というイメージが失われていくのだとすればやはり寂しいものがあります。
果たして今後の名鉄電車の塗装がどうなっていくのか、大いに注目といったところでしょう。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。