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「保存」か「集客」か、そのバランスが難しい [鉄道ニュース]

こんばんは、gonanaです。
群馬地区をはじめ、JR東日本エリアの各地のSL列車やイベント列車、時には訓練列車などでも活躍しているJR東日本高崎車両センター高崎支所の旧型客車が、来年の群馬デスティネーションキャンペーンに向けて内装を大幅にリニューアルされることになったそうです。
詳細は下記のリンクからどうぞ。

昭和初期の木目調客車 楽しんで JR 群馬DCに向けSL車内を改修 1両はラウンジカーにも(上毛新聞) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190913-00010000-jomo-l10

う~ん・・・、鉄道ファン的にはこのニュースについての感想はちょっと複雑です。
確かに現在のSL列車は機関車や客車の保存運転というより「観光列車」の一ジャンルという色彩が強いものですし、鉄道ファンや懐かしいもの好きの人だけでなく、家族連れも含めた幅広い層にアピールするためには思い切った「観光列車」仕様の内装へのリニューアルは避けては通れないのでしょうか。
でも・・・、やっぱり鉄道ファン、国鉄型車両ファンとしては何か素直に歓迎しにくい気分というのが正直なところです。
このあたりは、大井川鐵道の「トーマス号」に感じた気持ちと同じものがあります。

このリニューアル後の内装は昭和初期をイメージしているそうですが、7両中のうちスハフ32 2357が戦前製(確か昭和13年製?)以外は昭和20年代製ということを考えると、昭和20~30年代のイメージとした方がふさわしいような気がするのは私だけでしょうか。
建物の内外装などで昭和レトロというと、戦前のイメージに寄っていく傾向が強いような気もしますが、今や昭和20~30年代も立派な昭和レトロになると思うので、旧型客車に関しては現状を基本に居住性や安全性を現在の水準に適合させる形でのリニューアルと保存という方向にしても良かった気がします。
そして、これだけ大幅な内装のリニューアルを施すなら、いっそのことJR西日本の「SLやまぐち」用35系客車のような新製客車の投入を考えても良かったと思います。車体はステンレス製としてもフルラッピングによりSLや国鉄型機関車と調和の取れた外観にすることは十分可能でしょうし、内装やサービスにしても今回のリニューアル計画以上の新機軸を盛り込めるかもしれません。

それにしても、SL列車や国鉄型車両などの旧型車両の原形を重視した保存運転と、多くの人に存在や意義をアピールしつつ観光や地域の振興にもつなげるための集客策とを上手いバランスで両立させるというのは、なかなか難しいことなんでしょうね。

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