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日本にもぜひこの流れを! [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:もう一度復活してほしいもの

この年齢になると、復活してほしい物とかなくしてほしくないものは数限りなくあります。
なので、この方面のテーマでの記事ももう何本目かになりますが、その中でも、鉄道好きとして最も復活してほしいのは「夜行列車」、それも各社の超豪華列車のようなものでなく、普通に寝台券や指定券を購入すればいつでも誰でも乗車できる列車です。
昭和の時代はまさに全国に張り巡らされていたブルートレインをはじめとする夜行れしゃのネットワークも、時代の流れや乗客のニーズに合わせた改善がなかなか進まないまま次々に廃止や縮小が進み、今や毎日運転の夜行列車は「サンライズ瀬戸・出雲」だけになるという、なんとも寂しい状況になってしまいました。
「それでも夜の移動は高速バスがあるからいいではないか」という意見もあるでしょうが、逆に言えば現在では夜のうちに長距離を移動する手段がほとんどの場合で高速バスしかなく、料金の高低や細かなサービスでの洗濯はできても移動手段そのものの選択肢が相当に狭くなってしまったということでもあります。
この状況を良しとするか不便とするかは人それぞれだと思いますが、私はやはり主要都市間の移動に関しては夜行列車と高速バスを好みや懐具合に合わせて自由に選べる方が好ましいと思います。
夜行列車の衰退は、高速バスや飛行機との競争に敗れたのが大きな理由の一つではありますが、その他にもダイヤの改善や、時代に合わせた新しい設備やサービスを積極的に導入したり、高すぎる運賃・料金の制度を改めるなどの改善を行っていれば、今のような寂しい状況はおそらくなく、夜行列車もそれなりに高速バスやLCCと対等に渡り合えていたかもしれないと思うと残念です。
とにかく、このまま夜行列車という列車ジャンルが絶滅の方向に向かう流れから脱して、新たな姿で復活することを期待したいものです。

ところで、少し前に夜行列車の衰退は日本だけでなくヨーロッパでも起こっているというのを知って私は衝撃を受けましたが、そのヨーロッパでどうやら夜行列車に復権の流れが生まれているようです。
詳しくは下記のリンクからどうぞ。

欧州で「夜行列車復活」の機運、日本の鉄道は? )東洋経済オンライン)
https://toyokeizai.net/articles/-/297608

日本とは鉄道網の状況も鉄道運営のシステムも大きく違うヨーロッパ各国のこととはいえ、このような潮目の変化は注目に値するのではないかと思います。さらに最近のヨーロッパでは地球温暖化対策という観点からも、飛行機よりも鉄道での移動を推奨する動きがあるようで、それも追い風になるかもしれません。
リンクの記事にもあるように、日本もヨーロッパも夜行列車衰退の原因には共通するところも多く、それを考えると日本でもヨーロッパの夜行列車復活の流れに学ぶところは多いのではないかと思います。
もちろん記事にもある通り日本でそのままヨーロッパ各国と同じような改善策が通用するわけではないのでしょうが、ぜひともこの夜行列車復権の流れが日本にもやってくることを期待したいものです。


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