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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その11 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

大阪駅から乗車した「はまかぜ3号」は、姫路駅に13:05、刻到着。
過去3度ほど短区間乗った経験しかありませんでしたが、これでキハ181系に乗るのも最後だと思うと何だか名残惜しい気分になりますが、それを何とか振り切って下車しました。
「はまかぜ3号」はここから進行方向を逆にして播但線に入るので、そのための停車時間を利用して最後の撮影タイムとします。
塗装は白と濃い茶色のツートンに細い青帯の入ったJR西日本オリジナルのものに変わっているものの、武骨な外観がいかにも国鉄型気動車といった感じを受けました。
そんな古豪の姿を目に焼き付けて「はまかぜ」発射を見送ると、同じ姫路駅に発着する姫新線のホームに、同線で活躍する当時最新の気動車キハ127系が停車しているのを発見。
キハ181とは対照的に、こちらはいかにもJR世代の気動車といったイメージのスマートな外観で、見た目は帯色が違うだけでその他は223系電車にそっくりな印象を受けます。

さて姫路駅からは、岡山電車区所属の115系4両編成の赤穂線直通播州赤穂行963Mに乗車します。
乗車した車両は延命工事済みで車体塗装や座席の計上も変わってはいましたが、11年前でも貴重になりつつあった国鉄型車両同士の乗り継ぎとなります。
963Mは、昼下がりらしく混雑するでもなくガラガラでもなくといった程よい乗り具合で山陽線を西へ進み、姫路から20分ほどで相生駅に到着。
この駅は、経路こそ違えどともに岡山方面へ向かう山陽本線と赤穂線との分岐駅で、ここまで乗ってきた963Mはまだ乗ったことのない(2021年現在も)赤穂線直通なので、できればこのまま終着まで乗るのもいいかな、と思いかけましたが、この後の行程の都合もあり山陽本線に乗り換えます。
963Mには山陽線311M列車がすぐ接続しますが、311Mに乗っても途中の上郡駅までしか行けずその先への接続列車もないので、この列車は見送ります。
それにしても、日中に姫路―岡山間を普通列車で移動しようとすると、山陽線経由・赤穂線経由とも相生や播州赤穂での乗り換えが必要になる上に、実質的に1時間に1本ずつしか乗車チャンスがないのはやはり不便で、18きっぷを利用した旅ではちょっとした難所といえます。

相生から乗車するのは、14:27発の三原行1321M(岡山駅からは459M)。
この列車で山陽線を下り、岡山駅の1つ広島寄りの北長瀬駅へ向かう、つもりなのですが…
その数時間前に山陽線上郡―三石間で鹿と貨物列車が衝突したとかで安全確認があり、その影響によるダイヤ乱れのため、折返し1321Mとなる糸崎始発の1316Mも遅れているというアナウンスが。
実は北長瀬では16時過ぎに同駅を通過するEF65牽引の貨物列車5092列車などを撮影予定なので、あまり遅れられては困るんですが…

結局、1316Mは22分遅れて相生に到着。
このため、1321Mも19分ほど遅れた14:46に相生駅を発車しました。
果たして5092列車の通過までに北長瀬駅に着けるのか、少々の不安を抱きながら115系に乗り込みました。

次回に続きます。
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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その10 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

大阪駅のホームで485系「雷鳥」やブルトレ「日本海」、さらに103系や201系などの大阪環状線列車などを撮影するうちに、ここから姫路駅まで乗車する特急「はまかぜ3号」の発車時刻が近づいてきました。
この旅の時点の「はまかぜ」には国鉄型の特急形気動車キハ181系が使用されていましたが、「はまかぜ」はこの鉄道旅の約2か月後に新鋭のキハ189系に置き換えられることになっており、その前にぜひ乗っておこうとこの旅の行程に組み込みました。

その「はまかぜ3号」が発車番線の3番線に入線してきたのは、発車わずか3分前の12:02。
関東では見ることのできないキハ181系を発車前にゆっくり撮影しようという目論見は外れましたが、ともかくあわただしく数枚外観を撮影して最後部5号車のキハ181-27に乗車。
乗りこんだのもつかの間、「はまかぜ3号」は12:05に大阪駅を定刻発車しました。
5号車の大阪駅からの乗客は私を含めて3~4人ほどで、姫路までに停車する三ノ宮や明石でもほとんど車内に動きはありませんでした。
まあ、大阪ー姫路間にはほぼ同じ所要時間で走る特別料金不要の新快速が15分間隔で頻繁に走っているので、わざわざ特急料金を払って特急に乗る人は少ないということでしょうが、それゆえに冷房のよくきいたガラガラの車内でゆっくり過ごすには最高の環境といったところです。
座席に落ち着いたところで、阪神間の複々線区間を爆走するキハ181の走りを堪能しながら、大阪駅で購入した駅弁「神戸デリカ」で昼食。
「デリカ」というぐらいなので洋食弁当を想像していたら、割と普通の幕の内でした。

エンジンのうなりとともにJR神戸線を激走することちょうど1時間で「はまかぜ3号」は姫路駅に到着。
キハ181系での運転としては最後の乗車となるので、このまま播但・山陰線へ乗り進みたいところですが、残念ながら私はここで下車。
進行方向を逆にして城崎方面を目指す「はまかぜ」を見送り、姫路からは115系で岡山へ向かいます。
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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その9 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

2010年8月24日は、2日間滞在した関西を離れて次の遠征先の岡山へ移動します。
しかし、大阪駅から乗車する特急「はまかぜ3号」は12:05の発車なので、午前中の空き時間を利用してまたしても甲南山手駅へ。
目的は2日前と同様、午前9時台に阪神間を通過する、岡山機関区のEF65が牽引する2本の貨物列車の撮影です。
宿泊していたビジネスホテル最寄りの塚本駅から普通電車で甲南山手駅へ向かうと、平日の朝にもかかわらずすでに数人の撮影者がいて、この日も期待が膨らみます。
まず9:21頃に通過の73列車は、国鉄色のEF65 116号機の牽引で通過!
同機は2日前に撮影した100号機とともに、2010年夏の時点で2両のみが残っていたEF65 0番台の国鉄色機で、そんな貴重な2両をいずれも事前情報なしで撮影できただけでも、この鉄道旅に出た価値があったというものでした。
そして、9:39頃通過の72列車も、国鉄色のEF65 1119号機の牽引!
同機は新鶴見機関区に所属していた当時に数回撮影経験があり、さらにそれ以前のJR西日本所属時代には同機の牽引する夜行快速「ムーンライト九州」に乗車した経験もあり何かと縁のある機関車でした。

相次いで2両の国鉄色EF65を撮影できていい気分のまま、普通と快速を乗り継いで大阪駅へ。到着後は、
「はまかぜ3号」の発射ホームでもある3番線へ移動しました。
3番ホームへ上がると、2日前にはタッチの差できちんとした写真が撮れなかった「雷鳥8号」で到着した485系が停車中でした。
2日前よりホームに出るのがやや早かったこともあり、この日はゆっくり撮影できたのはよかったですが、前面の愛称幕や側面の行き先幕がすでに「回送」表示に変わっていたのは残念でした。
その485系が宮原操車場へ向かうのを見送った後はこれも2日前同様、同じ3番線に到着する青森からのブルートレイン「日本海」を撮影。
「日本海」は定刻の10:27、国鉄色であるローズピンク塗装のEF81 106号機の牽引でした。

「日本海」の編成が宮原操車場へ引き上げるのを見送った後は、環状線ホームや3・4番線に発着する列車を撮影しながら時間をつぶし、「はまかぜ3号」の発車時刻を待ちます。

次回に続きます。
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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その8 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

和歌山界隈での乗り鉄&撮り鉄を楽しんだ後は、和歌山駅から阪和線・大阪環状線直通の「紀州路快速」で大阪駅へ。
ただ、大阪駅に戻ってきた時点でもまだ時刻は16時台。
このまま宿泊中のビジネスホテルへ戻るのも早すぎるので、とりあえず前日と同じような成果を期待してこの日もJR神戸線(東海道線)の甲南山手駅へ。
新快速と普通電車を乗り継いでやって来た甲南山手駅で狙った貨物列車(75列車)は更新機塗装のEF65 1036号機。
未撮影だった機関車が撮れたのはそれはそれでよかったのですが、前日国鉄色機を2両もゲットできたからか、ぜいたくなものでなんだかちょっと物足りないような気分になってしまったのも事実です。

その75列車の後に通過する「はまかぜ」を撮影してもまだ17時。まだ日が暮れるまでには少し時間もあるので、特に目的はないものの、近い距離で手軽に乗車や撮影ができる場所ということで、山陽本線の支線である兵庫ー和田岬間の通称「和田岬線」に乗りに行くことにしました。
この路線は朝夕の通勤時間帯にしか運転されないたった1駅間の短い路線ですが、数少なくなった103系が2021年の今も走る貴重な路線で、私もこれまでに何度も乗車している路線です。
甲南山手駅から207系の普通電車で和田岬線の始発駅兵庫駅に到着。
高架の本線ホームから中間改札を通って(和田岬駅が無人駅のため)地上にある和田岬線ホームに出ると、この線の主であるスカイブルーの103系がすでに停車していました。
さっそく社内に入ると、通勤利用の流れとは逆方向の列車のためか、乗客は私も含め6両編成に数人という少なさでした。
やがて103系は兵庫駅を発車。
速度が低いので日中に乗った阪和線の同形式のような走りは期待できませんが、それでもやはりなじみのある国鉄型車両に乗っているという安心感のようなものは十分に味わうことができました。
兵庫駅から約5分で到着した和田岬駅でも、折り返し時間を利用して数枚103系を撮影し、すぐに兵庫駅へ戻りました。
兵庫行の列車は帰宅時間らしくそこそこ乗客は乗っていましたが、それでも立ち客多数というほどでもないのは、和田岬にも駅のある神戸市営地下鉄海岸線の影響も多少あるのでしょうか。

こうして15分ほどで和田岬線往復の小さな旅を楽しんで兵庫駅に戻った後は、普通電車で塚本駅まで移動し、この日の乗り鉄&撮り鉄は終了となりました。
この続きはまた次回です。
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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その7 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

阪和線山中渓駅で電気検測車クモヤ443系を撮影した後、103系で再び和歌山駅に戻ってきました。
もしここにまだクモヤ443系が止っていたら、ゆっくりホームから撮影できるな、なんて考えていましたが、どうやらもう和歌山線の検測に向かってしまった後のようで姿はありませんでした。
この日の朝の時点では、山中渓から和歌山に戻った後どこへ行くかはまだ決めていませんでした。
しかし、3番線で発車を待っていた紀勢線御坊行349Mが、当時113系とともに紀勢線で運用されていた通称「オーシャン色」(水色地に白帯)塗装の117系なのを見て、これにも乗車することにしました。
クロスシートの座席を確保したところで、和歌山駅の駅弁「紀州寿司めぐり」で昼食とします。
この弁当は、めはり寿司、太刀魚寿司、さんま寿司、小鯛雀寿司などといった和歌山名物の寿司の詰め合わせになっていて、お昼に食べるにはちょうどいいボリュームのおいしい駅弁でした。
駅弁を食べながら眺める車窓は、午前中に通ったばかりで正直新鮮味はありませんでしたが、その分117系の乗り心地を堪能することができました。
349Mで到着したこの日2度目の御坊駅では、朝は撮影できなかった当駅始発のローカル私鉄奇襲鉄道のレールバスを撮影することもできました。

御坊から再び117系で和歌山駅に戻ると、和歌山線ホームに和歌山支社の地域色に塗られた105系が停車しているのを発見。
この105系は、首都圏の常磐緩行線から地下鉄千代田線への直通運転で活躍した103系1000番台から改造された500番台。
特に停車していた編成の奈良方に連結されていたクハ105 500番台はクハ103 1000番台当時の前面形状がそのまま残っていました。
そのため、やや緑色が買った水色の和歌山地域色のクハ105を見ると、常磐快速線で活躍していた当時の103系1000番台を思わせる姿に懐かしさを感じました。

予想外に充実した時間を過ごすことのできた和歌山周辺での撮り鉄&乗り鉄はこの辺で一段落とし、223系の紀州路快速で大阪駅まで戻ります。
この続きはまた次回です。
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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その6 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

紀勢線御坊駅まで「阪和色」の113系で往復し、11時過ぎに和歌山駅へ戻ってきました。
ここからは、とある「珍客」を撮影するべく、103系の普通電車で阪和線の山中渓(やまなかだに)駅へ向かいます。

和歌山駅から15分少々で到着した山中渓駅は、大阪・和歌山の府県境(駅の所在地は大阪府阪南市)にある山間の小駅です。
周囲の風景は、ホームに立って大阪(天王寺)方面を向いても和歌山方面を向いても、ここが阪和線という都市間路線の途中駅であることが信じられないようなのどかさで、まさに駅名そのものの雰囲気です。
現在の状況は不明ですが、当時下り(和歌山方面)ホームには周辺のハイキングコースの案内看板もあり、そこには「紀泉アルプス」なんていう文字もあったりして、すっかり山岳路線の趣き。
同じ大阪と和歌山を結ぶ路線でも、大阪湾が車窓から見える区間もあるなど海沿いのイメージが強い南海本線とはずいぶん路線の雰囲気が違います。

そんな山中渓駅の雰囲気を楽しみながら、381系の「スーパーくろしお9号」や223系の「紀州路快速」、103系の普通電車など撮影しながら「珍客」がやってくるのを待ちます。
そして12:08頃、いよいよ本命の列車が通過。
やって来たのは、当時の京都総合運転所に所属する交直療養電気検測車クモヤ443系!
すでにこの鉄旅の時点では、同形式のJR東日本勝田車両センター所属の編成は廃車されていたため関東にいては出会うチャンスがありませんでした。
そんなクモヤ443が、この日まさに阪和線や和歌山線を検測のため走行することをある鉄道雑誌の携帯サイトで知り、迷わず撮影をスケジュールに組み込んだのでした。
やって来たクモヤ443系は、ややゆっくり目に目の前を通過してくれたので、思う存分シャッターを切ることができました。

無事珍客の撮影を終えたところで山中渓駅からは撤収し、再び103系で和歌山駅へ戻ります。
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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その5 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

40分ほど和歌山駅ホームでの駅撮りを楽しんだ後、8:37発の紀勢線御坊行331Mに乗車します。
この列車を選んだのは、単にこの列車に113系が使われるからというだけでしたが…
やってきたのはまたしても「阪和色」の日根野電車区F403編成!
これで、2010年夏時点で日根野電車区に残っていた阪和色の113系3編成すべてにわずか2時間余りで遭遇できたことになり(うち2編成には乗車も)、予想外のラッキーに恵まれることになりました。
思わぬ幸運に軽い興奮を感じながら、さっそくF403編成に乗車し、御坊まで往復乗車します。
331Mは座席が4割方埋まる程度の乗車率で和歌山を発車。
途中の冷水浦(しみずうら)駅ー加茂郷駅間では進行方向右手の車窓に海も望め、国鉄型車両のボックスシートから眺めるのにぴったりの車窓風景が広がります。
和歌山駅から1時間少々の9:47、331Mは終着の御坊駅に到着。
331Mには御坊始発の紀伊田辺行2351Mが接続。
この2351Mの車両は、同じ113系でも中間車のモハユニットを先頭車化改造したワンマン運転対応の2両編成。
この編成の両端は113系本来のスタイルの前面形状ではなく、103系に似た切妻スタイルの前面形状のため、113系本来のスタイルの331Mのクハ111と並ぶとまるで別形式のようでした。

7分の折返し時間で慌ただしく2本の113系を撮影して、再びF403編成の350Mに乗車して和歌山へとんぼ返り。
この後は、とある珍客を狙いに阪和線で次の撮影地へ向かいます。
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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その4 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

鉄道旅2日目の2010年8月23日は、朝5時に起床してホテルを出発。
塚本駅5:53発の京都行普通電車に乗り、まず向かったのは新大阪駅。
ここから乗車するのは、数少ない新大阪発の阪和線・紀勢線直通の会則紀伊田辺行2929M。
当時この列車には、日根野電車区に所属する阪和・紀勢線用の113系が使用されており、新大阪を出発し貨物線や大阪環状線を経由して阪和線へと乗り入れる「はるか」や「くろしお」と同じルートを走る列車としては貴重な113系使用列車でした。
新大阪駅に着き、2929Mの発車する11番線(現 1番線)ホームに向かうと、やがて折り返し2929Mになる113系の「B快速」が和歌山から到着。
やってきたのは、白っぽいグレーの地に水色の「阪和色」の日根野電車区F402編成!
阪和・紀勢線の113系の標準塗装となっていたこの塗も、2010年夏の時点では3編成が残るだけになっていました。
そんな貴重な編成に早朝から遭遇できたことで、いい気分で和歌山へ向かいました。
113系のボックスシートで乗り心地を味わいながら、まだラッシュ前の大阪環状線を通り阪和線へ進み乗ること1時間と少々、2929Mは7:49に和歌山駅に到着。
2929Mはこの先の紀勢線紀伊田辺行なので、どうせならこのまま終点まで乗って行きたいところですが、この日はここで下車し、ホームでしばらく発着する列車を駅取りしました。

2929Mの発車を見送ってすぐ、線路を挟んで向こう側の3番線には、紀伊田辺発の紀勢線334M列車が、113系の延命工事済者塗装の編成で到着し、乗客を降ろすと御坊方の引上線へ入っていきました。
それを追うように7:58には同じ紀勢線湯浅駅始発の天王寺行快速2936M列車が到着。
やってきたのは「阪和色」の113系F401編成!
先ほども書いた通りこの旅の時点で3編成しか残っていなかった113系阪和色編成のうち、すでに2編成に遭遇できたことになり、国鉄型車両&国鉄色好きにとってはうれしい気分です。
2936Mはここ和歌山で、先ほど引上線に入っていった113系更新色編成を後部に増結し、8両編成で天王寺へ向けて発射していきました。

その他にも、紀伊田辺からの221系紀勢線快速(和歌山止まり)、水色地に白帯の通称「オーシャン色」の117系による紀勢線湯浅行、クリーム色地に朱色帯塗装の105系による和歌山線奈良行、スカイブルーの103系による阪和線天王寺行普通電車など、短時間ながら国鉄型車両ばかり何本もの列車を撮影でき、なかなか楽しい駅撮りタイムでした。

次回も続きます。
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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その3 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

大津・西大路と、相次いでターゲットとなる列車の撮影に失敗するというハプニングはありましたが、気分を切り替えて西大路駅から普通電車で次の撮影地桂川駅へ向かいます。
桂川駅はこの鉄旅の2年弱前に開業したばかりで施設もまだ新しく、昼下がりのホームは利用客も少なく、何となくローカル駅の風情も感じてしまうような駅でした。
そんな桂川駅で狙うのは、終着大阪駅へ向けてラストスパートに入った上り「トワイライトエクスプレス」。
EF200形の試作機EF200-901号機の牽引する貨物列車を撮影しながら待つうちに、12:25頃になってEF81 103号機牽引で「トワイライト」がさっそうと通過。
さすがにこの列車は無事撮影できたところで桂川駅を後にし、普通電車で大阪駅へ移動し、駅構内の喫茶店で昼食をとりながら一休みしました。

昼食後は、次に撮影予定の列車まで少々時間が空いていたので、何となく大阪環状線に乗り天王寺駅へ向かい、同駅の阪和線ホームで103系や205系を撮影し、再び環状線で大阪駅に戻るという方法で時間をつぶしました。
そして大阪駅から再び甲南山手駅へ向かい、朝に続いて下りのEF65牽引の貨物列車を狙います。
16:30頃に甲南山手駅に着くと、同駅ホームの大阪方先端にはすでに数人の撮影者が陣取っていて、やってくる機関車に期待が高まります。
そして、16:54頃にそのEF65牽引貨物の75列車が甲南山手駅を通過。
牽引してきたのは、国鉄色塗装のEF65 100号機!
同機は2010年夏時点で稼働機が残りわずか2両となっていたEF65 0番台の国鉄色機のうちの1両で、この鉄旅の間にできれば出会いたいと思っていた車両の一つでしたが、実質的な行程初日にしてさっそく遭遇するという思わぬラッキーな結果になりました。

軽い興奮を覚えながら75列車の通過を見届けた後、キハ181系の「はまかぜ4号」を撮影して甲南山手駅からは撤収し、普通電車で大阪駅の1駅手前の塚本駅へ移動。
ここでは、朝上り「日本海」を牽引して大阪駅に到着したのと同じEF81 107号機の牽引する下り「日本海」の大阪駅への回送列車を撮影し、その後同駅近くのビジネスホテルにチェックイン。
ホテルで休憩の後、大阪駅で583系最後の定期運用列車だった夜行急行「きたぐに」を撮影し、予想外の成果となったこの日の撮影を終えました。

次回に続きます。
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2010年夏 関西・岡山・四国遠征の思い出 その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
前回に引き続き、2010年夏の関西・岡山・四国方面への鉄道旅の振り返りです。

短時間ながら幸先のよい成果が残せた甲南山手駅での撮影を終え、321系の普通電車と223系の新快速を乗り継いで大阪駅へ移動。
ここで狙うのは、もう間もなく終着の大阪駅に到着する青森からのブルートレイン「日本海」。
2010年時点でも大阪発着では最後のブルートレインになっていた列車だけに、ブルトレファンとしてはスルーするわけにはいきません。
新快速を降りて「日本海」の到着する3番線に向かうと、「日本海」の前に3番線に到着していた金沢からの485系特急「雷鳥8号」が、ちょうど乗客を降ろして折り返し先の宮原操車場(新大阪駅近く)へ回送列車として発車するところでした。
神戸方の先頭車側からの写真を撮影するために移動するには時間的に無理があったので金沢方の先頭車の側からの後追い撮影を試みましたが、見事に失敗…
気を取り直して向かい側の2番線に発着するオレンジ色やウグイス色の103系の大阪環状線外回り電車を撮影しながら待つうちに、10:27に「日本海」は定刻に大阪駅に到着。
この日の牽引機はローズピンク塗装のEF81 107号機、後に続く24系客車もほぼ原型のままという国鉄色満点の列車で、ホームを歩きながら眺めても懐かしい気分に浸ることができました。

宮原操車場へ引き上げていく「日本海」の編成を見送った後は、新快速で京都方面へ。
この後撮影しようと考えていたのは、先ほど甲南山手駅で撮影した2本の貨物列車同様岡山機関区所属のEF65が牽引する臨時貨物8865列車。
「貨物時刻表」に記載の同列車の時刻と乗車した新快速の時刻を見比べて検討した末、大津駅での通過シーンを狙うことに。
しかし、どうやら8865列車の大津駅通貨自国の予測を誤ったようで、駅に到着して上りホームから下りホームへの地下道を歩いているうちに列車は通過してしまい、見事な空振りに終わりました。
こうなっては大津駅にとどまる理由がなくなってしまったので、とりあえず下り快速で次の撮影地桂川駅へ移動していたところ、京都駅の次の西大路駅の構内に8865列車の牽引機と思しきEF65を発見したので思わず下車。
下車後改めて確認すると、更新機塗装のEF65 118号機が上りホームから十分撮影可能な位置に停車しているのがわかりましたが、またしてもホームを移動しているうちにEF65は貨車を残して京都方面へと走り去ってしまい(おそらくは構内入換のためと思われますが)、まともな写真を撮ることはできませんでした。

2度も同じ列車の撮影のタイミングを逃すという残念な結果になりましたが、それが国鉄色の機関車の牽引ではなかったことにある意味ほっとするものを感じつつ、次に撮影する予定の列車の時刻が迫る桂川駅へ向かいます。
続きはまた次回です。
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