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こっちもシンプルが好きに? [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:サンドイッチの好きな具

先日は好きなおにぎりの具というお題をやったので、今回はサンドイッチ編です。
基本的にサンドイッチの具で嫌いなものというのはないので(ただし、フルーツサンドなどスイーツ寄りのサンドイッチは自分では選びませんが)、これも一番好きな具を選ぶのはなかなか難しい…
敢えて今の気分で順不同のベスト3を選ぶとすれば、たまご・カツ・ツナですね。
もう少し若いころには、具だくさんなサンドイッチを食べるのも好きでしたが、ここ10年ぐらいは先ほど挙げたような、シンプルというか定番っぽいものに好みがシフトしてきたような気がします。
それと、子供の頃はともかく、やはり中高生ぐらいから10年ぐらい前までは、ミックスサンドは嫌いではないけれど積極的に選ぶことはあまりありませんでした。でも最近は、ハムやたまご、ツナといったベーシックな具のおいしさが何となくわかるようになり、たまにコンビニでミックスサンドを選んだりしています。

もちろん今でもちょっと変わり種のサンドイッチを見かけるとつい手を伸ばしたくなりますが、おにぎりもサンドイッチも、シンプルで定番と言えるような具に好みがシフトしてきているのは、やはり味覚がおっさん化している証拠なんでしょうかね?
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出たかったなあ、あのクイズ [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:出てみたかったテレビやラジオの番組

なんでも、1975年以来46年にわたって続いてきた現存最古のクイズ番組「パネルクイズアタック25」が今秋その長い歴史に幕を下ろすことになったとか…
ここしばらくはほとんど番組を見ることはなかったけれど、少なくとも小学生の終わりぐらいまではほぼ毎週楽しみに見ていた者としては、何とも寂しいニュースです。
番組が終わる背景にはいろいろなものがあるのでしょうが、今や貴重な視聴者参加型番組だっただけに、タレントではない市井の人たちがテレビに出るチャンスがこれでまた失われるというのも残念なことだと思います。
たとえ地上波では終了したとしても、BS朝日かアベまTVに移行して継続する(奇しくも同時間帯に放送されていた「噂の東京マガジン」と同じような展開ですが)とか、定期的にスペシャル版で復活するとか言ったやり方はできないものなんでしょうかね。
もちろん、BSへの移行などが行われたとしても、視聴者参加型番組であることと基本的なクイズのルールなどはそのまま維持してほしいです。

さて、出てみたかったテレビやラジオの話です。
私が幼稚園から小・中学生の頃は、それこそ視聴者参加型番組が花盛りでした。
特にクイズ番組は先ほども話題にした「アタック25」はもちろん、「クイズ!ドレミファドン」「ベルトクイズQ&Q」「百万円クイズハンター」「クイズグランプリ」などなど、挙げていったらきりがないくらいたくさんの視聴者参加番組がありました。
それらのクイズ番組の中には、夏休みや春休みになると「夏休み(春休み)子供大会」などと銘うって解答者がすべて小学生、というような回が毎年ある番組も多く、「ベルトクイズQ&Q」など平日は毎日放送される番組では休み中ずっと「子供大会」が続くものもありました。
そして、その「子供大会」で優勝したり勝ち抜いたりした時の賞品の豪華さと言ったら…
スポーツタイプの自転車にラジカセに天体望遠鏡にカメラなどなど、小学生ぐらいの子供の物欲を刺激して余りある品々がもらえました。
また、初めから子供だけが出場できるクイズ番組もあり、例えば、3組の小学生のペアが出題VTRのショートドラマの中で起こる事件の犯人を推理する「マゴベエ探偵団」や、私が幼稚園児の頃大ブームになったスーパーカーはじめ乗り物をテーマにした「スーパーカークイズ」などがありました。

私はそういったクイズ番組、特に子供が出演している回を見るたびに、「出てみたいなあ」とよく思ったものです。
まあ、実際に回答者に応募したことはありませんでしたが。

今はもう、子供でも挑戦できるクイズ番組というのもほぼ絶滅してしまったでしょうし、今回「アタック25」が完全に終了してしまうとすれば、タレントでも東大生でもない普通の大人が、テレビに出て一世一代のチャレンジをするチャンスもほとんどなくなってしまうかもしれません。
昭和の昔とは様々な面でテレビ番組も大変貌し今後もそれは止まらないでしょうが、「一度テレビに出てみたい」というごく普通の人の願望をかなえてくれるような番組はなくしてほしくないものです。

あっ、他にも書きたいことはあったんですが、結構長くなってしまったので、この続きはまた後日ということで…
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どっちもあまり縁がないけれど [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:登山と釣り、どっちに行きたい?

私はどちらかといえば釣り派ですかね。
山登りは、正直私は懲り懲りです。
ましてや山岳事故のリスクを背負ってまで気象条件の厳しい中、登山をするなんて私にはありえないことだと思っています。
ということで、消去法で釣り派ということになります。

といっても、実は釣りなんてほぼしたこともないんですけどね(笑)
唯一釣りらしきことをしたのは、小学5年生の夏休みに磐梯方面へ家族旅行に出かけた時です。
猪苗代湖で貸しボートに乗ることになり、その時に父親がレンタルの釣竿を借りてきて湖で釣りをすると言い出しました。
父親が釣りをするところなどそれまで見たことはなかったのですが、とにかく釣り竿とエサを持った父親とともに家族でボートに乗りました。
父親は乗っている最中ずっと釣竿を湖に垂らしていましたが、何か釣れたというような記憶はありません。
途中で私にも釣竿を持たせてくれましたが、私の方も釣果なしだったと思います。
あれ以来、父親も私も、そして他の家族も釣りをすることはありませんでした。

私が登山に興味がなくなった原因としては、小学生時代の遠足が、ほぼ決まって山登りだった影響もあると思います。
小学生時代、私のいた学校では遠足といえば西武線の飯能から秩父方面の山々への山登りというのが定番のようになっていました。
もちろん山以外の場所に遠足に行くこともありましたが、いずれにしても山登り遠足の回数は多く、動物園や遊園地などへ遠足に行くほかの地域の子がうらやましかった思い出があります。
かなり後で知ったのですが、かつての西武鉄道では沿線の幼稚園や小中学校に、遠足や林間学校などでの反応・秩父方面への団体利用を積極的に呼びかけていたようで、私も学校向けに配布したPR用のパンフレットがなぜか教室の学級文庫の本に紛れ込んでいるのも見たことがあります。
そのせいか、私のいた小学校も含め、周辺地域の小学校の遠足はその方面への山登りとなることが多かったと聞いています。
今ではおそらく遠足のスタイルも大きく変わったでしょうし、「遠足は山ばっかり」というわけでもなくなっているんでしょうかね。
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コロナワクチン1回目、打ってきました [日々のあれこれ&つぶやき]

こんにちは、gonanaです。
このところ、大規模接種や企業などでの職域接種が始まったりして接種が盛んになってきた新型コロナのワクチンですが、私も昨日、1回目の接種を受けてきました。

私の住んでいる市でもすでに医療従事者の方や高齢の方への接種は始まっていました。
ただ、まだ50歳手前の私がいつになったら接種を受けることができるのかは全く分からず、いつまで待てばよいか不安な状況が続いていました。
そんな中で、先日(6月23日)に私のところにも接種券が届きました。
私の場合、かかりつけの内科で接種を受けることができるので病院に電話すると、何とわずか3日後(つまり昨日)に接種を受けることになりました。
私には基礎疾患があるのでこのように早く接種の順番が回ってきたのかもしれませんが、いずれにしても70歳代の母親よりも1週間早く接種を受けるという意外な展開になりました。

当日、私の接種予約は12時なので、11:50頃に病院に到着。
入り口で検温と手指消毒を済ませ、受付に予診票と接種券を出しました。
そのあと待合室で問診を受けた後接種が行われる診察室へ移動。
ここで再び検温(ちなみに病院入り口では非接触式の体温計、診察室では脇の下に挟むタイプの体温計でした)の後、いよいよ接種となりました。
Tシャツの右腕をまくって肩を出し、男性の先生の「では、いきます」の声とともに何かが肌に触れた感覚はありましたが、特に痛みもなくあっという間に接種は終わりました。
その後、30分間別室で待機し、特にこれといった異状もなくちょうど40分ですべてが完了しました。

その後ですが、当日中はごくわずかな倦怠感といつもより少し体温高めかな、という感覚がある程度で体調の変化はほとんどなく、腕が上がらないなどといったこともありませんでした。
そして今日、わずかに右腕が筋肉痛気味なのを除けば、引き続きほとんど副反応らしきものは感じられません。

2回目の接種は来月17日ということになりました。
この2回目の接種のことや、1回目から2回目までの間に何か変わったことがあれば、また記事にするかもしれません。
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行きたい乗りたいが大渋滞中 [日々のあれこれ&つぶやき]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:コロナ禍が終息したら、まず行きたい場所

コロナ禍が始まる前(正確にはもう、少しずつ始まりかけてはいましたが)、最後にまともな外出をしたのが昨年の2月15日。
あれから早いもので1年4か月余りの月日が経ちました。
この間、かかりつけの眼科に行ったりちょっとした買い物のために隣の市に出かけることはたまにあっても、それ以外は自宅とその周りしか歩いていないといっても過言ではありません。
もともとコロナ禍の前から在宅勤務だったこともあり、都内にも、先ほど書いた昨年2月15日以来足を踏み入れていません。
コロナ禍で「不要不急の外出」(私個人としてはこの言い方は好きではありませんが)がはばかられる状況がまだもう少し続くのではないかという声もありますが、早くワクチン接種の効果が表れて、せめて近場の日帰り散策くらいはできるようにならないか、という思いがないと言ったらうそになります。
乗り鉄などアクティブな「鉄」活動にしても、昨年2月以来まともにできておらず、電車に乗ること自体、今年はまだ4月初めに通院のために乗った往復一回ずつしかありません。

そんな状況で、いつになったらまともにあちらこちらへ行けるようになるのやら、まだまだ見通しが立ちませんが、行きたい場所、乗りたい列車のリストだけはどんどん増えています。
昨年3月に全線開通した常磐線にも乗りに行きたいし、やはり昨年3月に「南北接続」を果たした富山地鉄の路面電車、そして全線未乗車の富山地鉄鉄道線にも乗りたいし、その他にも乗りたい列車はいくつもあります。
また、昨年開業した山手線の高輪ゲートウェイ駅や東京メトロ日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅にも行ったことがありませんし、「京急ミュージアム」や今年4月にオープンした小田急の「ロマンスカーミュージアム」といった鉄道系の博物館にも早く行きたいです。
そして、鉄道好きの知人と計画していた日帰りの乗り鉄や散策も延期になったままです。
そんなこんなで、行きたい・乗りたいが大渋滞中の私です。
果たしていつになったらこういう状況が好転するのやら…

なんてことを考えていたら、JR東日本からちょっと使ってみたくなるフリー乗車券などの発売が発表されました。
詳細はこちらから。

JR東 ひみつの平日パス 発売(2021年7月1日~) - 鉄道コム
https://www.tetsudo.com/event/33094/

そういえば、平日「だけ」有効のフリー切符というのはあまり例がないかもしれませんね。
平日に有休を取ってどこかへ出かけたいときには便利かもしれませんし、一日のうちに複数の場所に出かけなければならない用事があるときにも重宝しそうなので、意外にヒットするかもしれません。
それにしても、「ひみつの平日パス」というネーミング、個人的には気に入りました。
「ひみつ」は「非密」「避密」という意味を持たせてのネーミングへの採用でしょうが、「秘密」にも通じて何やら意味ありげなネーミングにも感じてしまうのは、私の考えすぎなんでしょうか?
ちなみにこの切符のことをもっと詳しく知りたくて、JR東日本の公式HPを検索してみたら、飛んだ先のページには…(2021年6月26日11時頃の時点です)

「お客さまがお探しのページは、ひみつです
アクセスされたページは、まだ、ひみつです。
近日公開予定です。」

という文言が。。。
まだ詳細な情報が未公開だということでこのようなことになっているのでしょうが…

いやあ、一本取られました!(笑)
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冒険、というにはスケールは小さいけれど [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:昔の冒険話、聞かせて!

最近、ある方のブログを読んでふと思い出したことです。

あれは、確か小学校2~4年生ぐらいの時期の夏休みだったと思います。
ある日、お昼ご飯を食べて外へ遊びに出て、どこへ行く当てもなくただただ自転車で家の近所をあちこち走り回っていました。
そのうち自転車遊びにも飽きてきたころ、何となく「これから夕方までにどこまで自転車で行けるんだろう」という疑問が頭の中にわいてきました。
そうなったら迷うことなく、それこそ何のあてもなく、どこへたどり着けるのかもわからないまま、とにかく勢いだけで自転車をこぎ始めました。
当時はGoogleマップなどというものがこの世に現れることなど全く想像もできない頃で、かといって紙の地図を持っているわけもなく、とにかくまっすぐ進むも角を曲がるも、すべては思い付きで自転車をこぎ続けました。
夏休み本番ということで、当日はおそらくかなり暑かったのだろうと思いますが、暑さにギブアップしたり、当時は日射病とか熱射病とか言った熱中症にかかった覚えもありません。
まだまだ子供なので(おそらく)お金も持っていないから、途中でジュースやアイスを買うこともできなかったはずですが、とにかく信号待ちの時などに額の汗をぬぐいながら走り続けました。

当時の私はまだ腕時計を持っていなかったので何時ごろだったかは定かではありませんが、走っているうちに何だか西日が強くなってきたのを感じ、そろそろ夕方になって来たのかな、と漠然と思うようになってきました。
じゃあそろそろ家へ帰らなきゃ、ともと来た道を帰ろうとしましたが、何せ地図も持たずに勢いだけでやってきてしまったので、どこをどう走って来たのやら皆目見当がつきません。
ひとまずここまで来る間目にしてきた建物などの記憶をたどりながら自転車を走らせますが、「ここはどっちへ曲がるんだっけ?」「ここは確かまっすぐ進んだような…」と何度も迷いながら家を目指しました。
そのうち、だんだん空も夕日がまぶしい時間になり、私の気持ちも何だか心細くなってきました。母親の怒った顔も頭に浮かび、泣きそうになってきます。
そうして何とか頑張って走ったり歩いたりしているうちに、やっと見慣れた景色の中へ戻ってくることができ、すごく救われた気持ちになりました。

そして、やっとの思いで家の前へたどり着きました。
玄関のドアを開け、消え入りそうな声で「ただいま」と言った私を待っていたのは、ほっとした表情の母親でした。
「おかえりなさい。どこ行ってたの?」という母の声に、思わず涙がこぼれてしまいました。
私が帰宅した時間はちょうど夕方7時ぐらいだったようで、取り急ぎ汗まみれの体を拭いてから夕ご飯ということになりました。
もちろん、母親からは親に言わずに遠くへ行ってしまったことを叱られましたが、それもまた何だか母親が自分のことを心配していてくれたのだと感じ、むしろ嬉しかったのを覚えています。
聴けば、私が帰るのがあと少し遅ければ警察に捜索願を出そうかと考えていたようで、私は思い付きでとんでもないことをしていたんだなと気づきました。

こうして、一歩間違えれば大騒動になりかけた私の「冒険」は幕を閉じました。
さすがにこんな経験はその後ありませんでしたが、この時の「冒険」の印象は強いものになり、40年あまり経って思い出してみるとこれはこれでよい思い出にはなったのかな、とも思います。
今だったら、あの日の私のような行動を小学生がとろうものなら、親が捜索願を出したり、見慣れない子供が自転車に乗って通りかかったと言って誰かが警察に通報したりして大騒動になるだろうし、事故や事件に巻き込まれるリスクも高いでしょう。
そう考えると、今よりよくも悪くもいろいろなことが「ゆるかった」あの頃の思い出は、私にとっては貴重な宝物なのかもしれません。

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結局はオーソドックスなのがいい? [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:おにぎりの具、一番好きなのは?

梅干しが具だったり赤飯で握ったおにぎり(どちらも数少ない苦手な食べ物なので)以外は、基本的におにぎりは何でも好きなので悩むところではありますが…
いろいろ考えた末、「最も好きなもの」を絞り込むのは難しいので順位をつけずにベスト3を選ぶなら、明太子、タラコ、ツナマヨですかね。
先ほども書いた通りほとんどの具のおにぎりが好きですし、チャーハンやチキンライスで握ったものも好きです。
コンビニなどで変わった具やご飯のおにぎりを見つけるとついつい手が伸びてしまいます。
でもこの歳になってくると、何だかんだ言って明太子とかタラコとか、わりとオーソドックスなものが安心するというか、どこで食べても期待が裏切られない気がします。
そういう感覚になってきたというのも、齢をとったことの証なんでしょうかね。
若い頃は具の入っていない塩むすびにはあまり食指は動かなかったけれど、今はこれはこれでうまいと思えるようになりましたからね。

そういえば、6日前の24日は「おにぎりの日」だったそうで、こんな記事がネットニュースに出ていました。

おにぎりの具で人気があるのは? 年齢が上がるとマヨネーズ系は人気がダウン | OVO [オーヴォ]
https://ovo.kyodo.co.jp/ch/mame/a-1631232

6月18日がおにぎりの日だというのは、この記事を読んで初めて知りました。
それはともかく、やっぱり定番の具というのは人気がありますね。
そして、好きな具にも世代間の差があるんですね。
年齢が高くなるとツナマヨの人気が低下するというようなことが書いてありましたが、私は今でも普通にツナマヨ、大好きですけどね(笑)
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1997年夏 急行「はまなす」乗車の思い出 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
前回まで、2012年夏に北海道へ鉄道旅に出かけた際の思い出をつづりました。
この鉄道旅では、行程の後半は体調不良で予定変更を余儀なくされる場面が多かったことは、前回までの記事でも書いた通りです。
中でも札沼線の廃止区間と夜行急行「はまなす」への乗車をあきらめざるを得なかったことは、今もなお悔やまれてなりません。
ただ、札沼線に関しては本当に一度も乗車できずに終わってしまいましたが、実は「はまなす」に関しては2012年の乗車が初だったというわけではなく、その15年前の1997年夏に札幌から青森まで一度乗車経験があります。
それでも、「はまなす」が過去の列車となった今となっては、「あの時乗れていれば…」という思いがまだあるのも事実です。
そこで、今回はその1997年夏の「はまなす」乗車の時のことを振り返ってみたいと思います。何せ24年も前の話なので、記憶違いの部分はあるとは思いますが、ご了承願います。

「はまなす」は、1988年3月の青函トンネル開通に伴うダイヤ改正で運転を開始し、北海道新幹線開業のため2016年3月のダイヤ改正で廃止されるまで、青森ー札幌間を結んで運転されていた夜行急行でした。
当初は14系客車の座席車だけの5両編成でしたが、のちに指定席車両が座席をグリーン車用のものに交換した「ドリームカー」に変更されたり、開放型B寝台車が2両増結されたりと編成内容が充実していき、私が乗車した年の3月ダイヤ改正では、カーペット敷きの「のびのびカーペット」車が新たに連結されることになりました。
そしてこの年の夏、私が北海道への鉄道旅からの帰途に「はまなす」を利用したのも、このカーペット車に乗りたいがためでした。

1997年8月のある日、私はこの日夕方までの「北海道ワイド周遊券」を利用した鉄道旅から自宅へ帰るべく、21時前頃に札幌駅の「ハマナス」発射ホームへ上がりました。
ホームでは、早くも「はまなす」についてのアナウンスが流れていて、寝台車・ドリームカー・のびのびカーペット車・自由席車それぞれの乗車位置の案内などとともに、「本日は10両編成で運転します」という案内もありました。
これは「はまなす」が、通常は7両編成のところ、多客期や団体輸送のある時などには1両単位で最長12両編成までの増結が行われるためでしたが、この編成量数の案内はすぐに「11両で運転」に変わり、最終的には最大連結の12両編成での運転ということになりました。
ブルートレインなどで多客期に通常より長い編成で運転されることはよくありましたが、始発駅発車前1時間足らずのうちに2回も急遽増結量数が増えるというケースに遭遇するのは初めてでした。
なるほど、自由席車の乗車位置に並んでいる人の列はかなり長く、おそらくホームの混雑状況をタイムリーに反映した増結だったのでしょう。
もっとも、私がこれから乗車する「のびのびカーペット車」は指定席扱い(寝る場所が指定されている)のため、自由席の座席確保のための列に並ぶことなく、ホームをぶらぶら歩いたりベンチで一休みしたりしていましたが。

青森行「ハマナス」の札幌駅発車は運転開始から廃止までずっと22時ちょうどでしたが、この日は上記のように2度にわたり編成量数の変更があったため、(札幌運転所での)増結作業のため札幌駅の入線も発車もそれぞれ20分少々の遅延となりました。
さて、遅れて入線してきた「ハマナス」に乗車し、号車4号車の「のびのびカーペット車」の車内に入ります。
同車の車内は、既存の座席がすべて撤去され、長距離フェリーの桟敷席(カーペット席)のようなフラットなスペースにカーペットが敷かれ、フルフラット座席として寝転ぶことができるようになっていました。
カーペットは1人用のスペースが分かりやすいような柄になっていて、利用客それぞれの寝る場所も指定されていました。(階段部分を除き、各人の利用エリアを仕切るパーテーションなどはなし)
このカーペット車の定員は25名ということでしたが、女性専用エリアも含めて当日はほぼ満席(?)だったようです。

遅れて22時25分頃(?)に札幌駅を発車した「ハマナス」は主要駅に停車しながら千歳線から室蘭本線、函館本線と南下していきます。
この列車は途中の苫小牧や東室蘭あたりまでは札幌からの帰宅列車や最終列車としての利用も多かったようで、もし自由席車に乗っていればそうした乗客の動きも実感することができたのでしょうが、私の乗るカーペット車にはそのような乗客はいないらしく、車内改札が終わり車内の照明が減光されると車内も静かになりました。
眠りにつく人も増えだし、私も苫小牧駅を出たか出ないか当たりで就寝しました。
その後函館駅停車中と思われるあたりで一度目が覚めましたが、その他は旅の疲れもあって爆睡し、青函トンネルを出て本州に上陸したあたりで起床しました。
札幌出発時の遅れは一度解消したようですが、その後どこかの単線区間で交換相手の列車が遅れたらしく、青森駅到着は10数分の遅れとなりました。
ちなみに私はその後、当時の東北本線の特急「はつかり2号」で盛岡駅へ向かい、そこから東北新幹線「やまびこ」(豪数は覚えていませんが)に東京駅まで乗車して自宅への帰路につきました。
さて、肝心の「ハマナス」のカーペット車の乗り心地(というか寝心地)ですが、カーペットやその下の台座(?)のクッション性もよく、その後乗車した「サンライズエクスプレス」の同種の座席「ノビノビ座席」よりもよく眠れた記憶があります。

ここまで書いてきた1997年夏の乗車以来「ハマナス」には乗る機会がなく、2012年夏の北海道遠征の際久しぶりに乗車することにしました。
せっかく乗るのならとまだ乗車したことのない「ドリームカー」の指定席券も確保してあったのですが、体調不良の影響で日程を変更したため、直前でキャンセルせざるを得ませんでした。そして、その後廃止まで「ハマナス」に乗車するチャンスが訪れることはありませんでした。
しかし乗車の機会を逃してしまった「ドリームカー」だった14系座席者のオハ14 505はのちに東武鉄道に譲渡され、今では同社の「SL大樹」編成に時々組み込まれて運用されているようです。
「はまなす」時代とは運転区間、運転時間帯などあらゆる事柄が異なりますが、機会があれば近いうちに同車に乗車して「プチリベンジ」を果たしたいと思います。
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2012年夏 北海道遠征の思い出 その13 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
2012年夏に北海道で鉄道旅をした時の思い出の振り返り、最終回です。

朝に札幌駅を発ち、「北斗8号」「スーパー白鳥34号」を乗り継いで16時頃に青森駅に到着しました。
あとはこの夜の上野行ブルートレイン「あけぼの」に乗車して関東に戻るだけになりました。
「あけぼの」乗車は当初予定していた行程の通りで、もし予定通りこの日朝に札幌からの夜行急行「ハマナス」で青森に到着できていれば、夕方の「あけぼの」乗車まで青春18きっぷを使って青森県内の未踏破路線の乗りつぶしをしようかと考えていましたが、体調不良で予定を変更したためこの計画は流れてしまいました。

「スーパー白鳥34号」で青森駅に着いてから「あけぼの」が入線してくるまでは少し時間があるので、それまで駅構内で軽く駅撮りをしながら過ごしました。
まず狙ったのは、16:21に青森駅を発車する大阪行ブルートレイン「日本海」。
「日本海」はこの年3月のダイヤ改正で定期列車としての運転を終え、その後は臨時列車として運転されていました。
臨時列車化とともに開放型A寝台車オロネ24の連結もなくなり編成自体も短くなりましたが、誕生以来変わらぬデザインの紺色のヘッドマークを掲げたローズピンクのEF81 107号機と24系客車の姿は定期列車時代そのままで、夜行列車を愛する者として嬉しくなりました。

発車していく「日本海」を見送った後、他の発着列車を撮影したり駅前を少しぶらぶらしたりしていると、「あけぼの」発車の時刻が近づいてきました。
18時を回ってしばらくすると、DE10に引かれて「あけぼの」編成が入線してきました。
当時の上野駅ほどではないにせよ、やはりホームで撮影している人は結構いたようでした。
この日青森から「あけぼの」を牽引したのは赤一色塗装のEF81 136号機でした。
18:25頃、「あけぼの」は3分ほど遅れて青森を発車。
青森駅から乗車した人は思っていたより少なめに見えましたが、発車後の車内放送では個室のA寝台・B寝台・開放型B寝台ともに満席だったようで、これもブルートレインズ機としてはなんだかうれしくなってきます。
この日私が利用したのは、5号車の1人用の個室B寝台「ソロ」の下段室。
個室に入るまでの見た目は狭苦しそうに感じる部屋ですが、入室してドアを閉めてしまえばさほど狭い感じはなく、落ち着いてゆっくり過ごせる個室でした。
発車後一息ついてから青森駅で購入した駅弁を食べてしまうと、あとは特にすることもなく、秋田駅を発車してしばらくして早めに就寝。
長岡駅で機関車がEF64 1032号機に変わったのも気付かないまま爆睡し、高崎線を走行しているあたりで目覚めました。
そして6:58、「あけぼの」は上野駅に定刻到着。山手線と西武線を乗り継いで自宅へ向かいました。

こうして2012年夏の北海道遠征は終わりました。
関東と北海道の気温差に見事にやられ、後半は体調不良で予定変更を余儀なくされるなど、満足のいく成果が残せたとはいいがたい残念な遠征となってしまいました。
特に、2020年に廃止された札沼線の北海道医療大学ー新十津川間や、2016年廃止の夜行急行「はまなす」の乗車を断念せざるを得なくなり、リベンジ乗車のチャンスも逃してしまったのはなんとも悔やまれてなりません。
あれから9年の月日が経ち、北海道の鉄道もあの頃とはかなり変貌しています。
今のところいつになるのか見通しが立たないけれど、いつかまた北海道へ鉄道旅に出かけたいと思っています。
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2012年夏 北海道遠征の思い出 その12 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も2012年夏に北海道で鉄道旅をした時の思い出の振り返りの続きです。

函館駅から特急「ヌプリ」で札幌駅に戻った後、本来なら夜行急行「はまなす」で北海道を離れる予定だったところ、体調不調のため断念して札幌に止まった翌日の2012年8月11日は、あらためて自宅への帰路につきます。
朝ホテルをチェックアウトし札幌駅のホームに上がったのは8時過ぎ。
これから乗車する札幌9:19発の「北斗8号」の自由席乗車位置に並びます。
この時間の札幌駅はラッシュアワーのど真ん中で、電車各形式による函館・千歳・札沼線からの普通・快速列車が頻繁に発着し、これに特急も加わってホームの車両の出入りも活発でしたが、そんな中、私のいた(確か)4番線の2つ向こう側のホーム(8番線?)に函館線からの列車と思われる711系国鉄色リバイバル塗装編成が停車しているのを発見。
どこかでその姿を撮影できればラッキーと思っていたリバイバル塗装者に遭遇できたのはうれしく、すぐにでも撮影に駆け付けたい所でしたが、自由席の乗車位置にはもうすでに数人ずつが並んでいて、荷物もあるのでそれを置き去りにするわけにもいかず、並んでいた場所から遠目に1~2カットほど撮影するのが精いっぱいでした。
まあ、予定通り前夜札幌を離れていたらこのような遠目での出会いすらなかったかもしれないと考えると、これもささやかな「ケガの功名」と言えなくもないということなんでしょうか?

こうして数十分並んだ甲斐があり、無事座席を確保できた「北斗8号」は定刻に札幌駅を発車。
愛称と一部の経由路線こそ異なるものの2日連続のキハ183系特急乗車となりました。
札幌ー長万部間はこの旅3回目、それ以南に関しては4回目の乗車となるので車窓にもあまり新鮮味がなく、何となくぼーっとしてみたり、車内販売で購入した駅弁やアイスクリームを食べたり飲み物を飲んだりしながら函館駅までの3時間半余りを過ごしました。

「北斗8号」は、途中減速運転の区間があった影響で7~8分ほど遅れて函館駅に到着。
函館からは1時間ほどの待ち時間で13:56発の「スーパー白鳥34号」に乗り継ぎますが、この列車の札幌方面からの直接の接続列車となる「スーパー北斗10号」も「北斗8号」と同一場所での減速の影響で遅延したため、「スーパー白鳥」も15分ほど遅れで発車。
「スーパー白鳥34号」はJR北海道の789系での運転。
789系の「スーパー白鳥」に乗るのは2度目でしたが、2010年の前回乗車時は八戸駅始終着での運転だったのに対し、この2回目の乗車の時にはすでに新幹線との接続駅が新青森駅に移っているのが、たった2年とはいえ時の流れを感じさせました。
青函トンネルを抜け、「スーパー白鳥34号」は13分遅れで青森駅に到着。新青森が終着のこの列車でしたが、私はここで下車し、この夜のブルートレイン「あけぼの」に乗り継いで上野へ向かいます。

次回、北海道遠征の思い出き、最終回です。
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