SSブログ

「懐かしの113系電車の旅」追っかけ撮影の思い出(2009年) その1 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
先日は、2010年に113系によって運転された臨時快速「白い砂」の乗車・撮影の思い出を書きましたが、今回からはその前年(2009年)の10月に運転された、東海道線と横須賀線での113系を使用した団体臨時列車「懐かしの113系電車の旅」号(以下、「113系の旅」号と略します)の追っかけ撮影をした時のことを振り返ります。

この「113系の旅」号は、2009年の東海道本線全線開業、および横須賀線大船ー横須賀間開業のそれぞれ120周年を記念し、同年に東海道線配置時代の湘南色の塗装が復活した幕張車両センターの113系(マリ117編成)と、同じ幕張車両センターのスカ色塗装の113系(いずれも4両編成)を併結し、東海道。横須賀両線で2009年10月24・25日に運転された団体臨時列車でした。
このツアー列車のコースは、まず東京駅の東海道線ホームを出発し、茅ケ崎付近まで東海道旅客線、そこから先は貨物線経由で国府津まで走り、ここで折り返した後、茅ケ崎での長時間停車を挟んで大船へ。ここでまた折り返して横須賀線を横須賀へ。最後は現在の横須賀線と同じルート(新川崎経由)で品川駅に帰着するというものでした。
もちろん私はこの列車に乗車するツアーに申し込みたかったですが、このツアーの情報を知った時にはすでに満員御礼だったため、初日の10月24日に「追っかけ撮影」をすることにしました。

この日まず最初に撮影に向かったのは、中央線の御茶ノ水駅。
ツアー列車の運転区間外のこの駅に向かったのは、ツアー列車に使用される113系の所属区である幕張車両センターから東京駅への送り込み回送を撮影するため。
子の送り込み回送は幕張から総武快速線経由で錦糸町まで、そこから総武緩行線に転戦してお茶の水へ、さらにそこから中央快速線で新宿→山手貨物線経由で品川→東海道線で東京へというかなり遠回りなルートで行われたため、いつもは113系とは縁のないお茶の水や新宿などを113系が通過することになったわけです。

6:30頃に御茶ノ水駅に到着。
せっかくなのでいかにもお茶の水らしい場所で撮ろうということで、お茶の水橋口側の駅前の道路に架かり、中央線の複々線と神田川をまとめて越えるお茶の水橋の上から新宿方向を向いて後追い撮影することにしました。
当時すでに残り1~2編成が残るのみになっていた中央快速線の201系や「新宿わかしお」の送り込み回送の255系などを撮影しながら待つうちに、6:59に113系回送列車(回9322M)がお茶の水橋の下を通過。
いつもはわずかな特急型電車を除けば終日通勤型電車ばかりが行き交うこの場所で見る、湘南色やスカ色の電車はやはり何だかとても新鮮でした。

御茶ノ水での撮影を終えた後は、近くで朝食を食べながら時間をつぶし、次の撮影地新橋駅の東海道線ホームへ移動。
ここでは「113系の旅」号としての始発駅東京駅へ向かう113系を狙います。
そして9:22、先ほどとは列車番号の変わった(回9566M)113系回送が新橋を通過。
ヘッドマーク付きとはいえ、湘南色やスカ色の113系が久々に新橋駅に現れてもどこか日常の光景のように思えてしまいましたが、それはいかに113系の姿がこの駅の風景になじんでいたかという証なのかもしれません。

東京駅へと走り去る113系を見送り、後続の東海道線で私も東京駅へ。
到着後「113系の旅」号の発車する10番線に上がると、すでに113系は入線し団体客の乗車も始まっているようでした。
ここでは発車まで少し時間があるので、久しぶりに東京駅にやって来た113系の姿を撮影しました。
この「113系の旅」号は、湘南色とスカ色の113系(幕張車両センター所属)4両編成2本を併結した8編成での運転でした。
国府津・横須賀寄りに連結された湘南色の編成は、全社2000番台で構成され、湘南色に塗り戻されたマリ117編成。
先頭1号車のクハ111-2056には前面貫通扉にヘッドマークが掲出されていましたが、車体色にマッチした、シンプルながら外観をあまり損ねない好感の持てるマークでした。
東京寄りに連結されたスカ色の編成は、同じく幕張車両センター所属のマリ205編成が使用されました。
こちらの編成は全社1000番台で揃えられ、この編成の東京寄り先頭車のクハ111-1081にもヘッドマークが付いていました。
両編成を併結位置に立って見比べると、塗装や塗分けラインの違いはもちろん、タイフォンの取り付け位置など細かい部分の個体差もよくわかり、113系好きにはたまりません。
それにしても、東京駅の駅ホームに停車する113系の姿は、このイベントのつい3年半前までごく当たり前の光景でしたが、久しぶりに見るとやはり懐かしさがこみ上げてきました。
特に私がスカ色の113系を東京駅の地上ホームで見るのは小学生の時以来とあって、周囲の景色は大きく変わったとはいえ、(このイベントの)30年前に東京駅に初めてブルートレインを見に行った日のことを思い出させてくれる光景でした。
113系の停車していた10番線は、このイベントの約7か月前のブルトレ「富士はやぶさ」のラストラン間近な時期以来と思われる撮影者の多さでしたが、それほど撮りにくい雰囲気もなく撮影できました。

9:50頃に東京駅を発車した「113系の旅」号を見送って、私は後続の東海道線熱海行775Mに乗車。
途中の横浜駅で113系を追い抜き、東海道線側の折り返し駅国府津へ先回りします。
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。