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年上の同窓生 [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:しばらく会ってないけど、今どうしてるか知りたい人、いる?

このお題では何度か記事を書いていますが、先日ひょんなことから、大学時代にしばらく仲良くさせていただいた年上の同窓生のことを今回は書きたいと思います。

この方はYさんといい、私が大学生の時に、私が受講していたある科目の授業を、社会人聴講生として聴講されていました。
当時の年齢は確か50歳代前半から中盤ぐらいで、ある中堅企業の役員待遇の部長をされているということでした。

Yさんとの出会いは、大学2年か3年の時でした。
ある日の(私とYさんが受講していた科目の)講義の直前、隣に座った、周囲の学生よりも明らかに年上の男性からいきなり声をかけられました。それがYさんでした。
Yさんが言うには、講義を受けるときにいつも使っているノートを忘れてきてしまったので、私の使っているルーズリーフの用紙を一枚もらえませんか、というのでした。
私はルーズリーフ一枚ぐらいならとYさんに用紙を渡し、Yさんからはとても丁寧なお礼の言葉がありその場はそれで終わりました。
講義が終わると、またYさんから声をかけられました。先ほどのお礼も兼ねて、学食で少しお話しませんか、ということでした。
私も次の講義まで時間があったので、ご一緒することにしました。
一緒にコーヒーを飲みながらお互いのことを話し、別れましたが、Yさんにはコーヒーをおごっていただいたばかりか、先ほどのお礼として新しいルーズリーフ用紙まで買って渡してくれました。
私はたった一枚だけのことなのでと辞退しようとしましたが、結局はYさんのお気持ちを嬉しく思い、ありがたくいただくことにしました。

それ以来、ほぼ毎週この科目の講義があるたびにYさんと隣同士に座って講義を受けました。
時には学食や大学近くの喫茶店でお茶しながらいろいろ語り合ったりして、30歳以上も年上の同窓生との交流を楽しみました。
Yさんにとっても、30歳以上も年下の学生ばかりの世界の中で、自分にこれだけ親しく接してくれる人がいるとは思わなかったとおっしゃっていたのが印象的でした。

その年の後期の授業も終わりが近づき、Yさんと受けていた科目も最後の講義となった日の夜、Yさんも聴講生としての期間が終わるということで、最後に千葉駅近くの居酒屋へ誘ってくださいました。
2人でお酒を飲みながらそれまで数か月間の思い出や、これからのそれぞれの人生のことなどを語り合ったりして、お互いまたどこかでお会いしましょうと声を掛け合いながらお別れしました。
以来、Yさんとはお会いする機会もなく、いつの間にか30年の月日が経ちました。
おそらく、Yさんは年齢的には80歳を超えていると思われますが、もしご存命ならぜひもう一度お会いしてみたいものです。
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