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あの独特の空気感の中のダジャレは… [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:思い出の先生

今回は、ある方の記事を読んで思い出した、私の中学1年の時に出会ったS先生の話です。
S先生は歴史の先生で、年齢は確か当時40歳代でした。
この先生の特徴は、めったに笑ったり感情が顔に出ることがほとんどなく、キャラクターがつかみにくい先生だったこと。
授業で話す声もかなり低くぼそぼそとした話し方なので、S先生の授業の時には他の先生の授業の時とは違う、何となく重いというか妙な緊張感のような空気が教室に漂っていました。
私たち生徒の間では、S先生は感情がなさそうで実は怒らせると怖い、という噂が流れていたせいもあり、他の授業では無駄話をしたりしている人も、S先生の授業の時はその独特の空気感の為か真面目に授業を聴いていたりして、とにかく他の先生とは明らかに違う雰囲気を持った先生でした。

そんなS先生のもう一つの特徴が、そのやや重めな空気感の漂う授業中に時々繰り出されるダジャレ。
例えば先生からの何かの質問に生徒が「斧(おの)です」と答えれば、S先生は「斧ですか…、オーノー~」と返したり、11月も終わりが近づいた頃の授業の冒頭に「寒くなってきましたねえ。もうすぐ秋も終わりですね。オータム」と言ったりと、ほぼ毎回の授業で1~2回はこんな寒いダジャレを飛ばしていました。
こんなダジャレでも、もしこれが他の先生の授業なら、生徒の間から少しは笑いが漏れ出たりするのでしょうが、何度も書いている通りS先生の授業では何とも言えない独特の空気が流れているので、果たして笑っていいものなのかどうか微妙な気持ちになることが結構ありました。

結局S先生は翌年度には別の中学に異動になり、その後の消息は分かりません。
噂では、一時メンタルが不調になり、教師を辞めて郷里の富山県へ里帰りしたという話を聞いたこともありますが…
確か今は80歳前後と思われるS先生、お元気ですかね?
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