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【鉄道旅の思い出】2007年秋 長野電鉄乗り歩きの思い出 その2 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
2007年秋の長野電鉄乗り歩きの思い出の振り返り、今回も続きます。

夜行快速「ムーンライト信州」と115系の篠ノ井線普通列車を乗り継いで到着した長野駅で少し撮り鉄をした後は、いよいよこの日の目的である長野電鉄の乗り歩きに出発です。
JR長野駅の改札を出て一度駅前広場に出た後、改めて地下駅への階段を下りていくと、そこにあるのが長野電鉄の長野駅で、JRの大ターミナル駅に隣接した地下駅から乗車するという、ちょっとローカル私鉄らしからぬ光景が展開されています。もっとも、平日であればまだ少しラッシュの名残がありそうな9時少し前の改札付近も、当日が土曜日だからなのか人通りは少なく、慌ただしい感じはしませんでした。
駅の窓口で1日フリーきっぷを購入して改札から地下2階のホームに降りると、長さこそ短いもののこれも大手私鉄のターミナルのような3線の立派な地下ホームの1線にはチョコレート色に細い白帯を巻いた塗装の電車が停車していました。
この車両こそ、この日の長野電鉄乗り歩きの目的の一つである、かつての特急用車両2000系でした。
長野電鉄2000系は、1957(昭和32年)に登場した特急用の2扉クロスシート車でした。
2枚窓の「湘南顔」の前面形状と全体に丸みを帯びた車体の形状が特徴で、長く長野電鉄を代表する車両の一つとして活躍した車両でした。
ただ、その2000系もこの乗り歩き旅をした2007年にちょうど登場から50年を迎え、この時点ではA編成からD編成まで4編成が製造されたうちのB・Cの2編成はすでに廃車され、残りのA・Dの2編成が活躍を続けていました。
そしてこの2編成もうかうかしていると一度も乗らないまま引退ということになりかねないので、長野電鉄の乗り歩きをしようと決めた時、絶対に乗りたいと思った車両でした。
2007年時点で残っていた2000系2編成には、長野電鉄の特急運転50周年を記念して以前2000系が纏っていた塗装がリバイバルされて運用されていて、長野駅ホームに停車していたのは2編成のうちのA編成でした。
A編成に塗られていたチョコレート色に白帯の塗装は2000系が登場した頃の塗装で、当時は「栗まんじゅう」というニックネームもあったとか。その他、先頭部にはおそらく昔の特急ヘッドマークを復刻したと思われるヘッドマークも掲げられるなど、停車中についついあれこれ見たり撮影したりしているうちに発車時刻が来てしまいました。

2000系A編成の普通電車須坂行は、(確か)9時頃に長野駅を発車し、しばらく地下区間を走った後善光寺下駅付近で地上に出て、住宅地と田園風景の中を須坂駅へ向かいました。
乗車した列車の乗客は少なく、運転室背後で前面展望を楽しんだり、回転式ながらボックス状態で固定されたクロスシートをワンボックス占領して座り心地を味わったりしているうちに20分ちょっとで終点の須坂駅に到着。
改めてホームでA編成を撮影し、駅に併設された車庫へと引き上げる同編成を見送りました。
ちなみにこのA編成、2011年に運用を離脱した後、保存を目的に屋代線の信濃川田駅構内に留置されていましたが、結局数年前に解体されてしまったそうで残念です。

次回も長野電鉄乗り歩きの思い出、続きます。
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