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久々の関東脱出乗り鉄 その2 [鉄活動レポート]

こんにちは、gonanaです。
5月5日の久々の関東脱出乗り鉄のレポート、今回も続きます。

品川駅から乗車した「こだま711号」を熱海駅で下車し、私とガイドヘルパーさんは在来線ホームの3番線へ移動し、10:00発の熱海始発の静岡行普通列車1441Mに乗り換えて静岡駅を目指します。
なぜ静岡駅まで行くのに「こだま711号」に乗り続けたりそれよりも静岡に先着する「ひかり505号」に乗ったりすることなく、あえてここで在来線に乗り換えた理由は…
それは、1441Mの後部3両(列車自体は6両編成)に、ある車両が連結されているという情報を知ったからでした。

その「ある車両」とは、この春のダイヤ改正に伴い、製造当初から所属していた神領車両区から静岡車両区へ転属し、活躍の舞台が中央西線から東海道線静岡エリアに変わった313系8000番台です。
この313系8000番台は、多くのバリエーションのある313系の中でも特別仕様ともいえる車両で、中央西線名古屋ー中津川間で運転されていた座席指定制快速「セントラルライナー」に使用するために、座席は他の313系にも多い転換クロスシート仕様ながら他の車両よりもグレードの高い設備になっていたり、車体のカラーリングも他の番台とは違うカラーリングになっていたりと特徴のある車両です。
2013年に「セントラルライナー」が廃止された後も引き続き中央西線で活躍していましたが、この春の中央西線への新形式315系投入により3両編成×6編成あった当番台車がすべて静岡エリアに活躍の場を移したというわけです。
静岡エリアで活躍する普通列車用の車両といえば、いわゆる間合い運用で数本普通列車に使われる特急形373系や、身延線や御殿場線を中心に活躍する313系のセミクロスシート車を除けば大半が211・313系のオールロングシート仕様者ばかりで、特に青春18きっぷ利用で東海道本線の静岡県内区間を乗る時には少々気の重い区間でもありました。
そんな静岡エリアにそれまでほぼ配置されていなかったと思われる転換クロスシート車がやって来たということで、この春鉄道ファンの間でちょっとした話題になったのがこの313系8000番台です。
私自身、この車両には15年以上前に「セントラルライナー」で乗車したことがあり、話題の車両がちょっと足を延ばせば乗れる地域を走り始めたということで、今回の久々の乗り鉄旅のターゲットに選びました。

と、前置きがかなり長くなってしまいましたが、私とガイドヘルパーさんは熱海駅の3番線のやや東京寄りに移動し、1441Mが入線してくるのを待ちました。
9:51、沼津からの熱海止まり1436Mが到着。この折り返しが1441Mになります。
到着した電車の車内からはさっそく背もたれを動かしていると思しき音が。ということは目の前に停車しているのはお目当ての313系8000番台であることが分かります。
現在の静岡車両区313系8000番台の運用には既存の211系が入る場合もあるらしいのですが、今回は無事目的の車両に乗車できます。
早速車内に入り、もちろんクロスシートに2人並んで座ります。車内では「この電車の後より3両の座席は背もたれを動かして向きを変えられます」という案内も流れているのが、転換クロスシート車登場から間もない静岡エリアらしい光景です。
発車が近づき、東京方面からの「踊り子」や普通列車からの乗り継ぎ客も乗り込んできて、少しずつ座席が埋まっていくのが分かります。中には「東京を離れると電車も違うんだね」と、関東ではほとんど見られない転換クロスシートの車内に驚いている人もいました。まあ、静岡地区だって転換クロスシート車はまだまだ珍しいのですが…
1441Mは定刻通り10:00に熱海駅を発車し、各駅停車で静岡駅を目指します。
313系の転換クロス車は名古屋地区の特別快速・新快速や快速で乗った経験が多いので、各駅停車で乗るのはなかなか新鮮です。それでも駅間距離の長い区間ではそこそこ高速で走るのでなかなか快適です。
考えてみるとこの区間を昼間にクロスシートに座って通るのはかなり久しぶりのことで、かつて何度も113系に乗って静岡県内を横断した時のことを思い出して懐かしい気分にもなりました。
1441Mは11:15、静岡駅に到着。改札を出てコンコースへ出ると、さすがにこの時間ともなると駅は多くの人で賑わっていてGWらしい活気を久しぶりに感じることができました。

次回も引き続き乗り鉄旅のレポートです。
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