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茶道を習っているのかお菓子をもらいに来ているのか(笑) [いろんな思い出]

こんにちは、gonanaです。

本日のお題:学生の時の変わった授業

私の通っていた高校は私立ということもあり、変わったというか特徴のある授業がいくつかありました。
一つは、毎週土曜日にあった「土曜講座」という時間です。
私が高校生だった頃はまだ土曜日も学校がありましたが、私のいた高校では土曜日は通常の授業(現代文とか数学とか)は行わず、この「土曜講座」と全校集会またはロングホームルームだけで午前中に終わる(もちろん午後は部活がありますが)時間割になっていました。
「土曜講座」は、10~15個くらいの講座テーマから自分の興味のあるテーマを4月の段階で選んで受講する講座で、受けたい講座がなければ受講しないことも可能でした。
講座のテーマには受験対策や授業の補修的な内容のほか、趣味の領域に近いテーマのものもありました。
そして、私が1年生の時に受講していた講座のテーマが「写真」でした。
このテーマを選んだ理由は、シンプルに「楽しそうだから」それだけでした(笑)
「土曜講座」の講師は、私の通う高校の先生のほか、外部から招へいされた講師の先生も数名いました。
私の受講することになった写真講座の講師の先生は、フリーの報道カメラマンのUさんという方で、当時は確かOECD(経済協力開発機構)から委託を受けて様々なOECDの会合や活動を取材してOECDの公式資料での情報発信やメディアへの発表などに携わっていると話していた記憶があります。

さてこの写真講座、講座が始まってみると受講者は私と同学年の男子1人だけという小世帯でした。
写真講座とはいっても、どこかへ出かけて撮影技術を学んだり、暗室での現像作業を体験したりなどといったことはなく、講師のU先生や仲間のカメラマンさんの作品を見ながら撮影時の裏話を聞いたり、それぞれの写真を撮影した時に用いたテクニックを解説してくれたりというのが中心でした。
U先生が毎回見せてくださる写真には、いろいろな国の元首や大臣などのスナップや、国際会議等の会場や周辺の写真などなかなか学校の教室では見られないような貴重な写真のほか、何気ない日常の一枚といった感じの風景写真など、いろいろなものがありました。
また講座がU先生を含め3人しか出席者がいないこともあり、合間にはいろいろと雑談を交わす場面もありました。その中で私が鉄道が好きで鉄道写真も撮っていると話したのを受けて、U先生が私の撮影した写真を講評してくださったこともありました。
さらに、当時減益からの引退後に保存場所が決まるまで一時的に小手指の車両基地構内に留置されていた西武の輸入旧型電気機関車をU先生が撮影した写真も見せてくださり、後日その写真とU先生執筆の記事がある鉄道雑誌に掲載された時には驚いたものです。
こんな楽しい写真講座も、やはり受講者がたった2名では…ということからか次の年度は開設されず、私は別の講座を受講することになりましたが、ある意味学校で堂々と趣味とつながりのある活動ができたのはいい思い出です。

もう一つは、茶道の授業です。
私の通っていた高校の創立者である当時の校長の方針で、学校の敷地内に小さな茶室が設けられていて、そこで2・3年生の時に茶道の授業がありました。
茶道の先生は確か校長の知り合いの茶道化の先生で、流派は裏千家だったか表千家だったか忘れてしまいましたが、茶室への出入りのしかたから始まり、お茶の立て方やその他の所作まで、結構本格的に教えてくださっていたと思います。
ただ…、正直言って茶道の授業のことはそれほど記憶には残っていません。もちろん茶室ではいろいろな所作をできるだけ教えてもらった通りできるようにしてはいましたが、それよりも楽しみだったのがお茶菓子として先生が用意してくださった和菓子でした。
お菓子はまんじゅうやだんご、ようかんなど季節に合った和菓子が毎回出ていて、月1回(茶室が小さいため、50人弱いるクラスの全員が茶室に入ることができないため、クラスを4つのグループに分け1グループずつ順繰りに茶道の授業を受けるようになっていました)茶道の授業の時には「今度のお菓子は何だろう」という本末転倒な楽しみがありました。
それは私以外の多くの同級生も同じだったらしく、茶道の授業の跡の休み時間には、教室に持ち帰ったお菓子を私も含め多くの同級生が食べていました。
確か学校にお菓子を持ち込むことは禁止されていたと思いますが、さすがに授業で出たものは対象外とばかり、堂々とおやつタイムを楽しんでいたのも懐かしい思い出です。
今思えば、あの授業の目的は茶道を学ぶことだったのか、それともお茶菓子でのおやつだったのか、かなりあやふやな感じですが(笑)
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