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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅08 盛岡→大館 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回からまた、稚内駅から新大村駅までJR線を一筆書きルートで乗り継いでいく最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記を記していきます。
(ちなみに妄想旅日記の前回の記事はこちら→https://gonana57.blog.ss-blog.jp/2022-09-16
が、ここでお断りしておかなければならないことがあります。
それは、これから先、現時点(2022年9月下旬)で東北地方を中心にいくつかの路線で夏の豪雨や長期工事などの影響で長期間の不通区間が発生しており、一部の区間では現時点で復旧の見込みが立っていない区間もあります。
これらの不通区間ではその多くで不通区間に列車代行バスが運転されており、最新の列車不通区間の詳細や代行輸送の状況などの情報は該当する路線を管轄するJRの公式ページを見ればわかるようになっています。
ただ、これらの公式ページに掲載された運行情報などの情報は、それぞれ個別のPDFファイルにて公開されていることが多く、私が利用している視覚障がい者向けのパソコン用画面読み上げソフトやネット閲覧用ソフトではそれらのPDFファイルを開いて内容を確認することができません。
また私が日常的な乗り換え検索をはじめ、この最長片道切符の旅のようなブログ記事に掲載する妄想旅のプランニングにも利用している「Yahoo!路線検索」にも災害等による普通区間発生による各種変更事項が反映されていないケースがあります。
そのため、現時点での各線の最新の運転状況を踏まえた妄想乗り継ぎプランの作成が困難な状況になっています。
そこで今後、長期にわたり列車の普通・代行輸送が発生している区間で「Yahoo!路線情報」に不通区間や代行輸送等の情報が掲載されていない区間においては、通常通り列車が運転されているという「体」で妄想旅プランを組み、記事に反映させていくことをご了承いただければと思います。

さて前置きはこのくらいにして、最長片道切符の妄想旅4日目の妄想旅日記に入ります。
前日新函館北斗駅から北海道・東北幹線「はやぶさ44号」に乗ってわずか1時間47分という驚異のスピードで到着した盛岡駅から4日目の行程はスタートです。
盛岡駅から乗車するのは花輪線。
今日現在も花輪線は豪雨のため鹿角花輪駅ー大館駅間が不通となっていますが、上記のように妄想旅では通常通り列車が運転されているときの状況に基づいて記事を書いていきます。
盛岡駅から花輪線列車に乗るためには、JRのホームではなく「IGRいわて銀河鉄道」(以下、IGR)のホームに行く必要があります。(改札もJRとIGRは別)
これは、路線の戸籍としては好摩駅と大館駅との間を結ぶ花輪線の列車が、好摩駅から先も同駅で接続するIGRの路線を走り盛岡駅まで乗り入れているためで、この運転形態はIGRが2002年の東北新幹線八戸開業の際に並行在来線となるJR東北本線盛岡ー目時間をJRから経営分離して発足する前の国鉄・JR時代から変わらず受け継がれているものです。
また、JRの乗車券には、その経路を指定するにあたって特定の会社線(私鉄や第三セクター路線)の中から一社のみ、JR以外の会社線を経路に組み込むことのできる「通過連絡運輸」と呼ばれる取扱いが定められていることがあり、IGRもその取扱いの対象となっているため、「JR線だけを乗り継いでいく」ことが大前提の最長片道切符でも、IGRの盛岡ー好摩間に乗車が可能というわけです。ちなみに、青春18きっぷではこのような取り扱いはなく、盛岡ー紅魔館に乗車するには別途IGRの乗車券を購入しなければなりません。
さて、またまた説明が長くなってしまいましたが、この日最初の乗車列車となる盛岡6:55発の大館行に乗車。
ここまで書いてきたとおり、まずはIGRの線路を好摩駅まで各駅に停車しながら走ります。
7:22に発車する好摩駅からは再びjJR線に戻り、同時に花輪線へと入っていきます。
岩手山を車窓に見ながら進み、安比高原や八幡平などの観光地の玄関駅にも止まりながら進み、9:14着の十和田南駅では5分停車して列車の進行方向が変わります。
そして9:58、花輪線列車は奥羽本線との接続駅大館駅に到着します。

さて、大館駅からは奥羽本線に乗り換えて弘前へ向かうことになりますが、大館ではぜひしたいことが2つあるので、一旦改札を出ます。
まずは、駅から徒歩2分の所にある「秋田犬の里」へ。
大正時代の渋谷駅をモデルにしたという建物のそばには、渋谷駅ハチ公広場で保存展示されていた東急初代5000系のデハ5001号車「青ガエル」が鎮座しており、これを見ることが1つ目の「大館でしたいこと」です。
もちろん秋田犬についての展示をいろいろとみることのできる施設も見ていきたいところです。
そして弘前へ向かう列車に乗る前にもう一つの大館での目的を果たします。
それは大館駅の名物駅弁「鶏めし」をゲットすること。
駅弁好きとしては、大館に来たならぜひとも手にしたい駅弁です。(といっても、私はリアルではまだ大舘のとりめしを食べたことはないんですが…)

さて、大館での2つの目的を無事果たしたら、この後は奥羽本線で弘前へ、さらに五能線のあの看板列車に乗車します。
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これはチャレンジしたい! [鉄道ニュース]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:取ってみたい資格・検定は?

いつか取ろうと思っているうちにだいぶ年月が経ってしまったのが漢字検定。
高校生の時2級に合格し、その後は大学受験やら浪人生活に入ったやらでその上の急へのチャレンジをしそびれたまま気がつけば30年以上の月日が経ってしまいました。
実は今回の記事のテーマにこのお題を選ぶまで、漢検2級を持っていることを半分忘れかけていたんですが、機会があれば30年以上越しの昇給にチャレンジしてもいいかな、って思います。
あとはやはりパソコン・IT系の視覚が何か欲しいところです。
今の仕事でもそういった資格を生かせる場はあるだろうし、今後何かの機会に履歴書を書くような状況になった時に、そこに書いてアピールになるような視覚の一つも取っておきたいという気持ちがあります。
こうしたパソコン・IT系の視覚の中には、私のような視覚障がい者も多くチャレンジしているものがあるので、機会を見つけてぜひ挑戦したいと思っています。

でも、今回このお題を選んだのは、こんな記事をネットニュースで見つけたのが理由です。

JR東日本、「鉄道マイスター検定」9月16日10時受付開始 - トラベル Watch
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1440254.html

これは鉄道ファンとしてはぜひチャレンジしてみたいですね。
私は以前、何年か前に「○○検定」や「○○マイスター」などのようないろいろな検定がブームになった頃に登場した、「鉄道検定」や「時刻表検定」といった鉄道をテーマとした検定をぜひ今度受けようと思っているうちに、いつも出願期間を過ぎてしまったり試験日に都合が悪かったりして受験できず、そのうちに検定ブームも終息してこれらの検定もいつの間にか行われなくなってしまっていたので、いいリベンジの機会かもしれません。
この検定はWebでの受験だそうなので日程の縛りもなく、時間のある時にチャレンジできるので、これこそぜひ時間を作ってチャレンジしてみたいと思います。
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何だか懐かしい味 [ノンジャンル]

こんにちは、gonanaです。
稚内発新大村行きの最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅行記の途中ですが、北海道から本州に上陸してきたところでちょっとブレイクとし、今回と次回は「本日のお題」をやります。

本日のお題:最近久しぶりに食べたもの

一週間ぐらい前、自宅近くのコンビニへ昼食を買いに行った時のこと。
視覚障がい者の私は自分で棚を見て買いたい物を選ぶということができないため、いつも店員さんにサポートをいただいて買い物をしています。
この日もパンの棚の前で、馴染みの店員さんにほしいパンの種類を伝えて目的のパンをピックアップしてもらいました。
その日はあんぱんが食べたい気分だったのでそれがほしいといったところ、「普通のあんぱんとうぐいすあんのパンと白あんのパンとありますけど、どれにします?」聞かれました
それを聴いた私は、思わず「うぐいすあんのと白あんのと一つずつください」と答えました。

いやあ、何だか久しぶりにうぐいすあんぱんと白あんぱんを買ったなあ~
実はこの2つは、以前書いたことがあるかもしれませんが、私が子供の頃大好きだった菓子パンで、普通のあんぱんよりも好きなくらいでした。
母親と一緒にスーパーや食料品店へ行った時、菓子パンを買ってもらえる時にはいつもこの2つ、特にうぐいすあんぱんは毎回のように選んでいました。
そして、母親に無理を言って、幼稚園へもっていくお弁当にうぐいすあんパンをつけてもらったこともありました。
そういうわけで、うぐいすあんぱんと白あんぱんは、いわば幼い日の懐かしい味の一つといったところでした。
その後もスーパーや、秋葉原駅総武線ホームや西武線池袋駅のミルクスタンドなどでこれらのパンを見つけるとよく買って食べたものでしたが、コンビニではあまり見かけることがなかったので(私が見落としていただけなのかもしれませんが)、今回久しぶりにうぐいすあんぱんや白あんぱんを手にして、大げさに言えば幼馴染に再会したような(?)感覚を味わいました。


で、久しぶりに食べたうぐいすあんぱんと白あんぱんの味は…
いやあ、幼い頃を思い出させるような、何となく懐かしい味に感激でした。ぜひまた時々食べたいものです。
懐かしい味の菓子パンの存在を教えてくださった店員さんには感謝しかありません。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅07 長万部→盛岡 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も稚内駅から新大村駅への最長片道切符の妄想乗り鉄旅の続きです。

北海道新幹線の札幌延伸に際し、残念ながら鉄道としての長い歴史に幕を下ろしてしまう方向となってしまった函館本線の小樽ー長万部間(通称「山線」)をたどり、14時過ぎに長万部駅に到着します。
この駅は函館本線と、東室蘭・苫小牧を経由し、その先の千歳線ともつながって札幌方面へのメインルートを構成している室蘭本線との接続駅で、現在の特急「北斗」や貨物列車も、札幌方面へは長万部から室蘭本線経由で向かいます。
最長片道切符の旅の方は、長万部からも引き続き函館本線を函館方面へ南下し、函館の少し手前の新函館北斗駅を目指します。
ここから乗り継ぐのは、14:37発の函館行き特急「北斗12号」ですが、駅弁好きとしてはその前にぜひともゲットしたいのが長万部駅の有名駅弁である、かなやの「かにめし」。
現在は駅前にあるお店で購入するようになっているようですが、乗り換え時間が26分あるので、事前予約しておいてかつ「山線」の列車が遅れていなければゲットできそうです。
長万部駅に到着した「北斗12号」はわずかな停車時間ですぐ発車。座席に落ち着いたら早速「かにめし」をいただくことにします。
長万部駅から森駅にかけての車窓には、いわゆる噴火湾の海が広がります。先ほどまでは山間部をたどっていたので、この劇的な変化も楽しいものです。

「北斗12号」は、15:20に森駅に到着。新函館北斗駅へ向かうだけならそのまま乗車していればよいはずですが、この駅で「北斗12号」を下車します。
その理由はここから先の函館本線の線形にあります。
というのは、この先の森ー大沼間では、線路が大沼公園駅を経由するルートと、渡島砂原駅を経由するルート(通称「砂原支線」)の2つに分かれているからです。
特急列車は距離も短く観光地の玄関駅である大沼公園駅を経由するルートで運転されるのに対し、距離の長い「砂原支線」には普通列車のみが運転されています。
最長片道切符の旅では当然距離の長い「砂原支線」を経由することになるので、森駅での乗り換えが必要となるわけです。(ただし、運賃の方は砂原支線経由でも大沼公園経由の営業キロを使って計算します)
ちなみに大沼駅で一度合流した2つのルートは同駅から七飯駅の間でも新函館北斗駅を経由するルートと経由しない通称「藤城線」とに分かれますが、新函館北斗駅で北海道新幹線に乗り継ぐ最長片道切符のルートでは自動的に新函館北斗経由のルートを通ることになります。

さて、「砂原支線」経由の函館行き普通列車は、16:03に森駅を発車。砂原支線の沿線には取り立てて観光地や大きな施設などがあるわけでもないようで、坦々と駅に泊まって発車していくといった印象かもしれません。
17:04着の大沼駅で一旦大沼公園駅経由のルートと合流し、3分停車で新函館北斗経由のルートへと進みます。
そして17:17に新函館北斗駅に到着したところで下車します。

さてこの後は、北海道新幹線で3日間乗り歩いてきた北海道を離れ、いよいよ本州に上陸します。
乗り継ぎ列車は17:26発の「はやぶさ44号」で、乗り継ぎ時間に余裕がないので大急ぎで新幹線ホームへと向かいます。
3日間ずっと道内の駅名ばかり見てきた身には「東京」の行先表示がかなり新鮮であろう「はやぶさ44号」は、新函館北斗を出ると東京まで新青森・盛岡・仙台・大宮の4駅に鹿停車しない速達列車で、東京駅到着も21:23と所要時間4時間の壁を破ります。
青函トンネルを抜けて本州に上陸し、最初の停車駅新青森に着くのは18:23。青函連絡船や在来線時代とは函館側・青森側とも発着駅が異なるものの、この間の所要時間が1時間を切る時代が来ているとは改めて驚きです。
2分停車で新青森駅を出ると、そのまま東北新幹線に入ります。
そしてこれまた1時間を切る驚異のスピードで次の停車駅盛岡駅に19:13に到着したところで下車します。
「はやぶさ44号」は「こまち」併結がないので、盛岡駅も1分停車ですぐ発車していきます。
そして最長片道切符のルートは、盛岡からIGRいわて銀河鉄道を経由して花輪線で大館駅へと抜けるルートになりますが、前日の乗り継ぎ収量が遅めだったのもあり、この日の乗り継ぎはここで打ち止めとします。

妄想旅4日目に続きます。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅06 沼ノ端→長万部 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
今回も稚内駅から新大村駅への最長片道切符の妄想乗り鉄旅の続きです。

最長片道切符旅の3日目は、苫小牧駅の一つ札幌寄りにある沼ノ端駅からスタート。
ここは岩見沢方面から室蘭方面へと向かう室蘭本線と、当駅を基点に札幌市内の白石駅までを結ぶ千歳線との接続駅になっており、最長片道切符旅のルートでは岩見沢方面から乗車してきた室蘭本線から千歳線へと乗り換えるルートになっています。
沼ノ端駅から乗車するのは、7:34発の普通電車小樽行。
前日・前々日はともに出発が6時台だったので、わずか1時間ながら少し遅めにスタートできるのはやはり楽なものです。
でも時間帯的に朝のラッシュど真ん中の列車とあって混雑が予想され、できれば始発の苫小牧から乗車したかったところですが…
小樽行は各駅に丹念に停車しながら札幌方面を目指します。途中での特急や快速「エアポート」の待避もなく、坦々と進んでいく印象かもしれません。
それでも混雑する車内はさすが朝の通勤電車という感じで、これだけを見ると首都圏に戻ってきたような気分になるかも。
札幌駅が近づいてきた白石駅からは函館本線に入り、8:35に札幌駅に到着。ここで
8分間停車し、この間に大半の乗客が入れ代わりますが、最長片道切符のルートは引き続き小樽経由で長万部方面へ向かうことになっているので、このまま乗り続けます。
実は沼ノ端駅を7:54に発車する特急「すずらん3号」に乗ると出発をさらに20分遅らせることができ、8:38着の札幌では停車中の小樽行に乗り継ぐことができますが、混雑する朝の大ターミナル駅での乗り換えは何かと面倒なので、素直に沼ノ端から乗り換えなしで小樽へ向かうのが賢明かもしれません。

さて8分停車の後8:43に札幌駅を出た小樽行は、しばらく札幌市内の市街地を降下線で走ります。
その後銭函駅付近まで来ると、進行方向右手の車窓に石狩湾の絶景を眺めることができるようになり、さっきまでの都会や市街地、住宅地といった風景とは全く違った気分を味わうことができます。
そして終点の小樽駅には9:30に到着。
この先の長万部方面へは、すぐに倶知安行の接続がありますが、倶知安から先の接続の関係で一本後の10:53発のやはり倶知安行きに乗り継ぎます。
乗り継ぎ時間が1時間半近くあるので、例によって駅周辺を散策したり駅構内をあちこち見て回ったりして時間をつぶします。

これから乗車する函館本線小樽ー長万部間は、2030年に予定されている北海道新幹線の札幌延伸に際し、並行在来線として今後の動向が注目されていましたが、結局この区間の鉄道としての維持は断念され、バスに転換されるという方針が固まってしまいました。
この函館本線のいわゆる「山線」区間は、室蘭本線経由の優等列車運転が一般的になるまでは函館と札幌を結ぶメインルートとして機能し、その後も室蘭本線ルートが長期間不通になった際にはブルトレや一部の特急などが「山線」経由で迂回運転されるなど、すっかりローカル線化しているように見えていざという時には頼りになる路線ともいえる存在でした。
またちょうど私が生まれた1971年9月に終焉を迎えたC62形SL重連牽引による急行「ニセコ」の撮影で多くの人が訪れるなど、鉄道ファンにとっても名高い路線でした。
そのような路線が、いくら時代の流れとは言えその歴史に幕を下ろそうとしているのは、何とも悲しいものです。

小樽からは10:53発の倶知安行きに乗車。ここから先は非電化の為、車両もここまでの電車からディーゼルカーに変わります。
小樽を発車して市街地を抜けると、やはりここでものどかな車窓風景が広がります。
そして倶知安には12:12に到着し、ここで12:35発の長万部行に乗り継ぎます。
「山線」には、鉄道雑誌に掲載されたかつてのC62重連「ニセコ」撮影の思い出話や写真などを通して、その現役時代を知らない私でもよく知っている名前の駅も多く、それらの駅を一つ一つたどっていくのもなかなか楽しそうですが、「山線」廃止後はそのような楽しみもなくなってしまうのだと考えるとやはり寂しいです。

ここまでたどってきた函館本線「山線」と室蘭本線が出会う長万部駅には14:11に到着。
この後は引き続き函館本線を函館方面へ向かい、夕方にはいよいよ本州へと渡ります。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅05 富良野→沼ノ端 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符の妄想乗り鉄旅、今回も続きます。

近い将来鉄道としての使命を終えようとしている根室本線の新得ー富良野間を、列車代行バスと列車を乗り継いでたどり、富良野駅に到着しました。
ここは言わずと知れた観光地富良野の玄関口の駅。
次の乗り継ぎ列車への乗り換え時間が1時間ほどしかないので大した観光はできませんが、それでも駅周辺を散策したりして観光地にやってきた実感を味わいます。
駅に戻り、次に乗車するのは16:55発の富良野線旭川行。
富良野駅を発車してしばらくすると、車窓には畑の広がる広大な眺めが見られ、これが富良野線の最大の魅力といったところでしょう。
そしてそんな風景をトロッコ車両から堪能できる観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」も観光シーズンの土休日を中心に運転されており、せっかくそのような列車が走っているのなら、日程が合えば行程を調整してデモぜひ乗り継ぎルートに組み込みたいところでしたが、残念ながらこの妄想旅ではそれは叶いません。
まあ、この妄想旅でここを通ると想定している10月上旬にはもうだいぶ気温も下がり、たとえ「ノロッコ号」が運転されていたとしてもトロッコ車両に乗るのもだいぶきつくはなってくるでしょうが…
もう10月ということで早くも暗くなってきた中を走り、旭川駅には18:17に到着。
宗谷本線・石北本線の新旭川駅を前日の14時少し前に出発し、道東を回って約28時間半でぐるっとほぼ一周してすぐ近くのこの駅にやってきたわけで、これも最長片道切符ならではの楽しみといえるかもしれません。

旭川駅ではこの後の行程の関係で次の乗り継ぎ列車まで少し余裕があるので駅周辺の旭川ラーメンのお店あたりで夕食を取り、20時ちょうど発の函館本線特急「カムイ46号」に乗車して岩見沢駅まで向かいます。
「カムイ」の最初の停車駅深川から分岐する留萌本線はつい先日、途中の石狩沼田駅から現在の終点である留萌駅までの区間の2023年9月末での廃止がJR北海道から国土交通省へ届け出られ、ここでもまた一つ北海道の鉄道が消えていくことになってしまいます。
北海道全体やJR北海道の厳しい現実があるとはいえ、ここ数年の北海道の鉄道といえばこのような寂しい話題ばかりが目立ち、本当に悲しい限りです。

「カムイ46号」は20:59に岩見沢駅に到着。もうこんな時間なのでここでこの日の乗り継ぎは打ち止めにしてもいいのですが、ちょうどいい乗り継ぎ時間でこの後乗り継ぐことになる室蘭本線の苫小牧行が発車するので、もうひと頑張りとばかりに乗り継ぎます。
乗車する21:32発の苫小牧行は、岩見沢からの室蘭本線の最終列車。
岩見沢を出てしばらくはそれなりに乗客もいそうですが、それらの乗客が下りてしまえばだいぶ閑散とした車内になりそうです。
そしてそんな状況の中、22:50に千歳線との接続駅沼ノ端に到着。
最長片道切符の旅のルートはここから千歳線で札幌方面へと進むことになりますが、そちらへの最終列車は15分ほど前にすでに発車しており、この日の乗り継ぎはここで終了。
宿泊の弁を考えると別途運賃を支払って次の苫小牧駅まで行く方がよさそうですが、幸い沼ノ端駅から少し歩いたところにもビジネスホテルがあるようで、この日はそちらに宿泊することにし、長かったこの日の乗り継ぎ旅は終了となります。

次回、妄想旅3日目に入ります。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅04 新得→富良野 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符の妄想乗り鉄旅、今回も続きます。

釧路駅から根室本線の特急「おおぞら6号」に乗車し、根室本線と石勝線の接続駅新得に13:32に到着します。
「おおぞら」はこの先、石勝線を経由して終着の札幌駅を目指しますが、最長片道切符のルートは引き続き根室本線を富良野方面へ進むことになっているので、ここで下車します。
というわけでここで富良野方面への列車に乗り換え…といいたいところですが、その富良野方面への列車に乗り換えることはもうできません。
というのは、ここから東鹿越駅までの区間は2016年8月に台風被害により大きな被害を受けそのまま復旧されず、列車の運転が維持されている富良野ー東鹿越間もろとも時期は未定ながらバス転換という方針となってしまいました。
この区間はかつて「おおぞら」なども走り札幌と釧路を結ぶメインルートとして機能した路線ですが、翌日通ることになる函館本線の小樽ー長万部間ともども、現状のJR北海道、そして北海道全体の状況ではこうした大幹線も残念な末路をたどってしまうのかと考えると、どうしようもなく悲しい気分になってきます。
私も一度だけですがこの区間には乗車経験があるので、そうした思い出があるという点からもどうにか再生の道はなかったのかという気持ちにもなってきます。
ということで列車ではもうたどることのできない新得ー東鹿越間ですが、この区間には列車代行バスが運転されており、それによってこの区間が復旧したものとみなして乗車券の発売が再開され、青春18きっぷや最長片道切符でも代行バスに乗ることができます。
新得駅前の代行バス乗り場から乗車するのは13:57発の東鹿越行。何とこの便はこの日2便目(この他に途中の落合駅始発の便が早朝にあり)のバスで、いかに沿線の人口が少ないかが想像されます。
新得駅前を出発したバスは、市街地を抜けて狩勝峠へと向かいます。
かつて「日本三大車窓」の一つにも数えられた狩勝峠の景色を眺めながら峠道を走り、落合駅に続いて幾寅駅に停車します。
ここは映画「鉄道員」のロケ地として名をはせたところで、駅や周辺の建物は映画撮影時のまま残されているそうです。
映画公開の後も観光地として多くの人が訪れていたようで、もしJR北海道や地元自治体がこの賑わいを継続的な観光の定着に結び付ける努力をしていたら、あるいは根室本線の運命も違ったものになっていたのかもしれません。
そして金山湖のそばを走った代行バスは、15:04に東鹿越駅に到着。ここでバス代行の区間は終わり、再び鉄道での旅に戻ります。
ここから乗り継ぐのは15:12発の滝川行。新得でも東鹿越でも列車と代行バスの接続はスムーズで、無駄も少なくかつ十分余裕のある乗り換えができます。
そして、富良野線との接続駅で一大観光地の玄関駅富良野には15:51に到着。列車はわずかな停車時間で滝川へと向かいますが、最長片道切符のルートはここから富良野線で旭川へ出ることになっているので、ここでまた乗り換えとなります。

次回に続きます。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅03 網走→新得 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符の妄想乗り鉄旅、前回からの続きです。

最長片道切符の妄想旅、その2日目は網走駅からスタート。
この日最初の乗車列車は6:41発の釧網本線釧路行普通列車。
北海道の中でも屈指の景勝路線に乗るには微妙に早めな出発のような気もしますが、この列車を逃すと次は10:24発の快速「しれとこ摩周」まで列車がないので、早起きして乗車します。
網走を出てから途中の知床斜里駅までの区間は、オホーツク海を車窓に眺めながら走ります。この区間は前夜北見駅から乗車した列車を網走で下車せずに乗り続けていたとしても通過はできますが、やはりこのような区間は夜が明けてから乗るに限ります。
6:56に到着する北浜駅は、オホーツク海に面した眺望のよい駅で、駅に併設されたカフェも鉄道ファンに人気の駅だそうで、ぜひ立ち寄りたいところですが、残念ながらその時間がありません。もっとも、早朝のこの時間ではさすがにカフェも営業しているはずはないんですが…
萱沼駅を出たあたりから、列車は釧路湿原の中を走るようになります。この妄想旅は10月上旬にこの区間を乗車する想定で行程を組んでいるので、果たしてどのくらい野生動物が見られるものなのかわかりませんが、運がよければこの区間ならではの列車旅が楽しめそうです。
東釧路駅で根室本線に入り、10時ちょうどに終点の釧路駅に到着。列車内からとはいえ、最初から最後まで素晴らしい景観を満喫できた3時間余りの旅になりました。
釧路駅から乗り継ぐのは、11:23発の根室本線特急「おおぞら6号」。
「おおぞら」といえば今年(2022年)3月のダイヤ改正でそれまで活躍していたキハ283系が引退しキハ261系に統一されたのが記憶に新しいところ。
私は2001年に北海道へ鉄道旅に出かけた時、当時まだ登場してから数年という時期だったキハ283系の「スーパーおおぞら」に乗車し、その乗り心地に驚いた思い出があるので、そんなまだ新しいイメージのある車両が引退するとは、何とも時代の流れの速さを感じます。
「おおぞら6号」は、先ほどまで乗っていた釧網本線とは打って変わった高速運転で札幌を目指します。釧路駅で購入した駅弁で昼食を取りながらその乗り心地を味わっているうちに、根室本線と石勝線との接続駅新得に13:32に到着。
「おおぞら」はここから石勝線に入りますが、最長片道切符のルートは引き続き根室本線を富良野方面へ進むことになっているので、ここで下車します。

次回に続きます。
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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅02 新旭川→網走 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符の妄想乗り鉄旅、前回からの続きです。

最長片道切符旅のスタート駅稚内を出発し、特急「サロベツ2号」と普通列車を乗り継いで、12:28に新旭川駅に到着します。
新旭川駅は、稚内から乗車してきた宗谷本線と、ここを基点として網走方面へと向かう石北本線の接続駅となっており、かつて宗谷本線や石北本線から分岐していた多くのローカル線がことごとく廃止された結果、今では日本最北の路線分岐駅となっています。
私もここで1時間20分余りの接続時間で石北本線の上川行普通列車に乗り継ぎます。
新旭川駅の周辺には市街地が広がり、家電量販店や商業施設などもあり待ち時間をつぶすには好都合です。昼食を取れる店も何件かあるようでこの点も安心です。
次の乗り継ぎ列車である上川行は、新旭川駅を13:51に発車。
車窓には北海道らしい雄大な景色が広がり、長旅の気分が盛り上がります。途中には愛別・中愛別・愛山と「愛」のつく駅が3駅も連続する区間があるのも面白いところです。
上川駅には14:48に到着。駅周辺を散策したり待合室で一休みしたりした後、15:41発の特別快速「きたみ」号に乗り継ぎます。
この「きたみ」は、特急の空白時間帯を埋める速達列車で、ここから先の遠軽方面の列車本数の少ない区間の貴重な足でもあります。
上川駅に到着した「きたみ」は6分停車の後15:41に発車。
次の停車駅は隣の白滝駅ですが、実はこの間の駅間距離は何と37.3㎞もあり、これは東京の中央線の東京ー立川間とほぼ同じ距離だそうです。
かつてはこの間にもいくつかの駅が存在していましたが、それらはすべて廃止されたか信号場化され、普通列車でさえも40分弱にわたりノンストップで走る区間が生まれたというわけです。
16:54着の遠軽駅では7分停車して列車の進行方向が逆転。
その後も車窓には山や木々に囲まれた雄大な自然が続きますが、それがやがて建物が増えてくるとこの列車の終点北見駅が近づいてきます。駅到着の直前には何と地下のトンネルに入るという驚きの展開もありながら、18:05に北見駅に到着します。
北見は石北本線沿線でも随一の都会だそうで、この日ここまでほとんど大自然の中を走って来た印象のアルミにはかなりのインパクトがあります。
そんな北見の街で乗り換え時間の間に夕食を済ませ、この日最後の乗車列車となる19:03発の知床斜里行きの普通列車に乗り継ぎます。
北見駅を発車した列車はしばらく高架区間を走ります。地下区間や高架区間があったり、高い建物が多かったりと、北見はまるで首都圏の街のようです。さらにこの時間だと、ネオンや看板の明かりがさぞ賑やかなことでしょう。
でもそんな光景もいつまでも続かず、やがて社葬は闇に包まれます。
そして北見から1時間余りの20:09に網走駅に到着します。
最長片道切符のルートはここから先、釧網本線で釧路方面へ向かうことになっており、そのままこの列車に乗り続けていればその釧網本線の途中駅知床斜里まで進むことができますが、宿の確保が比較的しやすい点も考え、旅の第1日目はここで打ち止めとします。

次回、最長片道切符の妄想旅2日目編に続きます。
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【妄想乗り鉄旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅01 稚内→新旭川 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
先日、この9月23日の西九州新幹線武雄温泉ー長崎間開業に伴い、JR各線のみを使い同じ駅・区間をを通ることなく一筆書きのルートで乗り継いでいく最長のルートが、これまで北海道の稚内駅から佐賀県の肥前山口駅(9月23日からは江北駅へ改称)へ向かうものだったのが、始発駅はそのままで終点駅が西九州新幹線と大村線の新大村駅に変わることを取り上げました。
(その時の記事は→https://gonana57.blog.ss-blog.jp/2022-09-04
その記事でも書いたようにこの話題は乗り鉄好きの私としては見逃せないものであり、たとえ妄想旅であってもぜひこのルートで旅をしてみたいと考え、稚内発新大村行きの2022年秋時点での最長片道切符旅の妄想プランを立ててみることにしました。
列車の時刻などは「Yahoo!路線検索」での検索結果を反映し、稚内駅を2022年10月1日に出発するという想定で乗り継ぎルートを検索しました。
また、ルートの途中には2022年10~11月時点で災害等で長期間の不通が続き、当該区間に列車代行バスが運転されている区間がいくつかありますが、これらの区間では代行バスが運転されていることによってその区間が開通したものとみなされ、乗車券の発売が再開されるとともにその区間を含む乗車券も有効になる決まりがあるため、ルート上の不通区間を走る代行バスにも最長片道切符で乗車することができます。
その他いろいろ注釈や解説を加える必要がある事項が出てくると思われますが、それぞれ記事の中で触れていきたいと思います。
なお、この妄想旅の(仮想)旅行記は、かなり長いシリーズになりそうなため、途中の切りのよいところでそれ以外のテーマの記事も随時いくつかはさみつつ、ゆっくりとアップしていきますので、完結まで少々時間がかかることをご了承いただけたらと思います。
それでは、最長片道切符の妄想旅、スタートです。

最長片道切符の妄想旅の始発駅は稚内駅。
ここからはまず、JR最北の路線でもある宗谷本線を南下し、旭川駅の手前の新旭川駅を目指します。
最長片道乗り継ぎ旅の最初の乗車列車は、稚内6:36発の旭川行き特急「サロベツ2号」。
最初なので豪華に特急で、というのもないではありませんが、実はこの列車を逃すと稚内発の宗谷本線の列車は10:28発の普通列車までないからというのが大きな理由でもあります。
たった1線しかないホームに停車中のキハ261系気動車に乗り、6:36稚内駅を出発し、新大村駅までの12,000㎞に及ぶ長旅が始まります。
稚内駅を出て間もない南稚内ー抜海間では、宗谷本線から見える貴重な生み景色も見ることができ、その後も宗谷地方の雄大な自然風景を眺めつつ、ディーゼル特急の乗り心地を堪能します。
最長片道切符のルートでは、宗谷本線を新旭川駅までたどったのち、同駅で網走方面へ向かう石北本線に乗り継ぐことになります。
しかし「サロベツ2号」は新旭川駅には停車しないため、残念ながら途中の名寄駅で下車します。
「サロベツ2号」に続いて名寄駅を発車するのは、当駅始発の10時ちょうど発快速「なよろ4号」ですが、この列車も新旭川駅を通過してしまうため、さらに1時間後の11:01発の旭川行普通列車まで1時間半あまり待つことになります。
ちなみに「サロベツ2号」の前に稚内駅を発車する5:21発の名寄止まりの普通列車で着いたとしても、ここからの乗り継ぎは同じになります。
旭川行普通列車の発車までは、駅周辺を散策。名寄は宗谷本線の途中駅の中では比較的大きな街のようで、1時間半ほどの時間をつぶすにはちょうどいいかもしれません。ただ、かつてあった駅弁の販売がなくなってしまったのは駅弁好きには残念ですが…
名寄11:01発の旭川行き普通列車に乗り、さらに宗谷本線を南下。小説でも有名な塩狩峠を越えて、12:28に石北本線との接続駅新旭川駅に到着。
この列車の終点であり、次に乗り継ぐ石北本線の上川行普通列車の始発駅でもある旭川駅はすぐ近くですが、新旭川ー旭川間を往復乗車してしまうと最長片道切符ののルートから飛び出してしまうため、ここで乗り換えます。
もっとも最長片道切符の旅としては新旭川駅で途中下車する形にし、新旭川ー旭川間を別途乗車券を購入して往復乗車することは可能で、今後そのような乗り方をする場面も出てくると思われますが、旅のスタートからまだ半日しかたっていないのにいきなり特例的な乗り継ぎをするのもどうかと思うので、ここはおとなしく新旭川駅で上川行を待つことにします。

次回、石北本線で網走駅を目指します。
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