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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅12 石巻→原ノ町 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。

最長片道切符の妄想旅6日目は、前夜小牛田駅からの石巻線で到着した石巻駅から乗り継ぎをスタートします。
石巻駅から乗車するこの日最初の乗車列車は、7:30発の仙石線普通電車あおば通行。この列車でまずは川内駅へ向かいます。仙石線石巻方面から川内駅へ向かうには、昔ながらの松島海岸・陸前原ノ町経由のルートと、塩釜駅構内の連絡線を介して東北本線に乗り入れる通称「仙石東北ライン」経由のルートの2ルートがありますが、最長片道切符のルートとしては前者の方が距離が長くなるため、この妄想旅でもそちらのルートをたどります。
乗車するのは東北地区のJR車両では唯一の直流電車であり、この妄想旅では初登場の国鉄型直流電車でもある205系。
4両の編成全社とも首都圏各線からの転属者ですが、かつて首都圏であれだけの勢力を誇った205系も、今ではJR東日本エリアではこの仙石線と首都圏の鶴見線・南武支線に残るだけになり、数年後にはこちらでも後継の車両への置き換えが取り沙汰されるようになるかもしれません。
途中東日本大震災での被害を受けてのルート変更区間も通りながら仙台市内中心部を目指します。仙台駅に朝8時台に到着する列車ということもあり、おそらく車内は川内駅に近づくにつれラッシュになっていくことでしょう。
そして川内駅には8:54に到着。仙石線は川内駅の1駅先のあおば通駅が始発で、石巻駅から乗車した電車も同駅行きですが、最長片道切符のルートではここで下車することになります。

この後は、東北新幹線で福島駅まで移動します。
仙台駅の仙石線ホームは、他のJR在来線と異なり地下にホームがあるので、そこから少し急ぎ気味に新幹線ホームへと移動し、9:25発の「やまびこ54号」に乗車します。
「やまびこ54号」はわずか21分で福島駅に到着。ここからは、在来線の東北本線を宮城県側に戻る形で岩沼駅まで進みます。
福島駅から乗車するのは、10:40発の白石行。
日中時間帯の福島駅からの東北本線仙台方面は1時間間隔の運転で、しかもこの時間帯の列車は白石駅で運転系統が分断されているため、福島駅方面から白石駅を跨いで岩沼・仙台方面へ向かおうとすると乗り換えが発生してしまうという何とも不便なダイヤになっています。「利用実態に応じた効率的なダイヤ」といってしまえば聞こえがいいですが、こうした過度な細切れな運転系統の分割も鉄道利用者の減少の一因になっている部分もあるかもしれません。
それはそれとして、福島駅から乗車した白井市行は11:14に終着白石駅に到着。4分の乗り換え時間で川内行に乗り継ぎます。やはり乗り換えの面倒さは否定できませんが、(おそらく)対面ホームでの乗り継ぎとなっている(であろう)のが救いといえば救いです。
そして白石からの仙台行は11:45に岩沼駅に到着。
ここからは再び南へ進路をとり、同駅で接続する常磐線へ乗り換え、いわき駅を目指します。
岩沼駅は仙台市内ではないものの川内駅との距離も比較的近く、仙台駅からこのようなルートで常磐線へ向かうという「へそ曲がり」ともいえるルートで列車に乗るというのも、最長片道切符の旅ならではでしょう。
岩沼駅から乗車する常磐線列車は、12:02発の原ノ町行。仙台地区の常磐線列車は特急「ひたち」も含めて全列車が終点の岩沼から東北本線に乗り入れて仙台駅が始発・終着となる運転系統になっており、この列車も仙台始発です。
岩沼駅を出てしばらく走ると、東日本大震災の津波により大きな被害の出たエリアへと入っていきます。この先いわきまでの区間は、11年前の震災、そしてその後の原発事故のことを意識に置きながら乗車する区間でもあります。
そして、終着の原ノ町駅には13時ちょうどに到着。ここからは水戸行の普通列車に乗り継ぎ、震災と原発事故による長期不通からよみがえった区間へと入っていきますが、それはまた次回です。
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