SSブログ

【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅17 長野→宇都宮 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った妄想乗り鉄旅、今回も続きます。

松本駅から篠ノ井線で長野駅に到着。
ここからは北陸新幹線で高崎駅へ向かうことになっており、最長片道切符の妄想旅もいよいよ関東地方に足を踏み入れることになります。
長野駅から乗車するのは、15:21発の「はくたか566号」。
2分停車で長野駅を発車すると次が下車駅の高崎となります。
在来線では最急勾配の難所だった碓氷峠も楽々と越えて、長野駅からわずか40分のノンストップ運転で16:01に高崎駅に到着します。
高崎からは、上越新幹線で越後湯沢駅へ向かい、そこで折り返すような形で在来線の上越線で水上駅を経由して新前橋駅まで戻ってくるルートになっています。上越新幹線では高崎ー越後湯沢間の途中駅が在来線の接続がない上毛高原駅しかないためこのようなルートがとれるわけですが、これにより高崎駅はこの最長片道切符のルートでは唯一、新幹線同士の乗り継ぎ駅ということになっています。
乗り継ぎ時間の間にこの先の行程に備えて駅弁などを買い込み、高崎駅16:30発の「とき329号」に乗車します。
高崎を発車した「とき329号」は、高崎の市街地を抜けて田園地帯に入り、やがてトンネルを抜けて上越国境を超え、わずか29分で越後湯沢駅に到着します。
越後湯沢駅からは上越線で水上方面へと向かいます。乗り換え時間が50分ほどあるので、駅構内にある米や酒などの新潟の名産を使ったお土産や名物グルメが豊富に揃った商業施設を見て回ったりして時間をつぶし、17:52発の普通電車水上行に乗車します。
実はこの列車、越後中里駅から先、終着の水上まではこの区間の最終列車となっており、これに乗り遅れるとこの日のうちに在来線で上越国境を超えることはできなくなります。
越後湯沢駅構内には、先ほどもあげた商業施設のほか、名産の日本酒のきき酒や試飲が楽しめる商業施設や、越後湯沢温泉の源泉に日本酒を加えたお湯に入れる入浴施設もあり、日本酒はともかくとしても、せめてひと風呂浴びるくらいはしていきたいところですが、上記のようなわけであまりゆっくり湯につかっているわけにもいかないのが残念なところです。
18:01発の越後中里からは先ほども書いた通り水上行最終列車としての運転となります。
越後中里ー水上間はこの日の行程中では大糸線の糸魚川ー南小谷間と並ぶ運転本数の少ない区間で、妄想乗り継ぎの行程を組む際にもこの2区間にいつ乗車するかがキーポイントになりました。それにしても、かつては昼夜を問わず特急列車や急行列車などが頻繁に往来していた幹線だった上越線が、今や一部区間とはいえ18時台すぐには早くもその日の最終旅客列車が通過するローカル線に転落してしまうとは、時代の流れの残酷さを感じます。
この区間には上越国境を超えるループ線が2カ所ありますが、この時間ではおそらく暗くてほとんどその存在を車窓から確かめることはできないかもしれません。
そして越後湯沢から乗車したE129系は18:33、終着の水上駅に到着。ここからは211系による18:44発の高崎行に乗り継ぐことになり、跨線橋を渡る必要はある者の11分とちょうどよい長さの接続時間となっています。
上越線高崎ー水上間をはじめとする群馬県内の各線の普通電車では湘南色の115系が大活躍していたイメージがいまも鮮やかに残っていますが、現在はそれらの路線もほぼ211系の天下となっています。
水上から沼田や渋川あたりにかけては、SL・EL・DLによる臨時列車も走る景色のよい区間ですが、もちろんこの時間ではそのような絶景も見ることはできず、駅付近を除けばほぼ真っ暗な中を新前橋へと走っていきます。
そして、19:37に両毛線との接続駅で上越線の起点駅でもある新前橋駅に到着。最長片道切符のルートはここから両毛線でお山駅へと抜けることになっているので、ここで下車します。
夜のホームで少し待ち、19:53発の両毛線小山行に乗り継ぎます。この列車も211系で、帰宅客の多いロングシートの車内にも関東地方へとやって来たことが感じられます。
両毛線の沿線には途中には前橋・桐生・伊勢崎・足利・佐野・栃木といった主要都市が並び、いくつかの駅で東武線との連絡があるほか、近隣に上毛電鉄やわたらせ渓谷鉄道も走っているので、この時間でもそれらの駅では乗り換え客などの動きもみられると思われます。そして小山駅には21:42に到着。時間帯的にはここでこの日の乗り継ぎを終えてもいい時間ですが、あともう少し、列車の運転系統などいろいろとキリのいい宇都宮駅まで進みます。
小山駅から乗車するこの日最後の乗車列車は、21:57発の宇都宮線(東北本線)の宇都宮行。実はこの列車の始発駅は小山駅から遠く離れた東海道線の沼津駅で、同駅を18:08に出発し、「上野東京ライン」を経由してここまで4時間近く走り続けてきたロングラン列車です。もっとも、小山駅まで来てしまえば終着の宇都宮駅まではあとわずかで、JR東海管内からやってくるロングラン列車であることを感じさせるものもこれといってないんですけどね。
そして終着の宇都宮駅には22:23に到着。
最長片道切符のルートは宇都宮から先も引き続き宇都宮線(東北本線)を北上していきますが、この日の行程はここで終了となります。

次回に続きます。
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。