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【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅42 佐伯→都城 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、まだまだ続きます。

最長片道切符の妄想旅22日目は、前夜遅くに到着した日豊本線佐伯駅からスタート。引き続き、日豊本線を宮崎方面へと南下していきます。
まずこの日最初の乗車列車は、佐伯6:18発の延岡行き普通列車。
こう書いただけでは少々朝の出発が早めな程度でこれまでの一日の乗り継ぎのスタートと変わりませんが、実はこの列車、佐伯から先延岡までの区間を通し運転する唯一の下り普通列車なのです。
大分県と宮崎県の県境のいわゆる「宗太郎峠」と呼ばれる峠を越える区間である佐伯ー延岡間では、この区間を直通する普通列車が下り1本、上り2本しかなく、特に青春18きっぷユーザーにとってここは「宗太郎越え」と呼ばれる最難関区間となっています。
もっとも、佐伯ー延岡間を走る列車自体の本数がこれだけというわけではなく、「にちりん」などの特急がそれなりの本数運転されているので、この両駅間を移動することそのものはそれほど不便というわけでもなく、また18きっぷの利用は想定していないこの妄想旅ではあえて早朝の希少な普通列車に乗らずに特急で楽に移動してもよいのですが、せっかくなら妄想旅とは言え「宗太郎越え」の普通列車で旅する経験をしてみようと、佐伯に深夜到着・早朝出発する行程を組んだわけです。
その佐伯6:18発の延岡行は、普通列車にも関わらず特急型電車787系の4両編成で運転され、駅の案内でも乗車券だけで利用できる旨案内があるようです。
そしてこの列車では原則として4両編成の先頭の1号車のみが利用でき、その他の車両には乗車できませんが、この1号車はグリーン席と普通席の合造となっており、別途自由席グリーン券さえ購入すれば(車内で車掌から購入するシステムのようです)ぐ隣席も利用できる(青春18きっぷでも)乗り得な列車です。
佐伯駅を発車した列車は、まだ夜が明けきっていない峠道を走っていきます。
「宗太郎越え」の俗称の由来でもある峠の秘境駅宗太郎には6:54に到着。この列車に使用されている787系の改造車である観光列車「36+3」がこの宗太郎越えの区間を走行する際には、宗太郎駅に下車する時間も設けられているようですが、たった1本しかない貴重な下り普通列車でこの駅に降り立ってしまうわけにもいかないので、おとなしく車内から駅の様子を眺めるにとどめます。
そしていろいろと異例ずくめの佐伯発延岡行普通列車は、7:26に終着延岡駅に到着。特急型車両での贅沢な普通列車の旅が終わります。
延岡駅から乗り継ぐのは、8:04発の特急「ひゅうが9号」。車両は787系で、普通列車と特急列車で連続して同じ形式の車両に乗車するというのも何だか不思議な感覚です。
かつてのリニアモーターカー宮崎実験線の遺構を利用したメガソーラー施設や日向灘などを車窓に眺めながら進み、9:15に宮崎駅に到着。列車自体はこの先の宮崎空港駅までの運転ですが、ひとまずこの駅で下車します。
宮崎駅ではこの先の接続の都合もあり1時間半ほどの小休止をとり、10:49発の西都城行き普通列車に乗り継ぎます。
そして12:03に終着西都城の一つ手前の都城駅に到着。
この後も引き続き鹿児島方面へ向けて南下していきますが、続きはまた次回です。
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