SSブログ

【妄想旅】稚内発新大村行き 最長片道切符の旅47 博多→諫早 [その他鉄道ネタいろいろ]

こんにちは、gonanaです。
稚内駅から新大村駅への最長片道切符を使った乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も含めあと2回でゴールとなります。

最長片道切符の妄想旅、24日目にしてついに最終日は、前夜鹿児島本線で到着した博多駅からスタート。佐賀・長崎県内を「の」の字のように乗り進みゴールの新大村駅へと向かいます。
この日は、まず博多9:29発の九州新幹線「さくら543号」で九州新幹線では博多の次の駅となる新鳥栖駅まで向かいますが、座席に落ち着く間もないわずか13分であっという間に長崎本線との接続駅新鳥栖駅に到着します。
ここから乗り継ぐのは、10:00ちょうど発の特急「みどり15号・ハウステンボス15号」佐世保・ハウステンボス行。車両はJR九州最古参、JR全体でも「やくも」の381系に次ぐ最古参の(定期運用につく)特急型電車ですが、この「みどり・ハウステンボス」併結列車などではまだまだ活躍が見られそうです。
この「みどり15号・ハウステンボス15号」が始発の博多駅を出たのは、ここまで乗って来た「さくら543号」の博多発車の3分後の9:32。もし最長片道切符のルート上でなければわざわざ新鳥栖までの1駅間だけ新幹線を利用せずに素直に始発の博多から「みどり・ハウステンボス」に乗車するところですが、これも前夜に「みどり・ハウステンボス」の運転ルートの一部でもある鹿児島本線の原田ー博多間を前夜にすでに乗車してしまっているため再度乗車することが不可能なためです。
「みどり15号・ハウステンボス15号」は佐賀県の県庁所在地駅の佐賀駅を経て、10:26に江北駅に到着。同駅は長崎本線と佐世保線の接続駅ですが、最長片道切符のルートは引き続き長崎本線を諫早方面へと進むことになっています。そのため、佐世保線へ直通する「みどり・ハウステンボス」からはここで下車します。
ところで、「江北」とは聞きなれない駅名ですが、この駅の旧駅名は「肥前山口」で、この駅の所在する佐賀県江北町にちなんで西九州新幹線開業と同日の2022年9月23日に「江北」と改称したものです。
ただ、個人的には「肥前山口」の駅名はブルートレイン「さくら」「あかつき」の長崎発着編成と佐世保発着編成の分割併合駅、あるいは特急「かもめ」「みどり」の分割併合駅として小学生の頃から馴染んでいた駅名だけに、まだ同も違和感がぬぐえないのも事実です。
また同駅は改称の前日である9月22日までは最長片道切符の旅のゴールの駅となっていましたが、この座も同日を持って新大村駅へと引き継がれることになりました。
さて、この「江北」駅から乗車するのは、こちらも西九州新幹線開業とともに運転を開始した西九州エリアの新しいD&S列車(他社で言うところの観光列車)「ふたつ星4047」。
この列車は佐賀・長崎県内の在来線をぐるっと一周するような形で運転ルートが組まれており、午前中は佐世保線の武雄温泉駅を出発→江北→(長崎本線)諫早→(長崎本線)長崎。午後は長崎→(長崎本線)諫早→(大村線)早岐→(佐世保線)武雄温泉のルートで夕方に武雄温泉駅に戻ってくる運転形態になっています。
なお、この「ふたつ星4047」は、基本的に金・土・日・月曜と祝日を中心とした運転スケジュールが組まれていますが、妄想旅では乗車日と運転日がたまたま重なったという想定として話を進めます。

江北駅のホームで待っていると、武雄温泉方面から10:38に「ふたつ星4047」が到着。
車両は国鉄型気動車キハ40・47を改造したものですが、今の姿になる前は肥薩線のD&S列車「はやとの風」や「いさぶろうしんぺい」で活躍していた車両たちでした。
外観は真っ白な車体に金色の目立つ外装で、金色の装飾は「ゴールドミラーチタン」という材質のものでできているのだとか。もちろん例によって水戸岡鋭治氏のデザインによる車両です。
江北駅で進行方向を逆にし、ホームでの名産品などの物販などが行われた後の10:46に江北駅を発車し、諫早駅まで長崎本線を進んでいきます。
ここから先の長崎本線は、西九州新幹線開業によって一部区間の電化設備撤去や上下分離方式での運営への移行、そして特急「かもめ」全敗など、大きく姿を変えた路線でもあります。この区間の「ふたつ星4047」の旅はそうした変化を実感する旅ということにもなりそうです。
「ふたつ星4047」の車内にはベンチシートやカウンター席、ソファ席、ボックス席などいろいろなタイプの座席が並んでいるほか、2号車にはフリースペースのラウンジもあるなど豪華な内装が特徴で、車内を見て歩くだけでも時間を忘れてしまいそうになるのではないでしょうか。また途中の肥前浜・多良・小長井となどの駅ではまとまった時間停車し、物販などいろいろな催しが行われるようです。
そして何といってもこの区間の車窓の見どころは有明海景色。これはぜひ海のばっちり見える座席を予約したいところです。
そんなこんなで、車内も車窓も楽しみの多い「ふたつ星4047」はこのまま長崎、と言わず夕方の武雄温泉まで乗りつぶしたい魅力のある車両ですが、長崎駅まで行ってしまっては行き止まりで先へ進めなくなるので、12:25着の諫早駅で下車します。

次回、いよいよ妄想旅日記最終回になります。
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。