【妄想旅】阿波海南発佐古行 四国最長片道切符の旅03 [その他鉄道ネタいろいろ]
こんにちは、gonanaです。
阿波海南駅から佐古駅まで、四国を一筆書きの最長片道切符で一周する乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。
四国最長片道切符の妄想旅2日目は、前日夕方に到着した高知駅からスタート。
この日はまず、土讃線を窪川方面へと進みます。
乗車するのは、高知8:20発の特急「しまんと1号」。高松駅を出発し、高知駅を経由して土佐くろしお鉄道の中村駅まで4時間かけて走る、四国島内完結の列車としては一、二を争う長距離列車です。
高知駅を発車した「しまんと1号」は市街地を抜け、わずかな区間ながら海も眺めつつ、窪川・中村方面を目指していきます。
そして高知駅から1時間あまりの9:26に窪川駅に到着。最長片道切符の経路上はここで乗り換えとなるので下車しますが、「しまんと1号」は引き続き中村駅を目指して発車していきます。
窪川駅はJR四国土讃線の終点の駅ですが、線路はここで途切れることなく第三セクター鉄道の土佐くろしお鉄道中村線、さらにその先の同社宿毛線へとつながり、最終的に宿毛駅まで達します。
窪川駅で他に接続するJR四国の路線はないので、JRの路線としては一度窪川駅でルートが途切れますが、窪川駅から土佐くろしお鉄道で1駅先の若井駅から、JR四国の予土線が宇和島方面へと延びており、JRと連絡運輸を行っている土佐くろしお鉄道の窪川ー若井間を間に挟むことで四国島内の最長片道切符のルートを成立させることができます。
窪川駅では1時間少々の待ち時間の後、10:43発の予土線宇和島行き普通列車に乗り継ぎます。先ほども述べた通り予土線の起点駅は窪川駅の隣の若井駅ですが、列車はすべて若井駅から土佐くろしお鉄道線に乗り入れて窪川駅まで直通しており、これは国鉄時代から引き続き行われています。
予土線には定期の特急列車の運転はありませんが、同線を走る列車の中には俗に「予土線三兄弟」とも呼ばれる観光要素の高い車両も多く、乗車する普通列車もその「三兄弟」の一角である「鉄道ホビーとレイン」で運転されます。(検査日などを除く)
車両は四国でのみ運用されている気動車キハ32形を改造したものですが、車体はあの0系新幹線を模したものに改装されており、そのせいもあって「日本一遅い新幹線」とか「四国新幹線」などと呼ばれることもあるとか。
車内の座席はロングシート主体ながら、車端部の4席分だけは転換クロスシートが設置され、しかもこのクロスシートはかつて本物の0系新幹線で使用されていた転換クロスシートを転用したものとなっており、ここに座れば外観と合わせて懐かしの0系新幹線に乗った気分が味わえる(?)一角となっています。
また、「鉄道ホビーとレイン」の名にふさわしく車内には鉄道模型やおもちゃ、鉄道グッズなどの展示もあり、ワンマン運転用の運賃表示機にも、本来の予土線用の表示機の他に、1964年10月開業時点での東海道新幹線の駅名が書かれたダミーの表示機も取り付けられているようで、何とも遊び心にあふれた車両です。しかもこのような車両が、特別料金や乗車予約も不要の一般の普通列車として運転されるのですから驚きです。
そんな「鉄道ホビーとレイン」による普通列車宇和島行きは10:43に窪川駅を発車。
土佐くろしお鉄道中村線を1駅走った次の若井駅からJR予土線へと入っていきます。
「鉄道ホビーとレイン」での予土線の旅は、鉄道ファン的にはどうしても社内の展示品に目を奪われてしまいそうですが、トロッコ列車「しまんトロッコ」の運転にも象徴されるように道中随所で交差したり並行したりする四万十川の景観を眺めながらの普通列車の旅はきっと感動的なものでしょう。
そんな沿線風景を眺めているうちに13:26、宇和島駅の一つ手前の北宇和島駅に到着。
このまま宇和島駅まで乗ってしまっては同駅で行き止まりとなってしまうため、四国最長片道切符のルートでは、ここまで乗って来た予土線と松山方面へと向かう予讃線が分岐するここ北宇和島駅で予讃線に乗り換えることになっています。しかし、北宇和島駅に停車する予讃線普通列車の本数が少ないため、別途北宇和島ー宇和島間の往復運賃を支払って最長片道切符の経路外へ「飛び出す」ことにします。
そのため、窪川から乗った「鉄道ホビーとレイン」にそのまま終点まで乗り通し、13:29に宇和島駅に到着します。
この後は、予讃線を松山方面へと進んでいきますが、そのあたりはまた次回。
阿波海南駅から佐古駅まで、四国を一筆書きの最長片道切符で一周する乗り鉄旅の妄想旅日記、今回も続きます。
四国最長片道切符の妄想旅2日目は、前日夕方に到着した高知駅からスタート。
この日はまず、土讃線を窪川方面へと進みます。
乗車するのは、高知8:20発の特急「しまんと1号」。高松駅を出発し、高知駅を経由して土佐くろしお鉄道の中村駅まで4時間かけて走る、四国島内完結の列車としては一、二を争う長距離列車です。
高知駅を発車した「しまんと1号」は市街地を抜け、わずかな区間ながら海も眺めつつ、窪川・中村方面を目指していきます。
そして高知駅から1時間あまりの9:26に窪川駅に到着。最長片道切符の経路上はここで乗り換えとなるので下車しますが、「しまんと1号」は引き続き中村駅を目指して発車していきます。
窪川駅はJR四国土讃線の終点の駅ですが、線路はここで途切れることなく第三セクター鉄道の土佐くろしお鉄道中村線、さらにその先の同社宿毛線へとつながり、最終的に宿毛駅まで達します。
窪川駅で他に接続するJR四国の路線はないので、JRの路線としては一度窪川駅でルートが途切れますが、窪川駅から土佐くろしお鉄道で1駅先の若井駅から、JR四国の予土線が宇和島方面へと延びており、JRと連絡運輸を行っている土佐くろしお鉄道の窪川ー若井間を間に挟むことで四国島内の最長片道切符のルートを成立させることができます。
窪川駅では1時間少々の待ち時間の後、10:43発の予土線宇和島行き普通列車に乗り継ぎます。先ほども述べた通り予土線の起点駅は窪川駅の隣の若井駅ですが、列車はすべて若井駅から土佐くろしお鉄道線に乗り入れて窪川駅まで直通しており、これは国鉄時代から引き続き行われています。
予土線には定期の特急列車の運転はありませんが、同線を走る列車の中には俗に「予土線三兄弟」とも呼ばれる観光要素の高い車両も多く、乗車する普通列車もその「三兄弟」の一角である「鉄道ホビーとレイン」で運転されます。(検査日などを除く)
車両は四国でのみ運用されている気動車キハ32形を改造したものですが、車体はあの0系新幹線を模したものに改装されており、そのせいもあって「日本一遅い新幹線」とか「四国新幹線」などと呼ばれることもあるとか。
車内の座席はロングシート主体ながら、車端部の4席分だけは転換クロスシートが設置され、しかもこのクロスシートはかつて本物の0系新幹線で使用されていた転換クロスシートを転用したものとなっており、ここに座れば外観と合わせて懐かしの0系新幹線に乗った気分が味わえる(?)一角となっています。
また、「鉄道ホビーとレイン」の名にふさわしく車内には鉄道模型やおもちゃ、鉄道グッズなどの展示もあり、ワンマン運転用の運賃表示機にも、本来の予土線用の表示機の他に、1964年10月開業時点での東海道新幹線の駅名が書かれたダミーの表示機も取り付けられているようで、何とも遊び心にあふれた車両です。しかもこのような車両が、特別料金や乗車予約も不要の一般の普通列車として運転されるのですから驚きです。
そんな「鉄道ホビーとレイン」による普通列車宇和島行きは10:43に窪川駅を発車。
土佐くろしお鉄道中村線を1駅走った次の若井駅からJR予土線へと入っていきます。
「鉄道ホビーとレイン」での予土線の旅は、鉄道ファン的にはどうしても社内の展示品に目を奪われてしまいそうですが、トロッコ列車「しまんトロッコ」の運転にも象徴されるように道中随所で交差したり並行したりする四万十川の景観を眺めながらの普通列車の旅はきっと感動的なものでしょう。
そんな沿線風景を眺めているうちに13:26、宇和島駅の一つ手前の北宇和島駅に到着。
このまま宇和島駅まで乗ってしまっては同駅で行き止まりとなってしまうため、四国最長片道切符のルートでは、ここまで乗って来た予土線と松山方面へと向かう予讃線が分岐するここ北宇和島駅で予讃線に乗り換えることになっています。しかし、北宇和島駅に停車する予讃線普通列車の本数が少ないため、別途北宇和島ー宇和島間の往復運賃を支払って最長片道切符の経路外へ「飛び出す」ことにします。
そのため、窪川から乗った「鉄道ホビーとレイン」にそのまま終点まで乗り通し、13:29に宇和島駅に到着します。
この後は、予讃線を松山方面へと進んでいきますが、そのあたりはまた次回。