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あの頃「はやぶさ」はブルートレインでした [その他鉄道ネタいろいろ]

こんばんは、gonanaです。

本日のお題:「映画館で好きな映画を上映してあげる」と言われたらリクエストするタイトル

もともとあまり映画を見に行く習慣がないので、見た映画の本数もそう多くはないけれど、それでももう一度見たい映画や見逃したのでぜひ見たい映画、時代的にリアルタイムで見られなかった映画など、見たい映画はそれなりにあります。
そうした中で、できるならもう一回映画館で見たい映画を選ぶなら・・・
それは、1982年制作の中山節夫監督「ブルートレインひとり旅」という作品です。
過去、鉄道や列車が作品中に登場する映画はいくつもありますが、この作品の名前を知らないという方も多いかもしれません。
なぜなら、この作品が上映されたのは学校や公民館、市民会館などでの上映会が中心で、一般の映画館での上映実績はほとんどないそうです。私もこの映画を見たのは、住んでいる市の広報紙に上映会の告知が掲載されているのを母親が見つけて教えてくれたことがきっかけでした。
また、現在に至るまでビデオ化やDVD化もされていないそうなので、今となってはなかなか見る機会のない映画でもあります。

この映画のあらすじを簡単に記すと、主人公で鉄道好きの少年たけしは、いつも両親から勉強のできる兄貴と比べられる事に反発して、親に内緒で憧れの西鹿児島(現在の鹿児島中央)行き寝台特急「はやぶさ」に乗り込みます。車内では様々な事情を抱えて「はやぶさ」に乗っている他の子供や乗客などとの出会いを経験しながら西鹿児島へ向かいます。
一方、たけしが家出をしたことを知ったたけしの父親は、東海道新幹線とブルートレイン「あさかぜ」、さらに山陽新幹線を乗り継いで「はやぶさ」を追います。そして、「はやぶさ」が九州に上陸してしばらく走ったところで・・・というものです。

なぜ私がこの作品をもう一度見たいかといえば、映画自体のストーリーもさることながら、鉄道ファンでありブルートレインファンである私からすれば、作品全体を通して描かれている1980年代初頭頃のブルートレインの車内風景や鉄道風景をもう一度味わいたいからです。
作品中には個室A寝台車オロネ25や食堂車オシ24の車内の映像なども登場し、また「はやぶさ」のたどる沿線各所で出会う国鉄車両たちもふんだんに登場するなど、「はやぶさ」だけでなく1980年代初頭の国鉄列車の貴重な映像資料としてもかなり価値のあるものだと思います。
また、たけしの乗った「はやぶさ」を追うために、新幹線と「あさかぜ」を名古屋で乗り継ぎ、さらに広島で「あさかぜ」から新幹線に乗り継いで博多で「はやぶさ」に追いつくという、まるで十津川警部シリーズのトラベルミステリーに出てきそうな展開も、子供を主人公に据えた映画としてはなかなか面白いです。
この作品が制作された直後に映画を見た時にはそんなことは知りませんでしたが、実はこの映画は昭和50年代中頃のブルートレインブームを受けて、国鉄本体はもちろん当時の国鉄に存在した各労働組合の協力も得て撮影が行われたということです。そのため、電気機関車の運転台でのシーンや通常ではなかなか許可の下りないアングルでの撮影が行われたシーンもあり、それがより当時の鉄道の記録映画としての価値を高めているといえるでしょう。

先ほども書いたとおり、この作品はビデオ・DVD化がされていないので、今では見る機会もなかなかありませんが、何度も書いたとおり1980年代のブルートレインや国鉄列車の映像記録としても大変価値のある作品なので、どこかの鉄道系の博物館などでの上映やDVD化などをぜひしてほしいですし、本格的な映画館の大きなスクリーンでの上映会もぜひしてほしいものです。
そして、視覚障害者の鉄道ファンとしては、その際にはぜひUDキャスト(スマートフォンなどを使って音声ガイドを聴きながら映画などを楽しめるシステム)への対応もお願いしたいところです。

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